創立から実に140年もの歴史をもつ、伝統ある日本学園中学校。
今回は、日本学園中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
日本学園中学校の特徴

名称 | 日本学園中学校・高等学校 |
旧名称 | 東京英語学校、尋常中学私立日本中学校、日本中学校 |
所在地 | 東京都世田谷区松原2-7-34 |
最寄り駅 | 京王線 京王井の頭線明大前駅から徒歩5分、東急世田谷線 下高井戸駅から徒歩10分、小田急線 豪徳寺駅から徒歩15分 |
設立 | 1885年 |
課程 | 全日制 |
共学・別学 | 男子校(※2026年から共学化予定) |
出身有名人 | 吉田茂(内閣総理大臣)、横山大観(画家)、小川琢治(理学者/湯川秀樹の父)、山口貴之(プロサッカー選手)など |
日本学園は、明治時代の教育者である杉浦重剛先生によって設立され、当時は、いまの東京大学への進学をめざす若者のための予備校として全国各地から未来の担い手が集っており、その系譜は今日でも受け継がれています。杉浦先生の「社会の一隅を照らす人間になれ」という教えのもと、立身出世を目的とするのではなく、ひろく社会を牽引し、活躍のできる人間形成の育成をめざして、現在でも独自の教育が行われています。
また、2026年度からは明治大学と提携し、附属化に伴って様々な改革や校舎の改装が進められています。
日本学園中学校のその他の特徴について
2003年より開始した日本学園オリジナルプログラムである「創発学」は、“自ら選んだ場で活躍し、豊かな人生を歩むために”というフレーズのもと、フィールドワーク、プレゼンテーション、キャリアエデュケーションの3つからなる徹底したキャリア教育によって、社会に必要とされる人材の育成を目指しています。また、日本学園中学校には「にちがく信条」という独自のルールが存在し、「第1項・心ととからだの安全を守る」「第2項・知を涵養し学力をつくる」「第3項・個の力を高め自主・創造の実践力を高める」という3つの柱のもと、すべての生徒が充実した学園生活を送ることができるような基盤が整えられています。他にも、オーストラリアホームステイやフィリピン語学研修など、グローバル教育にも力を注いでいます。
日本学園中学校の偏差値レベル

日本学園中学校の偏差値 | |
日本学園中学校 | 54 |
偏差値が近い学校 | |
成城中学校 | 56 |
目黒日本大学中学校 | 58 |
日本学園中学校と似た偏差値の中学校には、成城中学校や目黒日本大学中学校などが挙げられます。いずれも中学受験においては低くない偏差値ですので、相応の対策が必要になります。
日本学園中学校の入試対策

日本学園中学校の入試対策についてご説明いたします。
日本学園中学校の傾向と対策について
日本学園中学校入試形式には、大きく分けて2教科型(国語、算数)と4教科型(国語、算数、理科、社会)があり、個々人に合った入試のスタイルを選択することができます。また、いずれの入試日程においても、理科・社会より国語・算数のほうが試験時間と配点が大きく、国語と算数を中心とした対策が必要です(理社は試験時間30分50点満点、国算は試験時間50分100点満点)。尚、日本学園中学校は明治大学との提携による付属化に伴って、入試制度の変更や難易度の変化が予想されます。日ごろから公式HPをチェックしておくことが望ましいです。
日本学園中学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は日本学園中学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
日本学園中学校の入学後にかかる費用について

日本学園中学校の入学後にかかる費用についてご説明いたします。
日本学園中学校の入学後にかかる費用
入学金 250,000円
授業料 588,000円
教育充実費 102,000円
旅行積立金 264,000円
生徒会費 13,000円
PTA会費 9,000円
同窓会費 3,600円
施設費 100,000円
学年経費 200,000円
※いずれも年額
日本学園中学校の良い口コミと悪い口コミ

日本学園中学校の口コミについてご紹介いたします。
良い口コミ
まずは日本学園中学校の良い口コミについてご紹介いたします。
1クラスの人数が少なく、先生方の目が行き届きてる感があります。勉強面では細かく進捗管理がされており、運動にも力を入れていてマラソン大会等毎年あります。
のびのびとしている人が多いイメージです。また、スポーツが好きな人はスポーツを、勉強が好きな人は勉強をと好きなことをしやすい環境です。
悪い口コミ
次に、日本学園中学校の悪い口コミについてご紹介いたします。
口コミを見て参考にすることは大事ですが、信用しすぎることはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際に自分の目で見て感じることが大切です。
とりあえず新校舎よりも治安といじめを改善してください。先生方はもっと生徒に寄り添ってください。また、これからこの学校を目指そうとしている子は覚悟を持って入学したほうがいいと思います。
古い学校なので、とにかくすべてが古いです。プレハブのような教室もあります。
歴史がある反面、すこし古い感じのものも多い。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7681/
まとめ
いかがでしたでしょうか。日本学園中学校は明治時代より続く伝統を重んじるだけでなく、現代に合わせた革新的な取り組みが行われています。2026年度からスタートする付属化とそれにかかわる新たな取り組みにも期待です。実際にさらにレベルが上がるのではないかという声も多いようです。また、日本学園中学校は少数精鋭で先生の面倒見も良いと、総じてとても評価の高い声が多かったです。志望校選定の参考になれば幸いです。