学習面・部活動面両面のレベルが高く、高レベルで文武両道を実現する学校。今回は、早稲田実業中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
早稲田実業中学校の特徴
名称 | 早稲田大学系属早稲田実業学校中等部 |
旧名称 | 早稲田実業中学 |
所在地 | 〒185-8505 東京都国分寺市本町1-2-1 |
最寄り駅 | JR ・中央線・西武国分寺線・西武多摩湖線「国分寺駅」より徒歩7分 |
設立 | 1901年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 不明 |
出身有名人 | 日高光啓(歌手)、王貞治(元プロ野球選手)、テリー伊藤(テレビプロデューサー)、小室哲哉(ミュージシャン) |
ディプロマ・ポリシーという、卒業するまでに身につけるべき資質・能力の指標を掲げ、
「豊かな学識と表現力」・「次世代のタフなリーダー」・「伝統の継承」を3つの柱とする「SOJITSU PRIDE」を持った人材の育成を目指している本校は自由な校風で、探究活動や郊外教室、道徳教育や英語教育といった部分に力を入れている。
早稲田実業中学校の偏差値レベル
早稲田実業中学校の偏差値 | |
早稲田実業中学校 | 68 |
偏差値が近い学校 | |
海城中学校 | 68 |
筑波大学付属中学校 | 67 |
都内屈指の難関校であり、偏差値が近い学校には筑波大学付属中学校やお茶の水女子大学付属中学校、慶應義塾中学などがある。
早稲田実業中学校の入試対策
募集定員は例年男子が約70名、女子が40名である。科目は国算理社で倍率は3.6倍~3.9倍ほど。都内屈指の難関校であり、合否を分ける算数には注意が必要である。
・国語の傾向と対策について
早実中等部の国語は、試験時間60分で大問3題(100点満点)という形式で、論説文、小説、知識問題が出題されます。読解問題では7,000~8,000字の長文を扱うため速読力が求められ、具体例は速く、要点はしっかり読むなどのメリハリある読解が重要です。知識問題は熟語、慣用句、故事成語、敬語、文学作品など幅広く出題され、日々の地道な努力が必要です。
・算数の傾向と対策について
早実中等部の算数は、試験時間60分で大問5題(100点満点)という形式で、トップレベルの難易度を誇り、合否に大きく影響する科目です。特に計算問題や図形問題が難しく、速く正確な計算力が求められます。計算問題は複雑で時間がかかるため基礎から応用まで練習が必要です。図形問題では様々な性質の活用や連続した設問が多く、過去問演習を通じて形式に慣れることが重要です。
・理科の傾向と対策について
早実中等部の理科は、試験時間30分で大問3〜4題(50点満点)という形式です。一見難しい問題もありますが、問題文や設問にヒントが含まれており、標準的な知識で解くことが可能です。選択問題では細やかな知識が問われるため、教科書を繰り返し読み、基礎知識をしっかり定着させることが重要です。また、環境問題に関する出題も増えているため、麻布中学校や武蔵中学校の過去問を参考に対策しましょう。
・社会の傾向と対策について
早実中等部の社会は、試験時間30分で大問3題(50点満点)形式で、地理・歴史・公民から1題ずつ出題されます。長文問題を読み解き、リード文や設問、資料にあるヒントを自分の知識と結びつけることがポイントです。過去問演習で問題形式に慣れ、時事問題の対策も行いましょう。特に政治に関する話題や、富岡製糸場の世界遺産登録など最近のニュースに関連した問題がよく出題されるため、日頃からニュースに目を通すことが重要です。
早稲田実業中学校の入学後にかかる費用について
入学後にかかる費用は中等部からの新入生と内部進学生で大差はないものの年間の費用に差が出ており、新入生の方が若干多く、どちらも年130万円程度の費用が必要になります。
以下に早稲田実業中学校の費用を掲載いたします。参考までにご確認ください。
○学費
入学金 300,000
授業料 672,000
施設設備資金(経常的) 252,000
教育充実費 36,000
計 1,260,000
○諸会費
生徒会費 9,600
父母の会費 12,000
父母の会入会金 2,000
計 23,600
合計 1,283,600
引用元:https://www.wasedajg.ed.jp/about/expenses/
早稲田実業中学校の良い口コミと悪い口コミ
全体としては口コミのスコアは高く、学校に対して好印象を抱いている人が多い印象です。学習環境や部活、進学実績や校内施設といった部分への高評価が多く見られ文武両道を目指す生徒にはうってつけの学校であるといえます。
良い口コミ
「大学の附属校だけあって、学習レベルは非常に高い。また、文武両道で部活動も盛んです。学校の施設で宿白できる施設もあり、入学後にコミュニケーションを取りやすくもなっています。」
「勉強も部活も全力投球したい人には、とても良い学校です。先生もとても熱心に授業をしてくださいます。お蔭様で、子どもは青春しています。感謝!」
という口コミが見受けられました。
悪い口コミ
「授業がとにかく良くないです。先生が附属校だからか、ゆっくりのんびりしている印象をうけます。授業の質は平均的で、子供達を引き付ける授業を望みます。全員の先生が無理なら、一部の先生だけでもお願いしたいです。」
「校則が緩く、スマホの持ち込み禁止以外には特段ないため、自制できない方は生活がみだれてしまいます。」
といった内容の口コミが見受けられました。
これらの口コミを参考にするのは大切ですが、鵜呑みにするのは避けましょう。子どもに合った学校かどうかを見極めるためには、実際に学校行事や見学に足を運び、自分の目で確かめることが重要です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/8194/
まとめ
早稲田実業学校中等部は、1901年に早稲田大学の系属校として創立され、教育方針として「豊かな個性と高い学力を持ち、困難に負けない精神力を備えた人材」の育成を掲げており、授業では情報教育や外国人講師による英会話を取り入れ、知的好奇心と創造性を伸ばすための教育が行われています。また、中学3年生には卒業研究レポートの作成が課されるなど、多様な授業が展開されています。加えて、きれいな施設に積極的な部活動など文武両道で学生生活を豊かにしたい方には適している学校です。その反面、自由度の高い学校の為、自分の頭で考え、目的意識を持って学生生活に望むことが大切です。