港区白金台に位置し、帰国生が全生徒の2割を占めることで知られる頌栄女子学院中学校。
今回は、頌栄女子学院中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
頌栄女子学院中学校の特徴
名称 | 頌栄女子学院中学校 |
旧名称 | 頌栄女学校、頌栄高等女学校 |
所在地 | 東京都港区白金台2丁目26−5 |
最寄り駅 | 都営浅草線高輪台駅より徒歩2分 |
設立 | 1884年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
出身有名人 | 菅井きん(俳優)、大木聖子(地震学者)、日高のり子(声優)、 |
頌栄女子学院中学校はキリスト教を教育の基礎に置いた学校です。
「頌栄(しょうえい)」という校名は神の栄光をほめたたえるという意味で、学院の特色をあらわしています。学力はもちろんのこと、高雅な品性や豊かな国際感覚の涵養(かんよう)、社会のために貢献奉仕できる人格の形成を目指しています。
行事は多彩で、入学後は南志賀高原や軽井沢でのキャンプ・6月の花の日礼拝に始まり、特別養護老人ホームへの訪問や頌栄・フィールド・デイ(運動会)・ハイキング・クリスマスこども会・クリスマス礼拝・スキーキャンプ・歴史研修旅行などが実施されています。
頌栄女子学院中学校の偏差値レベル
頌栄女子学院中学校の偏差値 | |
頌栄女子学院中学校 | 63 |
偏差値が近い学校 | |
明治大学付属明治中学校 | 63 |
攻玉社中学校 | 63 |
頌栄女子学院中学校の偏差値は63程度で、首都圏の女子中学の中で比較的上位に位置する難関校です。
頌栄女子学院中学校の入試対策
頌栄女子学院中学校の入試では4科目(国語、算数、理科、社会)が出題されます。試験時間は各40分ずつで、点数は各教科100点です。
国語の傾向と対策について
大問3題で、漢字、小説・物語文、論説・説明文が出題されます。
記述問題に関して、「30~60文字程度で説明せよ」といった一般的な出題に加えて「自分の体験を踏まえて書きなさい」といった自由作文としての出題もあるため対策が必要です。
算数の傾向と対策について
大問5題で、四則演算・特殊算・図形・条件整理などが出題されます。
様々な単元から出題されますが、年度によって範囲や形式が変わる傾向があるため注意が必要です。問題難度としては標準的なものが多く、素早く正確に回答作成をする必要があります。
理科の傾向と対策について
大問4題で、4分野が満遍なく出題されます。単元の偏りがない上に問題数が多いため、普段から苦手分野をなくすことや処理能力を意識して学習する必要があります。
社会の傾向と対策について
大問3〜5題で、各分野から満遍なく出題されます。単元の偏りがない上に分野がまたがった総合問題も出題されますし、問題数が多いです。理科と同様、普段から苦手分野をなくすことや処理能力を意識して学習する必要があります。
頌栄女子学院中学校の入学後にかかる費用について
入学後にかかる費用は下記の通りです ※一般生向け募集要項を参照
授業料について
授業料 年額 396,000円(月額33,000円)
諸費について
教育充実費 年額 148,800円(月額12,400円)
生徒会費 年額 5,000円
後援会費 年額 10,000円
入学時にかかる費用について
入学金 450,000円
頌栄女子学院中学校の良い口コミと悪い口コミ
頌栄女子学院中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは良い口コミを紹介します。
素晴らしい学校です。知名度は高くないですが、品のあるご家庭のお嬢様が多数通われていて、育ちの良さを感じる素敵なお友達ばかりです。勉強は忙しく、課題もかなりの量が出され、うちは要領が悪いせいもあり、遊んでいる暇はありません。キリスト教の教えを大切にしたい温かい学校で、小学校があまり好きではなかった娘が毎日楽しく通うことができています。
入学する前からとても良い学校だと思っておりましたが、実際に娘を入学させてみると、想像以上の素晴らしい学校で、入学できて良かったと思っております。生徒は帰国生が多く大変明るいですし、先生方のご指導も丁寧です。娘に笑顔が増え、日々幸せそうに学校に通っています。
頌栄女子学院中学校はしっかりとした教育環境が整っている点で高評価を得ている口コミが多数見受けられました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。
帰国生を沢山採り入れる割にはルールで固め、自由がない。大学に関しては早慶に行く生徒が多いですが、私の周りには国公立を目指している人も多いです。
文理選択の面談の際に明確な目的がなく理系に行きたいと言うと断られ、文系を勧められます。
また、入学時の偏差値に比べてそれよりも頭のいい生徒が多いと感じました。
今まで学校や塾では上位にいた人でも定期テストで平均以下の点数を取る可能性が十分にあります。なので子供も親もそのことをしっかり意識しておいた方が良いと思います。
部活や勉強の面倒見などを総合的に考えると、個人的には良い学校だと思います。
しかし、生徒の雰囲気が自分には合っていないと感じることが多く、それが辛いです。学校側の生徒に対するイメージが間違っているのか、学校側は校則やイベントの雰囲気を堅くしていますが、生徒側は公立などの緩い雰囲気に憧れており、噛み合っていないと感じることが多いです。
うるさいのが好き、しかし勉強もしっかり取り組みたいという人にはおすすめします。
なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
口コミ引用:https://www.minkou.jp/junior/school/7513/
まとめ
いかがでしたでしょうか。頌栄女子学院中学校はキリスト教系の中学校で、帰国生が生徒の2割を占めています。しっかりとした生徒が多く、十分な進学実績をあげていることに加えて帰国生が多いことからもにぎやかな雰囲気を両立していることが特徴と言えるでしょう。
志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。