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【現役早稲田生が解説!】早稲田大学教育学部入試(A方式) 英語の傾向と対策

大学受験

英語は多くの大学・学部の入試で一番高い比重を占めており、それに加えて対策するのに一番時間がかかる科目だとしている人もいます。

この記事では「英語の偏差値を上げて、早稲田大学教育学部に受かりたいけれど、何から手をつけていいのか分からない!」という受験生の皆さんのために、早稲田大学教育学部の入試(A方式)における英語の基本情報と、各大問ごとの傾向と対策、スランプの対処法、そして実際に受験生からよくある質問を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します!

早稲田大学教育学部(A方式)英語の基本情報

英語はどの大学・学部でも大きな比重を占めていることが多いです。そして、その対策をするにあたって、出題形式を知ることはとても重要です。ここでは入試における英語の配点と試験時間・出題形式について解説します。

配点と試験時間・出題形式

教育学部の「A方式」(教育、国語国文、英語英文、社会、複合文化学科)は「外国語(英語、ドイツ語、フランス語から一つ選択)」、「国語」、「地歴(世界史、日本史、地理から一つ選択)」の三教科で150点満点で、中でも「外国語(英語)」の配点は50点満点です。これは全体の3分の1を占めていることから、高い割合を占めていると言えるでしょう。試験時間は90分です。

 ここで注意して欲しいのは、「英語英文学科」受験者は英語の得点が得点調整後の得点を1.5倍するところです。詳細は公式HPをご覧ください。出題形式については、例年大問が全部で3つあって、全て長文問題となっています。

傾向と対策について

長文問題は、基本的にどの入試問題でも出題されるので、英語の中で一番重要な要素だとみなす人もいます。ですが、同時に対策が難しいセクションでもあります。英語の中では一番対策に時間がかかるものです。

傾向

例年内容一致、下線部理解、タイトル選択など本文の内容を問う問題が中心的に出題されています。また、近年文章の単語数が増えており、特に2023年度は合計で3500語を超えた他、3つのうち1つの長文で過去最長の1700語以上の文章が出題されました。

また、長文問題の一部として同意表現を選択させたり、適切な語句の選択をさせたり、語句正序を問うたりする問題が出題されるので、文法の知識も身につける必要があります。

対策

ここでは対策を解説します。

読解力・速読力を身につけよう

教育学部の英文の内容は難易度が比較的低いものから高いものまでバラバラに出題されるので、特に難易度の高い長文では、正確に英文を読める読解力が必要となります。そのうえ前述の通り年々長文の単語数が増加しているので、速読力も重要となります。

おすすめの対策は、単語数の多い長文問題を中心に解答して慣れていくことです。

語彙力を身につけよう

前述の通り同意表現を選択する問題や、適切な語句を選択させたりする問題が出題されることから、語彙の知識を身につけることも重要です。

おすすめは「ターゲット1400」(旺文社)で基礎的な単語を身につけた後、「ターゲット1900」・「英検準一級 でる順パス単」(旺文社)で発展的な単語を身につけることです。英熟語の対策も不可欠で、「ターゲット1000」(旺文社)を使って対策しましょう。

文脈から単語の意味を推測する力を身につけよう

長文問題で時折、一般的に使われる単語帳には掲載されていないくらい難しい単語が登場することもあります。そういう場合は文脈から意味を推測できる力が不可欠です。先述の「速読英単語 上級編」(Z会)を使用するか、問題演習を通して身につけていきましょう。

文法問題集を確実にこなそう

語句正序や空欄補充に対応するためには、文法・語法・イディオムの知識はとても重要です。

「ネクステージ」(桐原書店)を数周くらい解いて丸暗記したうえで、更に難易度の高い「英文法ファイナル問題集難関大学編」(桐原書店)を使って対策することがおすすめです。

過去問や模試を利用しよう

文法問題集でカバーされていない問題は、過去問や模試で間違えた都度ノートにメモをして、「自分だけの文法問題集」を作成しましょう。

とにかく過去問に触れよう

高得点勝負で合格点を取るためには、出題される問題の傾向を掴むことも重要です。そこで過去問を解くことによって傾向を掴みましょう。入試方式が変更されて傾向が変わった後の2023年度以降の過去問のみならず、傾向が変わる前の2022年度以前の過去問を解くとより効果的です。

スランプに陥った時は

数カ月、数年単位になる長い受験生としての期間ですので、スランプに陥ることもあります。特に筆者のように元々まともに勉強したことのない生徒が実力を底上げするタイプの受験だと、ほとんどの場合スランプに陥ることになります。しかし焦らないでください。必ず対処法があって、本番までに解決できれば何の問題もありません。

基本に立ち戻ろう

 まず原点に立ち戻りましょう。自分は英語の長文問題でスランプに陥ったとき、自分が持っている中で一番簡単な問題集を解きました。「英語長文レベル別問題集 5 上級編」(東進ブックス)をもう一回解きなおして、また過去問も志望校のレベル順に挑戦していくと、自然とスランプから解放されます。要するに自分が辿ったルートをもう一回辿り直せばよいのです。

よくある質問

Q
英文解釈の勉強はした方がいいですか?
A

ー筆者は早稲田受験の時、英文解釈の勉強をせずに本番に臨みました。そもそも英文解釈の勉強が必要な人は、英語の文をSVOCに分けてそれから文意を掴むという、論理的に文章を理解しようとする受験生だと思うからです。筆者は文章をあまり論理的に解釈せず、使われている単語、文法、文章の流れから大まかな意味を特定する読み方だったので、問題演習で経験を積むことによって慣れていく勉強法にこだわりました。

Q
1日どのくらい単語帳で英単語を見ましたか?
A

一番単語帳を見ていた時期は、300単語ずつ3冊の単語帳を使いました。つまり900語ですね。最初はかなり時間がかかるかもしれませんが、周回するごとに定着度は上がっていくので、最後の方はそれほど時間は掛かりませんでした。

Q
単語帳はどこまで暗記するのがおすすめですか?
A

『ターゲット1900』ですと、見出しの英単語以外に3つ目、4つ目まで(以下「黒字の意味」)の意味が書かれており、更に派生語まで書かれているのでかなりボリューミーです。ところがこの「黒字の意味」は文章中でそこまで登場することはないので、あまり暗記する必要はないのではないかと考えます。そこで筆者は「赤字の意味」と派生語までを暗記しました。

Q
本番時のメンタル調整はどうしていましたか?
A

自分は「期待しない」を徹底しました。むしろ結果に関してはかなり否定的に考えていました。変に期待してしまうと「その期待を実現しなければ」と変な方向に気張ってしまうので、いらない緊張を引き起こしてしまうと考えていたからです。いらない緊張をなくすことによって程よい緊張感を持って試験に臨むことができました。ちなみに人間は適切な緊張感を持っていると、普段よりも良い結果を残せるそうです。

まとめ

今回は早稲田大学教育学部(A方式)の英語について解説しました。例年長文論述のみで構成されていますが、問題の中には文法の知識を問う問題も出題されていることから、文法問題の対策も行いましょう。また、近年長文の単語数が増加しているので、読解力のみならず速読力も身につけられるような対策を行いましょう。

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