品川翔英中学校は、東京都品川区に位置する中高一貫校です。また、小学校と幼稚園を校地に有する幼小中高一貫校でもあります。
今回は、品川翔英中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
品川翔英中学校の特徴

名称 | 品川翔英中学校 |
旧名称 | 小野学園女子中学校 |
所在地 | 〒140-0015 東京都品川区西大井1-6-13 |
最寄り駅 | JR横須賀線 品川駅より徒歩4分 |
設立 | 1932年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 三橋聡恵/元女子バレーボール選手 |
品川翔英中学校は、「自主」「創造」「貢献」の3つの校訓をもとに国際社会を生き抜くため自主的に行動する力、他人と協働しながら、新たな価値を創造し社会に貢献するよう尽力できる力の育成を目指しています。学校行事では研修旅行などを通じて卒業時に身につけて欲しい7つの力、「GP7」を身につけます。
品川翔英中学校のその他の特徴について
品川翔英中学校の特徴として、「クラス担当×メンター制度」「ルーブリック評価」などがあります。
「クラス担当×メンター制度」とは、 クラス担当とは別に生徒自らが指導教員を選べるメンター制度です。自ら選択することで日常の相談もしやすく、また、選択の際に自分自身を振り返ったり自己分析をしたりすることにつながるなど、自己理解を深める機会となっています。
「ルーブリック評価」とは、自主性・意欲・関心などのいわゆる非認知能力を見える化したものです。この評価表をもとに、自己理解と自己肯定感を高め、学びを愉しむ力を育みます。ルーブリック評価表を見ながら学ぶことで、生徒は自らの目標を定め、主体的に学ぶ力をつけていきます。
他にも、生成系AIを使った劇の制作や地域のゴミ拾いなど貢献学習も行っています。
品川翔英中学校の偏差値レベル

品川翔英中学校の偏差値 | |
品川翔英中学校 | 38 |
偏差値が近い学校 | |
武蔵野中学校 | 38 |
東京純心女子中学校 | 39 |
品川翔英中学校は難関校ではありませんが、しっかりとした基礎固めをベースに基本~標準レベルの問題を徹底することが大変重要です。
品川翔英中学校と同レベル程度の偏差値の学校には、武蔵野中学校や東京純心女子中学校などがあります。
品川翔英中学校の入試対策

入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
(以下、第1回4科選択型入試参照)
国語の傾向と対策について
試験時間は50分の100点満点で、例年大問4題にて構成されています。
知識問題の漢字や熟語は毎日取り組む習慣をつけて完答を目指しましょう。
長文読解問題は、記号選択や抜き出しなどが出題されますが、「あてはまらないもの」や「全て選び」など細かい指示を見落としてケアレスミスをしないように日頃から過去問や問題集などを使って、問題に慣れておく必要があります。
算数の傾向と対策について
試験時間は50分の100点満点で、例年大問5題にて構成されています。
前半の計算問題は、四則演算となるためケアレスミスなどをしないよう心がけながら確実に点に繋げましょう。
小問集合では、各分野からバランスよく出題されるため、日頃からまんべんなく学習しておく必要があります。
図形と速さの融合問題や平均に関する問題は頻出なので、日頃から過去問や問題集などを使って、しっかりと対策しておきましょう。
理科の傾向と対策について
試験時間は60分(社会を含む)の50点満点で、例年大問4題にて構成されています。
生物・化学・地学・物理の各分野からまんべんなく出題されます。問題のレベルとしては基礎的なものが多いです。天体、人や植物のつくり、水溶液は頻出単元ですので、日頃から過去問や問題集などを使って、時間配分を気にしながらしっかりと対策しておきましょう。
社会の傾向と対策について
試験時間は60分(理科を含む)の50点満点で、例年大問3題にて構成されています。
歴史・政治経済・地理の各分野からまんべんなく出題されます。問題のレベルとしては基礎的なものが多いです。解答形式は語句記入と記号選択が大半ですが、語句記入は文字数や漢字など指定されている問題もあるため、見落としには注意しましょう。
日頃から過去問や資料集などを使って、写真やグラフにも目を通しておきましょう。
品川翔英中学校の入学後にかかる費用について

品川翔英中学校の入学後にかかる費用についてご説明いたします。
月額 | 年額 | |
授業料 | 38,000円 | 456,000円 |
維持費 | 10,000円 | 120,000円 |
PTA会費 | 1,500円 | 18,000円 |
後援会費 | 1,500円 | 18,000円 |
研修旅行積立金(1~3年) | 6,000円 | 72,000円 |
預り金*1 | 9,000円 | 108,000円 |
*1:預り金とは、教材や行事、課外活動にかかる費用について一定額お預かりし、余った場合には次年度に繰り越し、中学校卒業時に返金するというものです。不足した場合には、追加徴収となる場合があります。
※詳しくは公式ホームページをご覧ください。
品川翔英中学校の良い口コミと悪い口コミ

品川翔英中学校の口コミをご紹介します。
良い口コミ
放課後支援センターでしっかり勉強できる
長期休みは講座や自習時間があり役に立つ
学年担任制により生徒は複数の担任と関わることで、相談し易い環境作りをしている。2021年度からはさらにメンター制度も導入予定。
勉強だけでなく、部活にバイトに、充実した学校生活が送れる学校。
ガツガツ勉強して早慶国立を目指すよりも、GMARCHを目標にして狙うには、十分な環境と将来が期待できるポジションにいる学校。
悪い口コミ
ロコミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
先生が2024年3月に大量に辞められてしまったので、今年度は先生方も大変そうです。また改革の途中だからか色々と変更点が出てきて、若干ついていけてません。早く落ち着ききちんとした環境で過ごさせてほしいです。
スタディサプリでの学習なのでおいて行かれる子は置いて行かれますが、放課後学習室がありOB等が来て教えてくれます
全体的に塾に通われている子が多いイメージです
2021年度から放課後学習支援センターが開設予定(現在プレ開校中)個別指導塾のスクールTOMASのスタッフが常駐して質問型の個別指導を提供してくれるが、うちの子は説明がわかりづらいとの評。忙しい教師のオフロードの役割も期待されてそう。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7620/
まとめ
いかがだったでしょうか。品川翔英中学校は6年間の一貫した教育課程や学習環境の中で、多彩で豊かな教育内容の展開を通じて、個性や創造性の伸長を図ることができる、学びの深い学校と言えそうです。
受験を希望する際には、中高一貫校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。