グローバル人材育成に力を入れ、特色ある留学プログラムを提供する東京成徳大学中学校。
今回は、東京成徳大学中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
東京成徳大学中学校の特徴

名称 | 東京成徳大学中学校 |
旧名称 | 東京成徳中学校 |
所在地 | 〒114-8526 東京都北区豊島8-26-9 |
最寄り駅 | 地下鉄南北線「王子神谷駅」下車、2番出口より徒歩5分 JR線「東十条駅」下車、徒歩15分 王子駅より都バス4番乗り場「千住車庫前」行きに乗り「王子5丁目」下車、信号を渡って徒歩5分 |
設立 | 1926年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 伊藤華英(競泳選手)、吉田亜沙美(バスケットボール選手)、広瀬章人(棋士)、細木数子(占術家)、本田美奈子(歌手) |
東京成徳大学中学校は、「成徳の精神を持つグローバル人材育成」を教育理念に掲げる中高一貫校です。1926年に創立された歴史ある学園の一部として、2026年に創立100周年を迎える予定です。
「誰からも愛される人間になる」という「成徳の精神」を基盤に、創造性とチャレンジ精神を重視した人材育成を目指しています。特に、自律した学習者の育成に力を入れ、「未来・世界・自分」という3つの視点から教育を実践しています。
グローバル教育にも注力しており、セブ島語学研修やニュージーランド学期留学など、特色あるプログラムを提供しています。これらを通じて、実践的な語学力と国際感覚を養う機会を生徒に提供しています。
東京成徳大学中学校は、単なる進学実績や偏差値の向上ではなく、生徒一人一人の多様な可能性を見出し、それを最大限に伸ばすことを重視しています。実社会との接点を増やし、生徒たちが自分の可能性を探求できる環境を整えることで、グローバル社会で活躍できる人材の育成を目指しているといえるでしょう。
東京成徳大学中学校の偏差値レベル

東京成徳大学中学校の偏差値 | |
東京成徳大学中学校 | 44 |
偏差値が近い学校 | |
文教大学付属中学校 | 44 |
日本工業大学駒場中学校 | 46 |
東京成徳大学中学校は、中〜低クラスの偏差値の生徒を受け入れている学校です。入学後は、グローバル教育や探究型学習など、特色ある教育プログラムを通じて生徒の能力を伸ばすことに力を入れています。受験にあたっては、志望するコースに応じた学習準備が必要となるでしょう。
東京成徳大学中学校の入試対策

東京成徳大学中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式の募集要項をご参照ください。
入学試験の科目・点数配分・時間配分
試験種別 | 試験科目 | 配点 | 試験時間 |
一般選抜入試(2科目) | 国語、算数 | 各100点 | 各50分 |
一般選抜入試(4科目) | 国語、算数、社会、理科 | 国語・算数 各100点社会・理科 各60点 | 国語・算数 各50分社会・理科 各30分 |
特待選抜入試 | 国語、算数 | 各100点 | 各50分 |
Distinguished Learner 選抜入試 | 個人課題、グループワーク、プレゼン | 各12項目×5点(60点満点) | 合計160分(途中休憩あり) |
・一般選抜入試は2科目または4科目から選択可能で、4科目受験者は合計点に基づく2回の判定が行われます。
・特待選抜入試は成績に応じて特待Aまたは特待Bの認定が行われます。
・Distinguished Learner 選抜入試は、プレゼンテーションや課題に基づき総合的な評価を行います。
各科目の対策
国語の傾向と対策について
長文読解力の強化が重要です。文学的文章と説明的文章の両方に取り組み、幅広い読解力を養いましょう。また漢字や語彙力の向上にも努め、知識問題にも対応できる準備を進めることが必要です。
算数の傾向と対策について
基本的な計算力を磨くことが基礎となります。加えて図形問題や文章題に慣れる練習を重ね、応用問題にも取り組むことで、思考力を養うことが大切です。
社会の傾向と対策について(4科型のみ)
歴史、地理、公民の基礎知識をしっかりと身につけることが重要です。さらに時事問題にも注目し、社会の動きを理解する力を養いましょう。
理科の傾向と対策について(4科型のみ)
物理、化学、生物、地学の各分野における基本を押さえることが必要です。また実験や観察に関する問題にも対応できるよう、関連知識を深めておきましょう。
その他の対策について
東京成徳大学中学校では英語検定の結果を入試の加点対象としているため、英語力の向上も有効な対策になるでしょう。
東京成徳大学中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページをご参照ください。
中学1年間の学納金
入学時 | 1期(4月) | 2期(7月) | 3期(10月) | 4期(1月) | 合計 | |
入学金 | ¥250,000 | ¥250,000 | ||||
授業料 | ¥117,000 | ¥117,000 | ¥117,000 | ¥117,000 | ¥468,000 | |
施設費 | ¥98,000 | ¥98,000 | ||||
維持費 | ¥18,000 | ¥18,000 | ¥18,000 | ¥18,000 | ¥72,000 | |
合計 | ¥348,000 | ¥135,000 | ¥135,000 | ¥135,000 | ¥135,000 | ¥888,000 |
※その他諸経費:各年度の諸経費を4期で分割納入する必要あり
東京成徳大学中学校の良い口コミと悪い口コミ

東京成徳大学中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
中高一貫で人数もそこまで多くないので、先生方がよくみてくれています。普通な子が多く特に目立つ子もいない。
息子はこちらのサッカー部に所属していますが、毎日充実しているようでこちらの学校を選びとても良かったと思います。監督やコーチも息子達の成長のために熱心に指導されていて、よく面倒をみてくれています。
先生方がとても面白く熱意のある先生が大体でとても楽しい学校生活が送れます。この学校に来て後悔したことがないです。
全くいじめは聞いたことはありません。みんななかがいい感じです。
教師の熱心な指導や部活動の充実、いじめの少なさなど、学校生活の充実度を評価する声が目立ちました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
下の生徒に補修などあり、上の生徒は放ったらかし、週一に小テストがあり、それに落ちると放課後残され、部活にでれないことがある
大学受験のことを考えて、中高一貫に通うならばここではないほうが良い。前提として、中高一貫部には私立の指定校推薦はまともな学校が回ってくることがない。
進学実績や学習環境に対する不満、特に大学受験に向けた準備の不十分さを指摘する声が見られました。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7811/
まとめ
いかがでしたでしょうか。東京成徳大学中学校は、グローバル教育と人間力の育成に重点を置き、独自の留学プログラムや探究型学習を通じて、国際社会で活躍できる人材の育成に力を入れています。「成徳の精神」を基盤とした教育理念と、充実した学習環境を踏まえ、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。