少人数で習熟度に応じた指導を行い、合格実績を向上させている中学校。
今回は、立正大学付属立正中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
立正大学付属立正中学校の特徴
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名称 | 立正大学付属立正中学校 |
旧名称 | 立正大学中等部 |
所在地 | 〒143-8557 東京都大田区西馬込1-5-1 |
最寄り駅 | 都営浅草線「西馬込駅」西口下車徒歩5分 |
設立 | 1872年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り |
出身有名人 | 山藤章二(イラストレーター)、シバター(YouTuber) |
対話を通じて「学力の個性」を把握し、それぞれの性格を考慮して個別に対応する指導で学力を伸ばすことが特徴です。基礎をしっかり固めたうえで、応用力や実践力を段階的に養っていくことを重視しており、このプロセスの中で、私たちは「学力の個性」を見極めることに重点を置いています。
得意な科目や苦手な分野、学習の進度や伸びるきっかけ、つまずくポイントは生徒ごとに異なります。そのため、学力を伸ばす方法も生徒の数だけ多様です。一人ひとりに丁寧な指導が行き届く環境を整え、面談などの対話を重ねながら、生徒の個性に合った学習方法を共に考えていくことが、立正の進学指導方針です。
以下に立正大学付属立正中学校の進学指導やプログラムについて記載します。
立正大学付属立正中学校の特徴について
進学指導について
中学1年生の段階では全員が共通のカリキュラムでクラスを編成しますが、中学2年生からは生徒の希望と各種テストの成績に基づいて「特別進学クラス」が編成されます。また、中学から入学した生徒は一部の教科で先取り授業を行っており、高校からの入学生との学習進度を調整するため、高校1年生では別クラスで授業を受けます。高校2年生以降は、特進・進学クラスともに文系・理系に分かれ、希望する進路に応じた学習を進めます。
特殊なプログラム R-Programについて
毎朝20分間のショートホームルームと年数回のロングホームルームの時間を活用し、Research(調べる)、Read(読み取る)、Report(表現する)の3つのスキルを伸ばすR-プログラムを実施しています。このプログラムで最も重視しているのは「継続性」です。短期間の体験に留めず、1年・3年・6年という期間を通じて定期的に取り組むことで、これらのスキルを着実に身につけていきます。
立正大学付属立正中学校の偏差値レベル
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立正大学付属立正中学校の偏差値 | |
立正大学付属立正中学校 | 41 |
偏差値が近い学校 | |
八雲学園中学校 | 41 |
目白研心中学校 | 41 |
偏差値は40強となっており、同偏差値帯には八雲学園中学校や目白研心中学校などがあげられます。
立正大学付属立正中学校の入試対策
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・全体的にバランスよく出題されるので基礎的な部分の定着が最も重要となってきます。
算数の傾向と対策について
数量分野では、特に割合と比、数の性質、規則性、場合の数に重点を置きましょう。図形分野では、平面図形の角度や面積、立体図形の体積や表面積を求める問題が頻出しているため、しっかり対策が必要です。また、特殊算も多様な分野から出題されるので、基本をしっかりと身につけておきましょう。
国語の傾向と対策について
読解力を高めるための読書に取り組む際は、指示語が何を指しているのか、段落や場面の構成、登場人物の性格や心情の変化に注意して読むことが大切です。読めない漢字や意味がわからない言葉はすぐに調べ、漢字力を向上させましょう。
理科の傾向と対策について
各分野からバランスよく出題されており、試験時間は問題量に適しているため、時間内に解き終え見直しも可能です。「物質」や「エネルギー」の分野では計算問題が頻出するので、注意が必要です。
社会の傾向と対策について
基礎的な問題が多いため、まずは基礎固めを徹底しましょう。また、時事問題が必ず出題されるので、新聞やテレビのニュースを確認し、国内外の政治や経済の動き、世界の情勢についてまとめておくと効果的です。
立正大学付属立正中学校の入学後にかかる費用について
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・年間で120万円前後の費用が必要となります。入学金や授業料、施設利用料が主な支払い項目となります。また中高一貫校になりますので、6年間のトータルした費用を考慮する必要があります。
費用について
初年度納入金合計(参考): 1,129,486円
入学手続時納入金: 491,986円(内訳:入学金 250,000円)
授業料(年額): 447,000円
施設設備費(年額): 165,000円
その他の学則による納入金(年額): 241,986円
その他(年額): 25,500円
※ 初年度納入金合計は参考値であり、追加費用が必要な場合があります。
※ 入学手続時に施設費などの一部を納入する場合もあります。
※ 「その他」は、積立金や制服・制定品の費用を指します。
立正大学付属立正中学校の良い口コミと悪い口コミ
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・学校の施設に対する評価が非常に高いです。
良い口コミ
「とにかく綺麗です!間違いない!!行学ホールをはじめ、蔵書多数をメディアセンターや自習室・ランチルーム・コンピューター室などいろいろあります。スポーツ施設では校庭は広く、人工芝。365日OKな温水プールもあります。又、ゴルフ練習場、テニスコートがある等、私立ならではと感じることができます。」
「僕にとってこの学校は足りないものが全くないです。校庭は人工芝でプールは室内にあります。図書館は実際、町にある図書館みたいで本は5万冊もあるそうです。」
「施設はいいです。毎日清掃員さんが掃除してくれています、トイレもきれいです」
「数学と英語では中1の最初の定期試験以降、習熟度別クラスで授業を受けます。なのでできるクラスはどんどん先に進んで難しい内容まで扱ってもらえます。逆に苦手な人のクラスはゆっくり進めてもらえます。」
悪い口コミ
「まぁ、100点中20点でしょうかね…部活が豊富だったり生徒はノリがいい人が多いです!それに団結力もあるしイベント事は皆で協力出来ていていいと思います…これが20点です!それ以外の80点は失礼ですが先生に当たり外れが多すぎます!当たりの先生は優しく差別などもしないのですが…外れの先生は理不尽に怒ったりストレス発散で我々を怒ってくるように思います…。」
「頭髪に対して厳しすぎます…耳にかかるだけでダメなどは厳しいです!ツーブロックがダメというのも意味がわかりません!柄の悪い人に絡まれないようにと言っていますが髪型だけでならないし…長いからや短いからで身だしなみは決まらないと思います、代議委員などで意見を集めても適当にあしらわれるのが良くない。」
このような意見が寄せられていました。このような口コミを参考にすることは大切ですが、それだけに頼るのは避けるべきです。口コミは他人の意見や経験に基づいており、必ずしも自分のお子様に当てはまるとは限りません。実際のところ、学校との相性や雰囲気を確かめるためには、口コミだけでは不十分です。そこで、実際に足を運んで「学校行事を見に行く」や「学校見学に行く」ことが重要になります。
これらの活動を通して、子どもがその学校でどのように感じるか、自分の目で確かめることができます。教師や生徒の様子、授業の進め方、学校全体の雰囲気などを直接観察することで、より正確な判断ができるようになります。また、子ども自身が学校を訪れることで、自分がその環境に馴染めそうかどうかを感じ取ることができるでしょう。
結局のところ、学校選びは親の直感と子どもの感覚が最も大切です。口コミは一つの参考情報として活用しつつ、実際の体験を重視する姿勢が、最適な学校選びにつながると言えるでしょう。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7628/
まとめ
充実した施設で、のびのびとした学びを得ることができる学校です。学習能力に応じた柔軟なクラス編成や「調べる」「読み取る」「表現する」などの力をつけることを目的とした【R-Program】の実施などで生徒の考える力を養っているなど魅力的な学校です。入試対策としては、基礎的な問題を確実に解答できることがとても重要になってきます。基礎学力の理解を中心とした対策が大切な学校と言えるでしょう。