キリスト教精神に基づく人間教育と充実した英語プログラムで知られる立教池袋中学校。
今回は、立教池袋中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
立教池袋中学校の特徴

名称 | 立教池袋中学校 |
旧名称 | 立教大学校 |
所在地 | 〒171-0021 東京都豊島区西池袋5-16-5 |
最寄り駅 | 池袋駅(西口)より徒歩10分(JR線、東京メトロ丸ノ内線・有楽町線・副都心線、西武池袋線、東武東上線) 要町駅(6番出口)より徒歩5分(東京メトロ有楽町・副都心線) 椎名町駅より徒歩10分(西武池袋線) 池袋二丁目より徒歩4分(関東バス・国際興業バス) |
設立 | 1874年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 無し |
出身有名人 | 横田真人(中距離走選手(ロンドン五輪代表))、三竿健斗(サッカー選手)、浮所飛貴(アイドル) |
立教池袋中学校は、1874年に創立された伝統校で、キリスト教に基づく人間教育を理念としています。自由と自立の精神を重んじる校風のもと、生徒の自主性を尊重し、互いに尊重し合う環境で人格形成を行います。
英語教育と国際交流に力を入れており、充実した留学プログラムや英語専用教室、ネイティブスピーカーによる授業など、グローバルな視野を育む機会を提供しています。また、ボランティア活動も積極的に推進し、社会貢献の精神を養っています。
施設面では、チャペルや充実した運動施設、70,000冊以上の蔵書を誇る図書館など、しっかりとした学習環境が整っています。部活動では複数の活動を兼部でき、文武両道の精神を育んでいます。
進路面では、多くの生徒が立教大学へ進学しますが、他大学進学希望者向けのクラスも設置されており、生徒の多様な進路希望に対応しています。自由な校風と充実した教育プログラムにより、生徒一人ひとりの個性と可能性を伸ばす環境が整っているといえるでしょう。
立教池袋中学校の偏差値レベル

立教池袋中学校の偏差値 | |
立教池袋中学校 | 63 |
偏差値が近い学校 | |
学習院中等科 | 63 |
明治大学付属中野中学校 | 62 |
立教池袋中学校は、偏差値60を超える高難度校に位置しており、東京都内の難関私立中学校の1つです。入試では基本から標準的な問題が多く出題されますが、問題量が多いため、スピードと正確性が求められます。また思考力を問う問題も含まれるため、幅広い知識と応用力が必要です。受験対策としては、基礎学力の充実に加えて、時間配分を意識した演習と、様々なタイプの問題に対応できる柔軟な思考力を養うことが重要になるでしょう。
立教池袋中学校の入試対策

立教池袋中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式ページの入試情報をご参照ください。
入学試験の科目・点数配分・時間配分
試験回 | 科目 | 配点 | 試験時間 |
第1回 | 国語 | 100点 | 50分 |
社会 | 50点 | 30分 | |
算数 | 100点 | 50分 | |
理科 | 50点 | 30分 | |
第2回 | 国語 | 100点 | 50分 |
算数 | 100点 | 50分 | |
自己アピール面接 | – | – |
各科目の対策
国語の傾向と対策について
読解力の向上が重要です。小説・物語文、随筆、説明文などの多様な文章に触れ、短時間で要点を把握する練習が必要です。また、語彙力の強化も欠かせません。特に、詩や短歌・俳句などの韻文にも慣れておくことが大切です。記述問題対策として、100字程度の文章を書く練習も行いましょう。
算数の傾向と対策について
基本的な計算力を磨くとともに、図形問題への対策が重要です。特に面積や体積を求める問題が頻出するため、これらの解法に慣れておく必要があります。また、設定の複雑な応用問題や特殊算にも対応できるよう、様々なタイプの問題に取り組むことが大切です。「グラフと二量の関係」に関する問題も頻出するため、この分野の学習も欠かせません。
社会の傾向と対策について(第1回のみ)
基礎的な歴史、地理、公民の知識を確実に身につけることが重要です。特に、時事問題や身近な社会現象に関する出題も予想されるため、日頃からニュースに触れる習慣をつけましょう。
理科の傾向と対策について(第1回のみ)
物理、化学、生物、地学の4分野からバランスよく学習することが大切です。特に、身近な現象を題材にした問題や、計算を伴う問題への対策が必要です。実験や観察に関する基本的な知識も押さえておきましょう。
全体的な傾向と対策について
過去問題を解くことで出題傾向を把握し、時間配分を意識した演習を重ねることが重要です。特に、立教池袋中学校の試験は時間に余裕がないため、効率的な解答技術を身につける必要があります。また、第2回入試では自己アピール面接があるため、自分の長所や学校の特徴をよく理解し、適切に表現できるよう準備しておくことも大切です。
立教池袋中学校の受験を検討中の方へ
また、こうした対策は立教池袋中学校の受験指導に強い講師に教えてもらうことが、最大の近道です。詳しくはこちらをご覧ください。
立教池袋中学校の入学後にかかる費用について

入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページの入試要項をご参照ください。
初年度学費
項目 | 入学手続時 | Ⅰ期(4月) | Ⅱ期(9月) | Ⅲ期(1月) | 年間合計(円) |
入学金 | 300,000 | – | – | – | 300,000 |
授業料 | – | 260,000 | 208,000 | 156,000 | 624,000 |
維持資金 | 100,000 | 57,500 | 126,000 | 94,000 | 378,000 |
学友会費 | – | 12,500 | 10,000 | 7,500 | 30,000 |
PTA会費 | – | 12,500 | 10,000 | 7,500 | 30,000 |
合計 | 400,000 | 342,500 | 354,000 | 265,500 | 1,362,000 |
任意の寄付金
項目 | 金額(円) |
教育充実資金(1口) | 100,000 |
立教池袋中学校の良い口コミと悪い口コミ

立教池袋中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
小学校からの内部進学という事もあり、一貫教育で伸び伸び成長を続けさせていただいています。親と学校とのコミュニケーションもとても取りやすく、きめ細かい対応をしていただけています。親子共満足しています。
子どもが、毎日「楽しい」と言って、学校に通っており、また「とても良い友人ができた」とも言っているので、親も安心して通わせています。生徒間の揉め事や、問題行動などの話もほとんど聞いた事がありません。
(校則について)無駄な厳しさがなく自主性を大事にしてくれます。自由だけど校則を破る生徒もあまりいないようです。
専用アプリで学習管理ができるので親も助かります。先生方も優しく熱心で男子生徒を扱うのが慣れている印象です。
自由な校風と充実した教育環境を活かし、生徒の自主性を尊重しながら成長を促す学校として、保護者からの評価が高い印象でした。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
きちんと対応してくれる先生もいますが、なんでも喧嘩両成敗的な解決をして再発させるような先生もいるので。中学生でもまだ幼い考え方の子にはきちんと指導しないとだめだと思います。
女子がいなくてとても飢えてる
(治安について)朝とても早い時に酔っ払っている人とか吐いた後や、時々動物の死骸を見ることも多々あります、なのであまり良いとは言えません。
男子校ならではの課題や、内部生と外部生の差、また周辺環境に関する懸念など、一部の生徒や保護者にとっては気になる点もあるようです。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7801/
まとめ
いかがでしたでしょうか。立教池袋中学校は、キリスト教精神に基づく人間教育と充実した国際プログラムを通じて、グローバル社会で活躍できる人材の育成に力を入れている点が特徴的です。自由な校風と高度な英語教育、さらに多彩な留学機会を提供する教育内容を踏まえ、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。