「女性の自立と自活」を建学の精神に掲げ、130年以上の歴史を持つ共立女子中学高等学校。
今回は、共立女子中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
共立女子中学校の特徴

名称 | 共立女子中学校 |
旧名称 | 共立女子職業学校 |
所在地 | 〒101-8433 東京都千代田区一ツ橋2-2-1 |
最寄り駅 | 地下鉄半蔵門線・都営三田線・都営新宿線「神保町駅」小学館側出入口(A8)下車徒歩3分 地下鉄東西線「竹橋駅」下車徒歩5分 JR「水道橋駅」「御茶ノ水駅」徒歩15分 |
設立 | 1886年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 桂由美(ファッションデザイナー)、中原ひとみ(俳優)、土屋品子(衆議院議員)、三谷紬(アナウンサー)、松井雪子(漫画家・小説家) |
共立女子中学校は、「女性の自立と自活」という建学の精神と「誠実・勤勉・友愛」の校訓のもと、社会に貢献できる女性の育成を目指しています。特徴的な「4+2システム」を採用し、基礎力と実践力をバランスよく育成しています。
教育面では、セルフリーダーシップの育成に力を入れ、生徒の自己肯定感と自発性を重視しています。小笠原流礼法や実技系授業など、特色あるカリキュラムを展開し、グローバル教育にも注力しています。
進路指導では「針路プログラム」を通じて、将来を見据えたキャリア教育を実践しています。職場体験やキャリア講演会など、多様な学校行事を通じて、生徒の協調性や社会性を育んでいます。
1886年に設立された共立女子学園の一員として、長い歴史と伝統を持つ共立女子中学校は、実学教育のパイオニアとしての精神を受け継ぎ、現代社会に適応した女子教育を展開しています。自立心と社会貢献の意識を持つ女性の育成を目指し、充実した教育環境を提供しているといえるでしょう。
共立女子中学校の偏差値レベル

共立女子中学校の偏差値 | |
共立女子中学校 | 57 |
偏差値が近い学校 | |
実践女子学園中学校 | 57 |
品川女子学院中等部 | 63 |
共立女子中学校は、中堅からやや上位の難易度に位置する私立女子中学校であり、東京都内の女子校の中では比較的人気の高い学校の1つです。入学試験では基礎学力に加えて、応用力や思考力も問われます。合格を目指すには、基礎的な学習内容をしっかりと身につけた上で、論理的思考力や表現力を磨くことが重要です。
共立女子中学校の入試対策

共立女子中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式ページの入試情報をご参照ください。
入学試験の科目・点数配分・時間配分
試験形式 | 科目 | 配点 | 試験時間 |
2/1入試・2/2入試 | 国語 | 100点 | 45分 |
算数 | 100点 | 45分 | |
社会 | 50点 | 30分 | |
理科 | 50点 | 30分 | |
2/3午後入試 | 英語4技能テスト・合科型論述テスト | 100点 | 60分 |
算数 | 100点 | 45分 |
※日程や各項目は〜2025年の入試情報により作成
各科目の対策
国語の傾向と対策について
長文読解力を強化し、文章の構造を理解する練習が重要です。また、語彙力を増強し、漢字の読み書きにも注意を払いましょう。時間配分を意識した演習を重ねることで、効率的な解答力を身につけることができます。
算数の傾向と対策について
基本的な計算力の向上が重要です。特に図形問題が多く出題されるため、平面図形だけでなく立体図形の問題にも対応できるよう練習しましょう。反復練習を通じて計算力を磨き、文章題の解き方も習得することで、応用力を高めることができます。
社会の傾向と対策について
30分という限られた時間で50点満点の試験に対応するため、効率的な学習が求められます。基礎的な歴史、地理、公民の知識を確実に身につけ、時事問題にも目を向けることが大切です。
理科の傾向と対策について
30分で50点満点の試験となっています。地学、生物、物理、化学がバランスよく出題されますが、化学の問題が若干多い傾向があります。基本的な科学的知識を習得し、実験や観察に関する問題への対策も行いましょう。
英語4技能テスト・合科型論述テスト
2/3午後入試では、60分間で100点満点のテストが実施されます。英語4技能(読む、書く、聞く、話す)をバランスよく学習し、論述力も養う必要があります。
全体的な対策
過去問題を解くことで出題傾向を把握し、苦手分野を重点的に学習することが効果的です。また時間配分を意識した練習を重ねることで、試験本番での効率的な解答が可能になります。特に算数では図形問題に注力し、国語では長文読解と記述問題への対策を強化しましょう。
共立女子中学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は共立女子中学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
共立女子中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページ入試情報の募集要項をご参照ください。
年間費用
項目 | 金額 |
授業料 | 500,000円 |
施設設備維持費 | 220,000円 |
旅行代金(中1) | 60,000円 |
諸経費(中1) | 82,000円 |
後援会費 | 20,000円 |
合計 | 882,000円 |
※制服やその他の費用が別途かかる場合があります。
共立女子中学校の良い口コミと悪い口コミ

共立女子中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
とても楽しい学校です!部活も、勉強も頑張れるので、とてもいい学校だと思います。先生も優しい方が多くて、とても充実しています!
共立女子中学校は、勉強や学校生活のサポートがうざくないくらいに手厚く、生徒もいい人ばかりなので安心して学校生活を送ることができます。また、設備がとても充実していて、最善の環境で学習することができ、先生の質も基本的にとても良いです。
自習サポートセンターというところで自習ができ、いつでも質問することができます!図書館もうるさくする人はほとんどいなく、図書館専属の方がいて、落ち着けます。
楽しめるかは結構クラスによりますが、友達は最低限の常識があれば絶対できます!私は中3のクラスが最高で、毎日楽しく過ごせました。自分の個性を分かってくれて、それを尊重してくれる子ばかりで、、とても楽しかったです
充実した学習環境と友好的な雰囲気を活かし、積極的に学校生活を楽しむ生徒には非常に評価が高い印象でした。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
正直良くも悪くもと言う感じです!いいところを前面に出していますが、やはり裏面もありそれがいじめの黙認などです
良い学校だと思いますがほんの少し古くさい考えが目立つ所と定期考査前に出される課題が多いというところが個人的な不満ですね
別によくある自称進学校の女子校だが、逆に特徴がないため、満足ができない。
学校の方針や教員の対応に不満を感じる生徒もおり、個々の期待と現実のギャップに戸惑う声も見られました。
引用:http://minkou.jp/junior/school/review/7482/
まとめ
いかがでしたでしょうか。共立女子中学高等学校は、長い歴史と伝統に裏打ちされた教育理念のもと、「4つの力」を育成し、社会に貢献できる自立した女性の育成に力を入れています。リベラルアーツを重視したバランスの取れたカリキュラムと、きめ細やかな進路指導が特徴的です。将来を見据えた女子教育を求める方は、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。