主にSTEAM教育とグローバル教育に力を入れている芝浦工業付属中学校
今回は、芝浦工業大学附属中学校の校風、偏差値レベル、入試情報、入学後にかかる費用などを詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
芝浦工業大学附属中学校の特徴

名称 | 芝浦工業大学附属中学校 |
旧名称 | 東京鐵道中学 |
所在地 | 〒135-8139 東京都江東区豊洲6-2-7 |
最寄り駅 | 東京メトロ有楽町線「豊洲駅」より徒歩7分 |
設立 | 1921年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 無し |
出身有名人 | 岡田将生(俳優)鈴木雅之(歌手) |
芝浦工業大学附属中学校の基本方針は「授業第一主義」です。学習は「教わる」ものではなく「自ら学び進める」ものとし、中学3年間の時間割に「SD(自立学習)」の授業を取り組み「今、自分にとって何を学習すべきか(何をすべきか)」を考え、計画する時間を設けています。
芝浦工業大学附属中学校のその他の特徴について
SHIBAURA研究というカリキュラムを設け、最終目標を「IT・GCでの学びを駆使して理工系の知識で社会課題を解決する」こととしています。中間発表会やPBLを実施する中で、社会や多くの大人たちと接点をもっていきます。中学3年生の2学期には、この2年間で学んだ一人ひとりの知識・技術・思考法・表現方法・ITリテラシーなどの総力を結集して、2月に実施される探究DAY(発表会)に向けて、チームごとに設定した課題を解決するために生徒らは自走していきます。
芝浦工業大学附属中学校の偏差値レベル

芝浦工業大学附属中学校の偏差値 | |
芝浦工業大学附属中学校 | 64 |
偏差値が近い学校 | |
三田国際学園中学校 | 64 |
巣鴨中学校 | 64 |
偏差値の近い学校には、三田国際学園中学校と巣鴨中学校が挙げられます。
芝浦工業大学附属中学校の入試対策

・入試対策としては全体的にどの科目も基本レベルの問題は多く、一般入試に社会はなく、国語・算数・理科での受験となります。各科目ともリスニング問題があるのが特徴です。
国語の傾向と対策について
国語は試験時間60分、配点120点で、大問は6つです。大問1にはリスニングの問題が出題されます。それ以外は、読解文複数と知識問題です。国語で出題される文章はそこまで難解なものはありません。文章の文字数はそこまでボリュームが多いわけではありませんし、ひねっていない問題が多いです。
芝浦工業大学附属中学校の読解で特徴的なのは詩・短歌・俳句といった韻文の出題です。韻文の大問では、想像力と創造力を問うような記述の問題が出題されます。
全体として、記述・選択・穴埋めなどバラエティに富んだ出題です。
算数の傾向と対策について
算数は試験時間60分、配点120点で大問は5つです。大問1にはリスニングが出題されます。大問2と3は小問集合で、大問4、5が単元別の出題となっています。つまり、大問2つ分の小問集合が出題されるため、基本レベルの問題の占める割合が大きいです。頻出単元は立体図形・平面図形・四則計算などです。図形は作図の問題も出題されます。
理科の傾向と対策について
理科は試験時間50分、配点100点で大問は8つです。大問が多く小問も30問もありますが、問題自体は知識を問う内容が多く、計算が出ても手間がかかる問題は少ない傾向にあります。そのため、時間内に解くことは十分可能です。大問1はリスニングとなっています。全体として、さまざまな単元における基礎を確認するような内容です
芝浦工業大学附属中学校の入学後にかかる費用について

・芝浦工業大学附属中学校の入学後かかる費用についてご説明いたします。
初年度年額合計 1,303,480円
入学金 280.000円
授業料 553,000円
施設設備費 264,000円
スポーツ振興センター掛金 480円
学年費 170,000円
父母の会入会金 5,000円
父母の会会費 18,000円
同窓会費 3,000円
生徒会入会金 3,000円
生徒会費 8,000円
※授業料・施設設備費は4期に分け、第2期分を7月、3期分を10月、4期分を1月に納入していただきます。
※上記の学費および諸経費は在学中に消費税率等の経済的変動により変更になることがあります。
※学年日は、学年により金額が異なります。
※上記費用には法令に基づき消費税を課していません。
芝浦工業大学附属中学校の良い口コミと悪い口コミ

良い口コミ
まずは芝浦工業大学附属中学校の良い口コミを紹介します。
理工系の子供にはとても良い学校。大変満足しています。男女の仲も良く、共学化は成功だったと思います。特徴のある授業も多く、自分が通いたかったと思える良い学校です。電技研や、技工研、鉄研など文科系の部活が充実しているのが大きな特徴で、そういうのが好きな子には良いと思います。一方、スポーツ系は人数も少ないです
保護者の3分の1が役員になりたい!と立候補するほど(役員の負担もそこまで多くない)、子ども・親ともに学校愛が強いです。博士課程をもつ先生方もおり、他校にはない専門的な知識が学べます。理系好きにはたまらない学校ですし、入学してからさらに理系が好きになります。施設はとにかく綺麗です。図書館は理数系好きにはたまらないラインナップで、『はたらく細胞』などのコミックも置いてあります。体育館も充分すぎるほど広く、校庭は芝生です。
悪い口コミ
次に芝浦工業大学附属中学校の悪い口コミを紹介します。
生徒や学校設備はとても良いが中身カラッポのカリキュラムと先生にもよるけど、生徒に寄り添うのは見たことがないマニュアル人間が多い。でも面白い先生もいる。斬新なカリキュラムが多く説明会で興味を引かれたが、実際はプラモデルのように組み立てるだけで、そのカリキュラムでやった内容や原理をあまり教われなかった。表面的には魅力的だが、入学してみると形だけで中身がない。先生も生徒へ一方的に押し付けるだけで、寄り添ってると感じたことは1度もない。
無駄に厳しい校則がある。携帯は駅から降りたら電源を切ることになっているが、社会科見学では、一人で現地に向かうので、途中トラブルがあっても連絡出来ない。使うと没収。電技研は思っていたものと全く違った。文化祭で見た感じではなく、幽霊部員が多い。活動も大してしていない。
非常に残念。
このような意見が寄せられていました。このような口コミを参考にすることは大切ですが、それだけに頼るのは避けるべきです。口コミは他人の意見や経験に基づいており、必ずしも自分のお子様に当てはまるとは限りません。実際のところ、学校との相性や雰囲気を確かめるためには、口コミだけでは不十分です。そこで、実際に足を運んで「学校行事を見に行く」や「学校見学に行く」ことが重要になります。
これらの活動を通して、子どもがその学校でどのように感じるか、自分の目で確かめることができます。教師や生徒の様子、授業の進め方、学校全体の雰囲気などを直接観察することで、より正確な判断ができるようになるとともに、子ども自身が学校を訪れることで、自分がその環境に馴染めそうかどうかを感じ取ることができるでしょう。
結局のところ、学校選びは親の直感と子どもの感覚が最も大切です。口コミは1つの参考情報として活用しつつ、実際の体験を重視する姿勢が、最適な学校選びにつながると言えるでしょう。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7863/
まとめ
設備や施設の評判も良く、理工系分野で活躍できる人材の育成を目指している学校です。様々な取り組みから理系以外の教科も含めて関わることもできる環境があります。芝浦工業大学との連携も年々強化していて、最先端のものづくりに携われるのも魅力の1つです。またキャリア教育にも注力していて、大学見学会や研究室見学会、大学の先取り授業などを通して生徒が進路や職業について考える機会もある学校と言えます。