開校以来120年を超える歴史をもつ伝統校として有名な両国高等学校附属中学校。
今回は、両国高等学校附属中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
両国高等学校附属中学校の特徴
名称 | 両国高等学校附属中学校 |
旧名称 | 東京府第三中學校 |
所在地 | 東京都墨田区江東橋一丁目7番地14号 |
最寄り駅 | JR「錦糸町駅」より 徒歩約5分 |
設立 | 1901年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 芥川龍之介(小説家)堀辰雄(小説家) |
学校の教育目標について
自律自修の精神に基づき、真理と正義を愛し、広く深い教養を身に付け、心身ともに健康で明朗な生徒を育成する。
・自ら考え、学ぶ生徒
「自ら考え、学ぶ」態度を身に付け、未来を切り拓く意欲と行動力のある生徒。
・高い志と使命感をもった生徒
豊かな教養を身に付け、社会に貢献する高い志と使命感をもち、責任を果たす生徒。
・健康で、明朗な生徒
健やかな心と体をもち、互いに尊重し他を思いやる心と秩序を重んじる生徒。
両国高等学校附属中学校の基本方針について
・自律自修の態度の育成
全ての教育活動において、一人ひとりの生徒に自らを厳しく律し自ら進んで学ぶ態度を身に付けさせる。
・6年間一貫した教育
広く深い教養、知性を身に付けさせ、将来社会の様々な場面、分野において信頼されるリーダーを育成するために6年間の指導内容の系統化を図る。
・教科指導の充実
学習の基礎・基本を徹底して定着させ、応用力を育成し、高い学力を身に付けさせる。そのために、習熟の程度に応じた学習、少人数指導やティームティーチングを実施するとともに、中学校と高等学校の指導内容の接続と重複について工夫し、中学校段階から発展的内容を取り入れ、効率化を図る。また、放課後及び土曜日や長期休業を利用し、講習・補習等を積極的に展開する。
・世界的視野の育成
広い視野、高い視点、多元的な見方を身に付け、社会に貢献する志と使命感を育成するために、体験的学習、調査・研究、実習等を積極的に取り入れる。
・健全育成教育
自他の生命を尊び、豊かな心を育むとともに心身を鍛え体力を向上し、健康で安全な生活を送る能力と態度を育成する。
・情報公開と地域との連携
学校公開や学校説明会等により正確な情報の発信を行う。また、体験的学習や外部評価においては、保護者や地域社会及び同窓会との連携と協力を求める。
引用:https://www.metro.ed.jp/ryogoku-h/our_school/education.html
両国高等学校附属中学校の偏差値レベル
両国高等学校附属中学校の偏差値 | |
両国高等学校附属中学校 | 64 |
偏差値が近い学校 | |
東京都立武蔵高等学校附属中学校 | 65 |
東京都立桜修館中等教育学校 | 63 |
学校の偏差値レベルを他の学校を例に挙げながら比較し、難易度を説明してください。
両国高等学校附属中学校の入試対策
・適性検査Ⅰ
文章の内容を的確に読み取ったり、自分の考えを論理的かつ適切に表現したりする力が検査されます。
問題構成は、大問を1問とし、小問3問。
文章を読み、読み取った内容をまとめたり説明したりするような問題、与えられた課題について、読み取ったことを踏まえて自分の考えを400字以上440字以内でまとめ、文章で表現するような問題が出題されます。
一般的な国語の読解対策に加え、作文対策が必要となります。
・適性検査Ⅱ
資料から情報を読み取り、課題に対して思考・判断する力、論理的に考察・処理する力、的確に表現する力が検査されます。
問題構成は、大問を3問とし、小問6問。
日常の事象を題材とし、数量の関係について思考・判断する力、言葉・数などを用いて論理的に考え表現する力、問題解決の過程や結果を数理的に考察・処理する力、 交通手段を題材とし、資料を多面的・多角的に捉え、資料相互の関連性を分析し、考えたこ とや選択・判断したことを表現する力、まさつを題材とし、実験の結果を基に考察する力、的確に表現する力がみられる問題が出題されます。
算数、理科、社会の知識が総合的に必要になります。
・適性検査Ⅲ
課題に対して数理的・幾何的な分析を行い、総合的に考察し判断・解決する力が検査されます。
問題構成は、大問を2問とし、小問6問。
蕎麦屋の手伝いを題材として、数理的に予測する力、条件を踏まえて正しく計算する力、論理的に整理する力をみる問題や、パーティーの企画を題材として、数理的に処理する力、与えられた情報から、当てはまるような場合を考える力、条件を整理し、平面図形を正しく認識する力をみる問題が出題されます。主に算数的な知識が必要となります。
参考:https://www.metro.ed.jp/ryogoku-h/guide/test.html
両国高等学校附属中学校の入学後にかかる費用について
両国高等学校附属中学校の入学後にかかる費用の一覧です。年間で発生する費用を記載しています。
学則による納入金(年額) | 100,800円 |
積立金、制服・制定品など(年額) | 329,550円 |
引用:https://www.nichinoken.co.jp/np5/schoolinfo/sw/exam.php?shl_code=W03
両国高等学校附属中学校の良い口コミと悪い口コミ
良い口コミ
まずは、両国高等学校附属中学校の良い口コミを紹介いたします。
先生方がとても教育熱心です。生徒一人ひとりがしっかり理解できます。ただ、行き過ぎて宿題が少し多いですね(笑)
最寄りの駅は大きいので毎日人が多くて大変ですが、徒歩5分なのですぐです(^^♪
素晴らしい学校!!!!生徒の青春が詰まっている…
体育祭文化祭合唱コン宿泊、、行事も充実している!!ほんとに毎日たのしいのです。すてき
悪い口コミ
次に両国高等学校附属中学校の悪い口コミを紹介いたします。
・授業スピードは人によっては早いと感じるひとがいたり英語だけやけに力を入れてるせいか英語が出来なければすぐに成績が終わります。しかも英語のテストに関しては記憶問題だったりと直接英語力がつく勉強はしてくれません。自分で勉強する自信がないならはやいとこ塾に入りましょう。
・授業に関してはとても熱心です。ただ他の学校もそうかと思いますが、先生の指導力に差があり、下手な先生の授業はわからない上に課題が多く、質問しても自分で考えてなど言われたりします。
教育に熱心で良い部分が、逆に進度や理解度の部分で取り残されてしまうという口コミも見られました。教育に力を入れており、入学される生徒さんも優秀な方が多いので、中学入学後の以降の目標設定が大切になる学校です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7582/o=4/#reviewlist
まとめ
今回は両国高等学校附属中学校についてのご紹介となりましたがいかがでしたでしょうか。都立一貫校でもトップレベルの進学校であり、その教育方針から学習環境まで高いレベルで整っている学校です。偏差値が高く、人気校ではありますが目指すだけの価値がある学校なので、ぜひ対策を頑張って挑戦してみてください。