早稲田大学先進・基幹・創造理工学部（以下「理工学部」）の生物は、全体的に標準レベルだといわれています。そのため、なるべく点数を取れるように対策をしっかりと行いましょう。
そこでこの記事では、「生物の偏差値を上げて早稲田大学理工学部に合格したい」という受験生の方のために、早稲田大学理工学部入試における生物の基本情報、大問ごとの傾向と対策を、現役早大生（法学部・2年）が伝授します。
早稲田大学理工学部入試における生物の基本情報について
理工学部の生物の対策を始める前に、まずは生物の配点、試験時間、出題形式を把握しましょう。全教科の中の生物の比重や、どのくらいの時間で解答するべきか、どのような形式の問題が出題されるのか知ることは、本番のイメージトレーニングにつながるため、非常に重要です。
理工学部はどの学部・学科・学系（創造理工建築学科を除く）も「外国語（英語）」、「理科（物理基礎・物理、化学基礎・化学、生物基礎・生物から二つ選択）」、「数学（数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲ（数B「確率分布と統計的な推測」は除く）」の３教科４科目で360点満点です。そのうち「理科」の配点は120点満点で、１科目60点満点です（一部の学部・学科・学系を除く）。これは全体の3分の1を占めているため、重要な教科と言えるでしょう。
試験時間は理科２科目で120分なので、生物は実質的には60分です。
試験問題は例年大問が計３つあり、ほぼすべての問題が記述式の問題で、選択式の問題もいくつか出題されます。
※学部・学科（学系）によって選択できる理科科目や、理科科目同士の得点の配分は異なっていることがあります。詳細は早稲田大学公式HPをご覧ください。
傾向と対策について
ここでは傾向と対策について解説します。実際に解答することになる入試問題の出題傾向を知り、どのような対策をするのか予め決めておくと、より効率的に対策できるようになります。
傾向
前述の通り、難易度は教科書〜共通テストレベルの基礎的な問題だと言われています。
論述問題が特に多く出題されるほか、グラフを描かせる問題も出題されます。
例年遺伝情報、細胞、生殖、発生分野からの出題が多いと言われています。
対策
次に生物の対策を解説します。前述の通り、ある現象について理由を説明する論述問題が多く出題されるので、説明力を身につけることを意識した対策を行いましょう。
参考書は教科書を中心に使用しましょう。ある現象に対する理由や原因に重点を置いて、知識のインプットを行いましょう。次は問題集を使って、論述問題を通じて解答順序を決めたり、図描問題に取り組んだりしましょう。
まとめ
今回は早稲田大学理工学部の生物について解説しました。
理工学部の生物の難易度は教科書〜共通テストレベルの標準的なものだといわれていますが、論述問題が多く出題されるため、高いレベルの説明力や論理的思考が必要となります。
教科書や共通テストレベルの問題集を中心的に使用して、アウトプットを重視して対策しましょう。
最後に、「第一志望に合格することは簡単なことではない」とよく言われています。筆者も法学部を第一志望に受験勉強をしていた時は、中々上がらない偏差値や過去問の正答率によく頭を悩ませていました。しかし最後まで地道に過去問演習を積み重ねた結果、本番では今までで一番高い正答率で合格することができました。どうか「地道に頑張る」ことを意識しながら、第一志望への合格をつかみ取ってください。筆者は早稲田で待っています。
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