中央大学の附属校として設立され、「質実剛健」の学風と自由な校風で知られる中央大学附属中学校。
今回は、中央大学附属中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
中央大学附属中学校の特徴
名称 | 中央大学附属中学校 |
所在地 | 〒184-8575 東京都小金井市貫井北町3-22-1 |
最寄り駅 | JR中央線「武蔵小金井駅」(北口)6番バス停から 京王バス「中大循環」にて約6分「中大附属高校」下車 西武新宿線「小平駅」(南口)から銀河鉄道バス 「小平国分寺線」にて約12分「中央大学附属中学・高等学校」下車 |
設立 | 1909年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | あり |
上履き | あり |
中央大学附属中学校は、「質実剛健」の学風と「明るく、強く、正しく」の校訓を基盤に、「自主・自治・自律」の教育理念を掲げています。自由と責任を重んじる校風のもと、生徒の主体性を尊重し、社会有為の人間育成を目指しています。
授業では体験型学習を重視し、フィールドワークを多く取り入れています。英語教育にも力を入れており、”Project in English”などの特色あるプログラムを実施しています。また、国際理解プログラムや高大連携による大学講座の先行履修など、多様な学習機会を提供しています。
充実した学校行事も特徴的で、オリエンテーション旅行、移動教室、修学旅行などの体験学習や、English Camp、台湾交流プログラムなどの国際交流プログラムを実施しています。また、中央大学との連携を活かした教育プログラムも特徴の1つです。
中央大学附属中学校は、生徒の主体性と国際性を重視し、体験を通じた学びを大切にしています。基礎学力の充実と探究的な学習の両立を図りつつ、中央大学との連携を活かした特色ある教育を展開しており、自由な校風のもと、生徒一人ひとりの個性と創造性を伸ばす環境が整っているといえるでしょう。
中央大学附属中学校の偏差値レベル
中央大学附属中学校の偏差値 | |
中央大学附属中学校 | 59 |
偏差値が近い学校 | |
白鴎高等学校附属中学校 | 59 |
平塚中等教育学校 | 59 |
中央大学附属中学校の偏差値は61程度で、東京都内の私立中学校の中でも比較的上位に位置する難関校です。入試では基礎学力に加えて思考力や応用力も問われるため、幅広い知識と柔軟な問題解決能力が求められます。合格を目指すには、日頃からの計画的な学習と時間配分を意識した解答練習が重要です。
中央大学附属中学校の入試対策
合格に必要な得点率はおおよそ7割前後が目安とされています。試験科目は、国語、算数、理科、社会の4教科であり、それぞれの科目で高い基礎力と応用力が求められます。
国語の傾向と対策について
長文読解力が鍵になります。物語文と説明文が出題され、登場人物の心情や文章の論理展開を正確に読み取る力が求められます。速読力とともに、語彙力と文法知識も強化が必要です。
算数の傾向と対策について
計算力が試され、計算ミスが合否に大きく影響します。特に、計算問題が多く出題されるため、スピードと正確さのバランスが重要です。また、問題を解く力とともに、応用問題に対する柔軟な思考力も求められます。
理科の傾向と対策について
幅広い分野からの出題があり、実験結果の考察や論理的な思考力が重要です。教科書レベルの基本的な知識に加え、資料やグラフの読み取りといった問題解決能力が求められます。
社会の傾向と対策について
歴史、地理、公民がバランスよく出題され、資料の読み取りや時事問題への対応力が重要です。特に、漢字指定の書き取りや正確な知識が問われるため、日常的にニュースをチェックすることも効果的です。
各教科の出題傾向を掴むため、早い段階から過去問を活用し、時間配分の練習を重ねることが重要です。また長文読解対策として、速読力をつけつつ、語彙を増やすことが求められます。理科や算数では、単純な知識だけでなく、応用力や柔軟な発想が重要となるため、演習問題で対策を行いましょう。
このほか詳細な入試情報については公式HPをチェックしておきましょう。
中央大学附属中学校の入学後にかかる費用について
入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式HPをご参照ください。
※2025年度入学生の学年費は未定のため、参考に2024年度の金額を掲載しています。
入学時費用
入学金 | 290,000円 |
学習用ICT端末(入学時) | 約86,000円 |
年間学費
年間学費(1年生) | 1,023,000円 |
年間学費(2年生) | 1,123,000円 |
年間学費(3年生) | 1,147,000円 |
制服・学校指定用品費ほか
副教材代 | 約37,000円 |
中附スタイル(男子) | 約100,000円 |
中附スタイル(女子) | 約120,000円 |
体育着(男女共通) | 約53,000円 |
学習用ICT端末(進級時) | 約43,000円 |
中央大学附属中学校の良い口コミと悪い口コミ
中央大学附属中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
先生も明るく面白い方が多く、生徒の個性を受け止めて下さる良い学校です。こちらからの相談にも親身に乗ってくださり、対応は良いです。
高校は自由になるのでその外見の派手さから誤解を受けることも多いのですが、優しく素直な子が多いと思います。やるべき事はきちんとやっている。そんなイメージです。あまりにもだらしない子だと、自主自立でやっていくのは大変になるかもしれませんが、高校に向けそういう部分をしっかりさせていってくれる中学だと思います。
学校全体に活気があり、教師と生徒の距離が近い。また、大学・高校と連携したカリキュラムがあるので、詰め込み型の勉強ではなく、社会人として有効な知識や人間力を養える環境がある。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
宿題が多めなので、自分を律しないとどんどん溜まっていってしまうので、その点は注意してください。
駅から遠いがスクールバスがない。路線バス利用だが近隣の大学附属校生徒も利用するため、特に朝の混雑が激しい。乗り合わせた利用者からうるさいと苦情がくる。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8162/
まとめ
いかがでしたでしょうか。中央大学附属中学校は、「質実剛健」の学風のもと、知育・徳育・体育のバランスの取れた教育を実践し、自主・自律の精神を育む環境づくりに力を入れている点が特徴的です。中高一貫教育を通じて基礎学力の充実を図りつつ、生徒の個性と創造性を伸ばす取り組みを行っています。充実した施設設備と自由な校風、そして中央大学との連携による高い進学実績を踏まえ、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。