複数ある東京学芸大学の附属中学の1つである東京学芸大学附属世田谷中学校。
今回は、東京学芸大学附属世田谷中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
東京学芸大学附属世田谷中学校の特徴
名称 | 東京学芸大学附属世田谷中学校 |
旧名称 | 東京第一師範学校男子部附属中学校 |
所在地 | 〒158-0081 東京都世田谷区深沢4丁目3−1 |
最寄り駅 | 東急東横線:自由が丘駅からバス10分東急大井町線:等々力駅からバス10分東急田園都市線:駒澤大学駅からバス5分 |
設立 | 1947年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 不明 |
出身有名人 | 岸谷香、岡江久美子、大宅映子、片山洋 |
東京学芸大学附属世田谷中学校は自由かつ自立した雰囲気で知られています。
「個性的で人間性豊かな人格をつくる」「創造性豊かな人間を育てる」「敬愛の精神に溢れた人間を育てる」という3つの教育目標を掲げ、学習指導・生活指導・進路指導それぞれに力を注いでいます。
行事としては、運動会や芸術発表会に加えて、中学1年生ではオリエンテーションキャンプ、中学2年生ではステディーツアーや地学実習、中学3年生では修学旅行が行われています。
基本学習、総合学習、行事の中で生徒同士に密接に連携・討論を重ねさせることで互いに成長していくことに狙いを置いていることが伺えます。
東京学芸大学附属世田谷中学校の偏差値レベル
東京学芸大学附属世田谷中学校の偏差値 | |
東京学芸大学附属世田谷中学校 | 59 |
偏差値が近い学校 | |
東京学芸大学附属竹早中学校 | 59 |
明治大学付属中野中学校 | 59 |
東京学芸大学附属世田谷中学校の偏差値レベルは、トップ校には及ばないものの比較的高めの層にあたり、進学先の高校・大学にも難関校が多く含まれています。入学試験では幅広い基礎知識と素早い問題処理能力が問われることになります。
東京学芸大学附属世田谷中学校の入試対策
東京学芸大学附属世田谷中学校の入試では4科目(国語、算数、理科、社会)が出題されます。試験時間は各40分ずつです。点数は各教科100点ですが、国語と算数は1.5倍されます。
国語の傾向と対策について
大問3題で、漢字・説明文・物語文が出題されます。
基本的な問題の取りこぼしが命取りになる点と、記述問題や図に書いて説明させる問題があるため対策が必要な点に注意しましょう。
算数の傾向と対策について
大問5題で、計算・図形・割合・グラフなど幅広く出題されます。
問題難度も基本的なものから応用問題まで出題されます。
特にグラフや表の読み取り問題が多く出題されるため対策必須です。
理科の傾向と対策について
大問4〜5題で、生物・地学・物理・化学から幅広く出題されます。
実験に関する問題が多く、理由を含めて説明しなさい・あなたの考えを述べなさいといった問題もあるため対策が必要です。
社会の傾向と対策について
大問6〜7題で、公民よりも地理と歴史の出題が多いです。
記号選択問題や語句記入問題に加えて、グラフや表の読み取り問題が多く、対策が必要です。
東京学芸大学附属世田谷中学校の入学後にかかる費用について
東京学芸大学附属世田谷中学校の初年度納入金は、授業料、施設設備費、学則による納入金を含むと約365,950円です。
この他、学校指定品の購入などに追加の費用がかかる場合があります。
東京学芸大学附属世田谷中学校の良い口コミと悪い口コミ
東京学芸大学附属世田谷中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。実際の生徒の声からしか分からない情報も多くありますので、ぜひ参考にしてみてください。
良い口コミ
まずは良い口コミを紹介します。
自主性をおもんじていて、生徒が主役の学校だと感じた。学校行事では、合唱コンクールと芸術発表は、みな真剣に取り組んでいてすばらしかった。素晴らしい先生が多く、トラブルは聞いたことはない。
外進生はだいたい御三家落ちだから頭が良いし、ゲーム好きの今どきの人。
内進生は上品すぎてめっちゃ金持ちでマジヤバイ笑けど、何か一つに秀でてる人。
中学受験で疲れて 入学してもまた走り続けるのではなく、楽しくのんびり読書したり 部活して体鍛えてワイワイ、なんかちょっといい感じで一休みできる学校です!
だいたい毎年開成や筑駒に数人行くし、そういう人は塾でバリバリでしょうな。自分は内部進学できそうだから塾には行かず 普通に上位を保っていれば良いかな。
自由でのびのびとした校風が高評価の理由の1つとなっています。
悪い口コミ
続いて悪い口コミの紹介をします。
ある程度の自由はあり自主性を高められる学校だとは思うが、教師、生徒の質はともに落ちてきています。自主性を高めると言ってまともに授業をしない教師もいる。附属高校への進学率も下がっています。わざわざこの学校に来るために受験勉強するのは無駄だと思います。滑り止めくらいがちょうどよいです。
授業の質は高いです。それは全く問題ない、どころか大変オススメです。先生方もユニークな方が多いです。ただ古くさく今どきでは無い感じです。整理整頓や掃除などキチンとされていない点もワタシは気になっていました。3年時の12月から授業がないことは、入学前に説明して欲しかったです。時が止まったような、竜宮城に近いかも知れません。
自主性を重んじた校風が高評価の理由の1つでしたが、裏返すと自己管理ができないお子さんは入学後に苦労する可能性があります。
なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7698/
まとめ
東京学芸大学附属世田谷中学校は、生徒の主体性を重視した校風であるため、自ら進んで学習したり、他者との関わりを持ったりすることができるお子さんにはとてもマッチした学校になるでしょう。
国立大学附属校ならではの充実した教育内容や自由な校風が魅力の学校です。しっかりとした対策を行ったうえで、合格を目指しましょう。