高い進学実績と充実したグローバル教育プログラムで、西日本屈指の難関校として知られる西大和学園中学校。
今回は、西大和学園中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
西大和学園中学校の特徴
| 名称 | 西大和学園中学校 |
| 所在地 | 〒636-0082 奈良県河合町薬井295 |
| 最寄り駅 | 近鉄田原本線「大輪田駅」より徒歩8分 ＪＲ大和路線「王寺駅」近鉄生駒線「王寺駅」近鉄田原本線「新王寺駅」のいずれかより徒歩18分/バス5分 近鉄大阪線「五位堂駅」よりバス20分 |
| 設立 | 1988年 |
| 課程 | 全日制 |
| プール設置 | 無し |
| 上履き | 有り |
| 出身有名人 | 丸山穂高(衆議院議員) 、田野瀬太道(衆議院議員)、網秀一郎(アナウンサー) |
西大和学園中学校は、「探究・誠実・気迫」の校訓のもと、グローバルリーダーの育成を目指す進学校です。「国づくりは人づくり 人づくりは教育」という教育理念に基づき、磨かれた「知」と豊かな人間性を備えた人材の育成に取り組んでいます。
特徴的な教育プログラムとして、アメリカでのホームステイや中国への海外探究旅行、ハーバード大学でのリーダー養成プログラムなど、国際性を重視した取り組みが挙げられます。また、中学2年生からのキャリア教育や、企業と連携した実践的な学習機会の提供など、将来を見据えた教育も行っています
留学プログラムも充実しており、中学3年生を対象とした約10週間の留学や、1年間の長期留学プログラムを実施しています。これらのプログラムを通じて、生徒の英語力向上やコミュニケーション能力の育成、国際的な視野の拡大を図っています。
西大和学園中学校は、グローバル社会で活躍できるリーダーの育成を目指し、国際性と学力の両立を図る特色ある教育を展開しています。生徒の知的好奇心を刺激し、将来のビジョンを持たせることに注力しており、世界を舞台に活躍する人材の育成に力を入れているといえるでしょう。
西大和学園中学校の偏差値レベル
| 西大和学園中学校の偏差値 | |
|---|---|
| 西大和学園中学校 | 70 |
| 偏差値が近い学校 | |
| 甲陽学院中学校 | 69 |
| 洛南高等学校附属中学校 | 71 |
西大和学園中学校は偏差値70という非常に高い水準にあり、西日本では洛南高等学校附属中学校などに匹敵する高い偏差値を誇ります。合格には高度な学力と応用力が求められ、大手進学塾やハイレベルな個別指導塾での対策が一般的です。全国でもトップクラスの学力を持つ生徒が集まる、極めて難関な学校といえるでしょう。
西大和学園中学校の入試対策
西大和学園中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式の入試情報をご参照ください。
学力試験の点数配分
西大和学園中学校の入試では、4教科の試験が行われます。
国語：150点（60分）
算数：150点（60分）
理科：100点（40分）
社会：100点（40分）
合計500点満点となります。
※3科受験は、国語・算数・理科の合計の5/4倍が総合点となります。
2024年度入試の結果から、以下のような得点率が合格の目安とされています。
合格最低点：男子 66%、女子 71%
合格者平均点：男子 72%、女子 73%
各科目の対策
算数の傾向と対策について
解くべき問題とそうでない問題を見極める力が求められます。出題範囲には難易度の高い平面図形や場合の数、立体図形が含まれます。過去問を活用して出題傾向を把握することが重要です。
国語の傾向と対策について
選択問題が多く、文章量も豊富です。段落整序の問題も出題されるため、素早く正確に文章を読み解く力を養う必要があります。
理科の傾向と対策について
計算問題が多く、時間配分に気をつけることが重要です。また、特に物理や化学の分野では難易度が高めの問題が出題される傾向にあります。確実に解ける問題から得点を積み重ねる戦略が効果的です。
社会の傾向と対策について
具体的な対策情報は限られているものの、幅広い知識と時事問題に対する対応力が求められます。
西大和学園中学校の入試は非常に難易度が高く、各科目でハイレベルな問題が出題されます。過去問演習を通じて学校の出題傾向を把握し、時間配分を意識しながら確実に得点できる問題から解いていく戦略が重要です。また日頃から幅広い知識を身につけ、応用力を養う学習が求められます。
西大和学園中学校の入学後にかかる費用について
・入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページをご参照ください。
入学金
| 入学金 | 200,000（円） |
年間費用
| 項目 | 1年生 (円) | 2年生 (円) | 3年生 (円) | 総計 (円) |
| 授業料 | 576,000 | 576,000 | 576,000 | 1,728,000 |
| 教育充実費 | 120,000 | 120,000 | 120,000 | 360,000 |
| 施設充実費 | 60,000 | 60,000 | 60,000 | 180,000 |
| 生徒会費 | 7,200 | 7,200 | 7,200 | 21,600 |
| 育友会費 | 12,000 | 12,000 | 12,000 | 36,000 |
| 卒業アルバム代 | – | – | 8,500 | 8,500 |
| 旅行積立金 | 360,000 | 360,000 | 300,000 | 1,020,000 |
| 個人預り金 | 60,000 | 60,000 | 60,000 | 180,000 |
| ICT教育関連経費 | – | – | 60,000 | 60,000 |
| 合計 | 1,195,200 | 1,195,200 | 1,203,700 | 3,594,100 |
寮生の年間費用
| 項目 | 1年生 (円) | 2年生 (円) | 3年生 (円) | 総計 (円) |
| 基本合計 | 1,195,200 | 1,195,200 | 1,203,700 | 3,594,100 |
| 寮費 | 1,020,000 | 1,020,000 | 1,020,000 | 3,060,000 |
| 寮生活費預り金 | 240,000 | 240,000 | 240,000 | 720,000 |
| 寮生合計 | 2,455,200 | 2,455,200 | 2,463,700 | 7,374,100 |
西大和学園中学校の良い口コミと悪い口コミ
西大和学園中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
入学後に担任の先生から細かく電話をいただいて、安心出来ました。他とは違う刺激の多い貴重な体験をたくさん用意してもらえています。色んなことに挙手して参加することが恥ずかしいと思わない環境と、宿題は嫌いだけど、授業はすごく楽しいこともあり、よい学校だと思えます。
次世代リーダーの育成をあげているだけあり、生徒の自覚・自立を促し成長を見守る感じでよいです。学習もフォロー体制があり本人次第ですが頑張れば付いていけると思います。
質問会や、放課後に希望者は学校内での提携の塾を受けています。成績別のクラス分けもあり、授業は上手だそうです。
週3の中で、結果を出している部活もあって楽しそうです。高校生とするので刺激もあり、仲良くなれています。
生徒の自主性を重視しつつ、充実した学習環境と刺激的な体験機会を提供しており、意欲的な生徒にとっては非常に魅力的な学校であるという評価が目立ちました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
図書館の蔵書はさほど多くない。私立に対してのイメージを高く持ちすぎていた。
制カバンとリュックで荷物が多すぎるけど、制カバン廃止で生徒が動いているらしいです。鞄、靴、コートは自由になるといいなと思います。
小テストは毎朝あり、悪ければ補習があります。
学習面での負担や設備面での期待とのギャップ、校則の一部に対する不満など、高い学力を維持するための厳しさや、私立校としての設備面での課題を指摘する声も見られました。
引用：https://www.minkou.jp/junior/school/review/13468/
まとめ
いかがでしたでしょうか。西大和学園中学校は、グローバルリーダーの育成を目指し、高度な学力と国際性を兼ね備えた教育を提供している点が特徴的です。充実した留学プログラムや先進的なキャリア教育など、世界を舞台に活躍する人材の育成に力を入れる校風を踏まえ、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。
