都内の中学校のなかでも最先端の理数教育を提供する富士高等学校附属中学校。
今回は、富士高等学校附属中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
富士高等学校附属中学校の特徴

名称 | 東京都立富士高等学校・附属中学校 |
旧名称 | 東京府(都)立第五高等女学校 |
所在地 | 東京都中野区弥生町5‒21‒1 |
最寄り駅 | 東京メトロ丸ノ内線 中野富士見町駅から徒歩1分 |
設立 | 1919年 |
課程 | 全日制 |
出身有名人 | 井出洋介(プロ雀士)、大谷直人(最高裁判所長官)、大野恒太郎(検事総長)、椎野茂(アナウンサー)など※富士高等学校出身者を掲載 |
富士高等学校附属中学校は、「自主自立」「文武両道」の精神のもと、現在重要視されている理数教育や探究教育を中高一貫のプログラムとして体系的な教育を行っています。令和3年度から7年度までの5年間はSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の認定を受けており、最先端の理数教育を展開しています。
富士高等学校附属中学校のコースの特徴について
富士高等学校附属中学校では、確かな学力の向上を実現するとともに、先の見えない現在社会を乗り越えていくための論理的思考力や批判的思考力などを養うことを目的として、「富士未来学」という探究活動に重点を置いています。中高一貫校の特性を生かし、6年間を通してリベラルアーツ教育やSTEM人材の育成を行っており、広い視野と見識を身に着けることができます。令和3年度からSSHに指定され、理数教育の分野では最先端のカリキュラムが用意されていることも大きな特徴です。
富士高等学校附属中学校の偏差値レベル

富士高等学校附属中学校の偏差値 | |
富士高等学校附属中学校 | 60 |
偏差値が近い学校 | |
白鷗高等学校附属中学校 | 60 |
東京学芸大学附属世田谷中学校 | 60 |
富士高等学校附属中学校と似た偏差値の公立中学校には、白鷗高等学校附属中学校や東京学芸大学附属世田谷中学校などが挙げられます。いずれの中学校も偏差値は60と高めなため、相応の受験対策が必要になります。
富士高等学校附属中学校の入試対策

富士高等学校附属中学校の入試対策についてご説明いたします。
富士高等学校附属中学校の傾向と対策について
都立中学校の入試には様々な形式がありますが、富士高等学校附属中学校では一般枠での募集のみとなっています。各教科の学習の記録をもとに作成された「報告書」を3割、「適性検査(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)」を7割として計1000点満点で総合成績の順により、合格者を算出していきます。適性検査Ⅰ・Ⅱは共同作成問題で文章読解力や論理的思考力を問う問題となっています。適性検査Ⅲは、富士高等学校附属中学校独自で作成された問題で、課題解決力や計算力、説明力が試されます。また、報告書は、5年生(要録)と6年生(12月末日時点)での各教科の評定を点数化して評価を行います。
富士高等学校附属中学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は富士高等学校附属中学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
富士高等学校附属中学校の入学後にかかる費用について

富士高等学校附属中学校の入学後にかかる費用についてご説明します。
受験料(入学考査料) 2,200円
都立中学校のため授業料は無償ですが、制服や教材費、語学研修費(希望者)は自己負担となります。
富士高等学校附属中学校の良い口コミと悪い口コミ

・富士高等学校附属中学校の口コミについてご紹介します。
良い口コミ
はじめに良い口コミについてご紹介します。
思いやりや礼儀がある生徒が多く先生方も熱心に指導してくださいます。素敵な人間関係を築くことができます。施設も整っており過ごしやすいです。給食もメニューの種類が豊富で美味しいです。(白玉がよく出ます。)
真面目で、勉強も頑張る、人間性も良いバランスの良い子が多い学校だと思います。先生方もできる子だけを中心にせず、できない子が出ないように、かなり手厚くフォローして下さいます。
生徒の自主性が高く、自由な雰囲気。教師の方々も熱心です。課題の量が多いので慣れるまでに時間がかかりましたが、友達同士で助け合って乗り切っているようです。
悪い口コミ
続いて悪い口コミをご紹介します。口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
施設はやや古めだが広さ的には十分だとは思う。しかし、校則や教師はあまり良くない。お気に入りの生徒、嫌いな生徒を作る教師や意味がわからない校則を作る教師、それに反発する生徒を普段からみんなの前でキレまくったりしたりと、生徒からしたら不満が多い。最初からあった校則なら良いが、いきなりでしかも特に大きな事件とかあったわけでもない。入学はオススメしない。先生によっては中学3年間地獄をみることになる
思ったより良い学校ではなかった。富士未来学というものが本当によく分からない。何か学べていることがあるのだろうか。富士未来学の授業をやるくらいなら自習や補習が欲しい。課題もだいぶ多い。自由度もなく課題も多くて楽しい学校生活、青春という感じではないかも。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/7759/
まとめ
いかがでしたでしょうか。富士高等学校附属中学校は都立中学校のなかでも理数教育に力を入れており、これからの社会が求める人材の育成に力を入れています。また中高一貫校という特徴を生かして、6年間を通した探究活動にも力を入れており、海外との探究活動における交流会にも積極的に参加しています。語学力の向上も期待できる教育カリキュラムを提供していると言えるでしょう。教育環境や進路指導については良好であるという口コミが多い印象でした。志望校選定の一助となれば幸いです。