建長寺とのつながりが深く、自然豊かな鎌倉に校舎を構える鎌倉学園。
神奈川県内でも高い大学進学実績をほこる有数の男子校です。
今日はそんな鎌倉学園についてまとめます。
鎌倉学園中学校の特徴
名称 | 鎌倉学園中学校 |
---|---|
所在地 | 神奈川県鎌倉市山ノ内110番地 |
最寄り駅 | 北鎌倉駅 |
設立 | 1921年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 無し |
出身有名人 | 桑田佳祐(ミュージシャン(サザンオールスターズ))一色伸幸(脚本家) |
鎌倉学園は人として身につけなければならない社会の正しい道理を知り 心清くして悪を恥じ 不正を行わない「礼義廉恥」の校訓のもと「自主自律」の禅の精神を現代に受け継ぎ「知・徳・体」のバランスの取れた教育を行っています。高校からの入学も受け入れており、国公立大学、難関私立大学などに高い進学実績を誇ります。またスポーツもかなりの強豪校で、野球、サッカー、ラグビーなどは県内でもトップクラスの成績を納めています。
鎌倉学園中学校の偏差値レベル
鎌倉学園中学校の偏差値 | |
鎌倉学園中学校 | 66 |
偏差値が近い学校 | |
サレジオ学院中学校 | 67 |
慶應義塾普通部 | 68 |
難関大学への高い進学実績と伸び伸びとした自由闊達な校風から県内でも有数の人気校となっています。特に神奈川県の中高一貫校では、サレジオ学院と慶應義塾普通部は偏差値が近しく、併願されることが多いです。
鎌倉学園中学校の入試対策
次に鎌倉学園中学の入試問題とその対策についてまとめていきます。
算数の傾向と対策について
鎌倉学園中学校の算数試験は、全25問が1問4点という独特の配点が特徴です。基本問題から応用問題まで幅広く出題されるため、どの問題も確実に得点できるよう万全の準備が必要です。
大問1は基本的な四則計算の問題です。簡単な問題だからこそ、確実に得点したいところです。毎日少しずつでも良いので、計算練習を積み重ねて、計算ミスを減らすようにしましょう。
大問2、3は穴埋め形式の小問や平面図形の問題が出題されます。図形問題では、図を描きながら丁寧に解くことが大切です。公式を暗記するだけでなく、なぜその公式が成り立つのかを理解することで、応用問題にも対応できるようになります。
大問4から8は応用問題で、算数の基本的な知識だけでは解けない問題が中心です。数の性質、立体図形、速さ、距離など、様々な分野の問題が出題されます。問題文をじっくり読み、何が求められているのかを正確に理解することが重要です。一つの問題に対して複数の解き方を考える練習も効果的です。
国語の傾向と対策について
鎌倉学園中学校の国語試験は、50分という限られた時間の中で、漢字、読解、国語に関する知識の3つの分野が出題されます。100点満点と、他の受験生との差がつきやすい科目と言えるでしょう。
大問1、2は漢字の問題です。小学校で習う漢字が中心に出題されますので、教科書に載っている漢字はすべて完璧にマスターしておきましょう。大問3、4は読解問題です。物語文と論理的文章の2つの文章を読み、内容の理解を問われます。記号選択や空所補充だけでなく、自分の言葉でまとめる記述問題も出題されます。登場人物の気持ちや文章全体のまとめなど、文章を深く読み込む力が求められます。記述問題は一人ではなかなか難しいので、先生に添削してもらうことをおすすめします。大問5は国語に関する知識を問う問題です。慣用句、ことわざ、熟語など、日常生活でよく使う言葉に関する問題が出題されます。全体の1割程度の配点ですが、他の受験生との差をつけるためにしっかりと対策しておきましょう。
理科の傾向と対策について
鎌倉学園中学校の理科試験は、30分という限られた時間の中で、4つの大問が解けるかがカギとなります。問題数が多い上に記述問題も含まれているため、時間配分を意識した学習が大切です。
物理分野では、光、浮力、滑車など、実験を通して学ぶ内容が出題されます。実験結果を予想する力が求められるため、なぜそうなるのかという理由をしっかりと理解しておくことが重要です。関連問題をたくさん解くことで、思考力を養いましょう。
化学分野では、水溶液の性質や実験器具の使い方など、実験の基本が問われます。実験器具の名前や使い方は正確に覚えるようにしましょう。
生物分野では、昆虫に関する問題が出題されることが多いです。昆虫の体のつくりや生活について、基本的な知識をしっかりと身につけましょう。
地学分野では、気象や天体など、自然現象に関する問題が出題されます。他の学校と比べて珍しい問題が出題されることもあるため、幅広い知識が必要となります。記述問題では、図や写真を見て、何が起こっているのかを的確に説明する力が求められます。過去問を解くことで、出題傾向を把握し、自分の弱点を克服しましょう。
社会の傾向と対策について
鎌倉学園中学校の社会試験は、地理、歴史、公民の3つの分野から出題され、グラフや表など、資料を読み解く力が求められます。30分という短い時間の中で、多くの問題を解かなければならないため、時間配分を意識した学習が大切です。
地理分野では、日本の地理はもちろん、世界との繋がりも問われます。地図をしっかりと見て、国々の位置や特徴を把握しておきましょう。産業や自然についても、なぜその場所にあるのかといった背景を理解することが重要です。
歴史分野では、全時代の歴史人物や出来事が出題されます。年表を作成して歴史の流れを把握し、各時代の特徴を理解しましょう。美術品や建造物についても、代表的なものをいくつか覚えておくことがおすすめです。
公民分野では、政治や経済、社会問題など、現代社会に関する問題が出題されます。新聞やニュースに目を向けることで、時事問題にも対応できるようにしておきましょう。記述問題では、漢字を正しく書くことが求められます。歴史人物の名前など、重要な漢字はしっかりと覚えておきましょう。
鎌倉学園中学校の入学後にかかる費用について
鎌倉学園の入学に必要な経費は下記の通りとなります。
鎌倉学園中学校・高等学校の初年度納入金 | |
入学金 | 250,000円 |
授業料 | 444,000円 |
諸経費 | 370,000円 |
合計 | 1,064,000円 |
鎌倉学園中学校の良い口コミと悪い口コミ
次に鎌倉学園の良い口コミと悪い口コミを見ていきたいと思います。
良い口コミ
学校の年間行事では、夏期の林間学校、冬期のスキー教室があり、楽しい学校生活を送ることが出来ると思います。
夏は林間学校、冬はスキー教室など、通常の授業だけでなく課外授業も豊富で、楽しい学園生活を過ごせそうです。
悪い口コミ
校則はほとんどない。破ってもとくにとがめられることはない。自由というと聞こえがいいが、放任。
新しい校舎になっているが、中・高が共通のためいろいろと狭い。
基本的には良い口コミが目立ちます。実際の校風や先生の雰囲気は学園祭や説明会に参加して確認してみることをお勧めいたします。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/8576/
まとめ
今回は鎌倉学園についてまとめました。
自由闊達な校風が特徴的で、入学すればスポーツ・勉学ともに充実した学生生活を送れるでしょう。
ぜひこの機会に志望校として検討されることをお勧めいたします。