全国でもトップクラスの偏差値を誇る早稲田中学校。内部進学で50%の生徒が早稲田大学へ進学します。今回は、早稲田中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。志望校選定の参考にしてみてください。
早稲田中学校の特徴
名称 | 早稲田中学校 |
所在地 | 〒162-8654 東京都新宿区馬場下町62 |
最寄り駅 | ・東京メトロ東西線 早稲田駅より徒歩1分・東京メトロ副都心線 西早稲田駅より徒歩15分・東京さくらトラム 早稲田駅から徒歩10分 |
設立 | 1895年 |
課程 | 全日制・完全一貫性 |
プール設置 | 有り |
上履き | 無し |
出身有名人 | 梅宮辰夫(俳優)福澤朗(アナウンサー)本髙克樹(アイドル(ジャニーズJr.))サトウハチロー(作家) |
「誠」「個性」「有為の人材」の3つを教訓に、国家社会に貢献し得る、健康で民主的な人材の育成を目指します。生徒の進路や適性に合った指導ができるよう、文系・理系の分割など教育課程に特別な配慮がなされています。
早稲田中学校の偏差値レベル
早稲田中学校の偏差値 | |
早稲田中学校 | 68 |
偏差値が近い学校 | |
麻布中学校 | 68 |
鷗友学園女子中学校 | 68 |
早稲田中学校の偏差値は全国の中でもトップクラスの部類です。入学試験では難問が多く出題されるため、抜け漏れなく基礎を固め、早期から過去問対策に取り組む必要があります。
早稲田中学校の入試対策
早稲田中学校の入試問題は国語(60点満点)・算数(60点満点)・社会(40点満点)・理科(40点満点)の合計200点満点で構成されています。
国語の傾向と対策について
説明文と物語文が1題ずつ、大問2題の出題となっています。設問としては漢字・語彙・記号選択・記述問題が満遍なく出される形です。記述問題自体は50字〜60字程度であり、長い記述問題ではありません。一方で文章は難解な内容が出題されることがあるため、日々色々なジャンルの文章に触れておく必要があります。
算数の傾向と対策について
速さ・図形と点の移動・平面図形を中心に出題され、50%程が応用問題で構成されます。これらの単元については、応用問題の対策ができるテキスト等を利用して対策することが必要になります。また、応用問題に時間をかけすぎて基礎問題を失点することが無いよう、問題難易度の見極めも必要です。
理科の傾向と対策について
大問4題で構成されていて、物理・化学・生物・地学から満遍なく出題されます。物理と化学は計算問題が多く出題されるため、過去問やテキストで計算問題の演習を重ねることが必要です。また、考察問題も必ず出題されるため、暗記だけでなく理解も必要になります。
社会の傾向と対策について
大問3〜4問が出題されます。地理・歴史・時事問題の出題が多く、他の中学校に比べると時事の対策に時間をかける必要があります。
早稲田中学校の入学後にかかる費用について
早稲田中学校の入学後にかかる費用についてご説明いたします。
授業料について
授業料(年額):444,000円
諸費について
諸費には、施設設備費などがあります。
施設設備費(年額):151,200円
上記以外の学則による納入金(年額):108,000円
その他(年額):98,000円
入学時にかかる費用について
入学手続時納入金:300,000円
※上記の他、林間学校参加費用等で25,000円程度が必要となります。
早稲田中学校の良い口コミと悪い口コミ
早稲田中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは良い口コミを紹介いたします。どの家庭からも「満足」といった文言が多く出ているような印象です。
・各学年の主任会にもよるとは思いますが、130回生である我が家は120%の満足度です。本当に入学できて良かった、親子で思っています。
基本的に生徒主体の学校なので、親の介入を嫌う校風ですが、その分主任達の指導力も高いです。また、変に規則でガチガチにすることもなく、主任達自身が自由な人間性の方が多く、とても安心です。
また難しい年頃の男子について心得ているようで、保護者としても主任型のお話はためになり勉強になることが多いです。
息子が毎日楽しく学校に通っている姿を見ると、本当に良い学校にご縁があって良かったと思います。
他の保護者の方と話していても、なにより子ども達自身がこの学校に誇りを持っているように感じます。
全体的にとても満足。息子は毎日学校が楽しいようだ。友達ともよくでかけている。勉強は宿題が多くて大変そうだが、しっかりこなせば外部の模試でも良い成績をとれる。説明会でも話があったが、家庭科には力を入れていて、離乳食から和食・洋食・中華など色々本格的に作るようで楽しみなようだ。春休みは大学に来ている留学生との英語講習を受講できたり、近くの大学の図書館を使えたり、大学の生協で本などを安く買える。系属校のメリットも十分ある。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
少しでも気を抜くと授業に置いていかれました。
授業の内容自体は良いと思いますが、教員の良し悪しはあります。
義務教育である中学の間は留年はありませんが、数学と英語で赤点にあたる点数を取ると補講があります。
補講の常連でしたが、後述の教員に対する恐怖が上回っていたので補講は最初の一回だけ行って後は全てサボりました。
伝統に甘えているようなところがあり、教員が新しいことに挑戦するあるいはさせるような校風ではない。教員には熱心さが感じられない。その分自由放任と言えるかもしれない。中高一貫なので生徒はのびのびしており、その点はよい。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7520/
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
早稲田中学校の情報はいかがでしたでしょうか。中高一貫を生かした6年間の手厚いフォローがある点や、早稲田大学への内部進学ができる点などが特徴です。
入試難易度は高いですが、そこを乗り越えて得られるメリットは非常に大きいのではないでしょうか。
こちらの記事が志望校選びの参考になれば幸いです。