「女子御三家」として”女子学院””雙葉”と並んで有名な桜蔭中学校。
今回は、桜蔭中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
桜蔭中学校の特徴
| 名称 | 桜蔭中学校 |
| 所在地 | 東京都文京区本郷一丁目5番25号 |
| 最寄り駅 | JR線「水道橋」駅から徒歩7分 |
| 設立 | 1924年 |
| 課程 | 全日制 |
| プール設置 | 有り |
| 上履き | 有り |
| 出身有名人 | 菊川怜（タレント）、猪口邦子（政治家）、篠原一（作家）など |
2024年に創立100年を迎えた伝統校である桜蔭中学校。創立の精神である「礼と学びの心」を「礼法」の授業で体現していることからもわかるとおり、勉学だけでなく知性や上品さも重んじてる歴史ある学校です。
女子御三家の中でも進学実績は群を抜いており、東大進学実績は過去三年間で毎年70名以上を誇っています。
在学生同士は高いレベルで切磋琢磨しつつ、各々の自主性を大切に、比較的のびのびと過ごしているようです。
桜蔭中学校の偏差値レベル
| 桜蔭中学校の偏差値 | |
| 桜蔭中学校 | 70 |
| 偏差値が近い学校 | |
| 女子学院中学校 | 69 |
| 雙葉中学校 | 67 |
桜蔭中学校は私立女子御三家のなかでもトップの偏差値となっています。女子御三家のなかでも優秀な進学実績を誇っていることも、そのレベルの高さを裏付けています。
桜蔭中学校の入試対策
4教科すべての科目でトップレベルの知識、問題処理能力が問われる入試です。
・算数の傾向と対策について
頻出の問題は、規則性・速さ・数の性質・立体図形。各分野を組み合わせた問題も出題されるため、どの分野もしっかり理解していることが求められます。
時間がかかる問題が多く、普段から時間を意識して解く練習が必要です。すべての問題に真正面からぶつかると解ききれずに失点するケースがありますので、部分点をもらえるように解けるところまで解き、時間が来たら次の問題へ、というような「思い切り」を本番で発揮できるように練習しましょう。
・国語の傾向と対策について
「論説文（または随筆）」と「小説」の大問2問構成が定番化しています。
いずれの問題も、一見大学入試かと思ってしまうほどの難易度で出題されることも多く、算数同様に時間配分を意識しなければ解ききることができません。
選択肢や抜き出しといった形式よりも、記述で解かせる問題がほとんど。配点比率も高く、ここを得点源としたいところです。しかしやはり高難易度であるため、高い水準での「速読スキル」「文章作成力」「語彙力」が求められます。
・理科の傾向と対策について
理科4分野（物理・科学・生物・地学）からまんべんなく出題される傾向で、いわゆる「ヤマを張る」ような対策はできません。
しかしながら、ここまで説明した算数・国語と比較すると標準的な問題が中心となっています。当然難易度の高い問題も出題されますが、基本を忠実に理解することで（算数・国語と比較して）解答までたどり着きやすいといえます。
・社会の傾向と対策について
桜蔭の社会で特筆すべきことは、制限時間（30分）に対して解かないといけない問題数が多いことです。また、問題文も長い傾向にあるため、国語で言及した「速読スキル」がここでも求められます。
出題範囲は広く、理科同様ヤマを張ることは事実上難しいでしょう。
中学受験における標準的な知識に加え、考察問題や一般常識などの出題実績もあり、机上の勉強以外の知識にもアンテナを張ることが求められます。
桜蔭中学校の入学後にかかる費用について
桜蔭中学校の入学後にかかる費用についてご説明いたします。
授業料について
・授業料（年額）：447,600円
諸費について
諸費には、施設費、教育充実費、PTA会費、制服代などがあります。
・施設費(年額） ：96,000円
・教育充実費(年額）：96,000円
・PTA会費(年額）：26,500円
・制服代：56,000円
入学時にかかる費用について
・入学手続時納入金：380,000円
その他、ICT機器購入・保守費用に約150,000円（6年間総額）、寄付金1口100,000円（2口以上）が発生します。
桜蔭中学校の良い口コミと悪い口コミ
桜蔭中学校は、主に保護者からの高い評価が口コミの内容に反映されていますので、その一部をご紹介します。
良い口コミ
まずは桜蔭中学校の良い口コミを紹介します。
計画的をたて、当たり前のように勉強に取り組み、結果を復習するなど大学受験にむけて必要なことを日常生活を通じて丁寧に教えてくださる学校だと感じます。また礼法を通じ、所作やマナーを学び、副教科では生きるために必要な力も養ってくれます。本当に素晴らしい学校です。
優秀な在校生に囲まれて切磋琢磨できる環境は、何ものにも代え難い。上を見て追いつこうと頑張る子、女子に見えない天井を押し付けない東大国医まで視野に入れるご家庭にぜひ勧めたい。
このように、勉学だけでなく人間力が養われるような口コミが多く見られました。
悪い口コミ
続いて桜蔭中学校の悪い口コミを紹介します。
外の者は一切遮断、と言う雰囲気があって、とても疲れました。教師も女性ばかりで、指示が細かく、ついていけなかったようです。中学で高校は他へ行きました。
良くも悪くも伝統校、変化は望まないし、する気もない。個人が自己研鑽によって進学実績を挙げている。
※口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用：https://www.minkou.jp/junior/school/7532/
まとめ
いかがでしたか？今回は女子御三家の一角を成す「桜蔭中学校」をご紹介しました。
女子御三家の中でもトップレベルの偏差値、進学実績となっており、入学を勝ち取るためには相応の努力が必要です。
一方、ハイレベルな生徒が集まることで自主性を大事にしたのびのびとした校風のなかで高いレベルで自由な6年間を送ることができそうです。
是非こちらの情報を志望校選びの参考にしてくださいね。
