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小学生の反抗期はいつからいつまで?反抗期の子どもに対する親の接し方とは?

小学生の反抗期はいつからいつまで?反抗期の子どもに対する親の接し方とは? 親の悩みごと

子どもから突然無視をされた、暴言を吐かれたなど子どもの態度が突然変わると驚きますよね?反抗期は約6割の子どもが経験をすると言われています。初めての経験で不安に思う親御さんもいらっしゃるでしょう。

この記事では、小学生の反抗期について取り上げ、小学生の反抗期はいつから始まるのか、反抗期を持つ子どもの態度の変化、反抗期に男女差はあるのか、反抗期の子どもへの接し方について紹介をしています。
この記事が子どもへの接し方を考えるきっかけになれば幸いです。

小学生が起こす反抗期はいつからいつまで?

小学生が起こす反抗期はいつからいつまで?

小学生の反抗期は5歳に始まり、10歳に終わると言われています。そして、この期間に起こる反抗期のことを「中間反抗期」と呼びます。

一般的に、1歳半から17歳までに起こる反抗期には、「第一次反抗期(イヤイヤ期)」と「第二次反抗期」の2つがあります。この2つの反抗期の時期としては、「第一次反抗期」は1歳半から3歳ごろまで、「第二次反抗期」は、11歳から17歳までに起こるとされています。
最近では、この第一次反抗期と第二次反抗期の間の5歳から10歳の小学生の時期に「中間反抗期」があると言われています。

中間反抗期

そしてこの記事では、「小学生の時期におこる中間反抗期」について詳しく紹介をします。

小学生の反抗期に見られる態度とは?

小学生の反抗期に見られる態度とは?

ここでは、小学生の子どもに見られる態度を紹介します。ここに出ている態度が子どもに見られる場合は反抗期が始まっているかもしれません。

小学生の反抗期に見られる態度の代表的なものとして、「言葉づかいが悪くなる」「物にあたる」「言うことを聞かない」の3つがあります。

次の項目で、この3つについて詳しく見ていきましょう。

周りに対して言葉づかいが悪くなる

小学生の反抗期に見られる行動として、周りに暴言を吐くことがあります。主に、反抗しても嫌われないという信頼のある家族に対して暴言を吐くことがありますが、感情的に怒り返すと子どもは更にヒートアップしてしまいます。そのため、子どもが暴言を吐いたら、親は感情的にならず、冷静に丁寧に注意することを心がけましょう。

また、家族だけではなく、学校や友達に対して言葉づかいが悪くなることもあります。その場合は学校やスクールカウンセラーに相談をしてみてもいいかもしれません。その時不安に感じていることだけでも相談をしてみると不安解消に繋がります。一人で抱え過ぎないことが大切です。

物にあたる

反抗期の子どもの中には、物にあたってしまう子どももいます。物にあたってしまう理由としては、ストレス発散ができていない、感情がコントロールできていないことが影響しています。また、小学生であるために、感情を上手く言葉に表現できず物にあたってしまうということもあります。

言うことを聞かない

これまで言うことを聞いていた子どもが、突然言うことを聞かなくなることがあります。
例えば、「勉強をしなさい」と言ってもなかなか勉強を始めない、「寝なさい」と言っても寝ないでずっとテレビを観ているなど親の言うことに逆らうような言動を取るようになります。

小学生の反抗期の態度にはどのような男女差があるの?

小学生の反抗期の態度にはどのような男女差があるの?

ここでは、小学生の反抗期にみられる態度に男の子と女の子で違いがあるのか紹介していきます。

男の子に見られる行動は暴言や暴力が多い

小学生の男の子の反抗期は女の子と比べて、反抗心が暴力や暴言になる事が多く、物にあたってしまうこともあります。これは、女の子と比べ、自分のストレスを上手く言葉に表せないために暴力や暴言に反抗心が現れるためです。

男の子の反抗期は、男の子特有の性格も影響します。男の子は、何か一つにこだわり興味を持つ子どもが多いです。例えば、昆虫がすごく好きな子、恐竜がすごく好きな子、ゲームがすごく好きな子など、一つのことに詳しいお子さんが多いのではないでしょうか?
子どもが勉強よりもそのような趣味に多く時間を割いていると、その趣味を否定してしまうこともあると思います。例えば、ゲームに熱中している子どもに対して「ゲームばっかりしていると頭が悪くなるよ」などと言ってしまったり、子どもが大事に机の中にしまっていた昆虫を見つけた親がそれを気持ち悪く思い捨ててしまったなど、子どもの好きなことを否定してしまうと子どもは親に対し嫌悪感を感じ、反抗します。

ですので、子どもの好きなことを否定するのではなく、好きなことについて聞いてみることをお勧めします。例えば、ゲームや昆虫など、どんなところが好きなのか聞いてみると子どもは好きなことについてたくさん話してくれ、親子間での会話も増えると思います。ただ、趣味に使う時間が多く勉強に影響が出てしまう場合は、一日の中で趣味に使う時間を決めるなどのルールを作ってみてはいかがでしょうか。

女の子に見られる行動は無視や口答えが多い

男の子とは異なり、反抗期の女の子は、暴力や暴言よりも無視や口答えが多くなります。
また、この時期の女の子は男の子よりも言語能力が優れていると言われているため、親に対して言葉で言い返すことが増える傾向にあるようです。
特に、女の子の反抗期は体の変化によるストレスもあるため、男の子よりも慎重に意見を聞いて不安を減らしてあげることが重要です。

小学生の反抗期が起こるきっかけの具体例

小学生の反抗期が起こるきっかけの具体例

小学生の反抗期のきっかけには、これまでの経験によるストレスも大きく関わってきます。

ここでは、反抗期のきっかけとなる経験の具体例を4つ紹介します。ご自身の幼少期の経験からも共感することがあるのではないでしょうか?

・幼少期の頃から「おねえちゃんなんだから我慢しなさい」という言葉を言われ続け、気持ちを抑えていた子供が、反抗期をきっかけにそのうっぷんが反抗心になる。

・常に兄弟や友だちと比べられ、「お兄ちゃんはできたのになんであなたはできないの?」や「〜ちゃん(友だち)は成績が良くて頭がいいわよね」と言われる。

・友だちと遊ぶ約束を断るように、と言われる。延期させられる。

・snsの利用時間を決められ、自分の行動を制限される。

子どもは自立心が芽生えると、親が自分の行動を制限してくることに疑問を持ち始めます。その理由としては、小学生になると、自分の周りの人間関係の広がりだけでなく、SNSやテレビなどのメディアからたくさんの意見に触れるようになり、周りと自分の家のルールの差や親の意見が絶対ではないことに気付き始めます。
行動を制限することがいけないわけではありませんが、制限をする時はしっかりと子どもが納得するまで、周りの家との違いや注意をする理由を丁寧に説明することが大切です。しっかりと子どもと話し合うことを心がけましょう。

反抗期の小学生への接し方

反抗期の小学生への接し方

反抗期の子どもは何を言っても反抗するので、接し方が難しいですよね。
ここでは、反抗期の小学生への接し方を4つ紹介します。具体的には「感情的に怒らない」「干渉しすぎない」「なんでも否定しない」「意見をしっかり聞く」の4つになります。
次の項目で詳しく見ていきましょう。

感情的に怒らない

反抗期の子どもは親の言うことを聞かず、「うざい」「お前」など暴言を言ってくることもあります。
反抗してくる子どもに対し、親は驚きや怒りの感情が生まれ、感情的に怒ってしまうこともあるかもしれません。しかし、子どもが反抗してきたときは、感情を抑え、子どもの行動を丁寧に注意することが大切です。感情的に怒ってしまうと子供もさらにヒートアップしてしまいます。または、子供が親に対しての反抗を怖がり、意見を言いづらくなってしまいます。ですので注意をするときは、感情的にならず「どの部分がなぜ悪かったのか」を冷静に伝えるようにしましょう。

干渉しすぎない

子どもの行動に口出しをすることもあると思いますが、まずは、子どもの行動を見守ることが大切です。そして、子どもがやりたくないことは無理に押し付けないようにしましょう。
ただ、干渉しないというわけではなく、「おはよう」「おやすみ」などの挨拶や「行ってらっしゃい」「おかえり」など、日常的に使う言葉は使い、子どもとの繋がりを意識するようにしましょう。
あくまで干渉しすぎないことが重要です。

なんでも否定しない

子どもの性格、価値観などパーソナリティとなる部分や友人関係、服装、趣味など、その子が大切にしていることを否定しないようにしましょう。特に、子どもは友人と遊ぶことがストレス発散にもなります。子どもが息抜きをできる場所をなくさないように心がけてください。

意見をしっかり聞く

子どもの意見を頭ごなしに否定をすることはやめましょう。子どもは何に対しても反抗をするわけではなく、反抗をする理由があります。まずは、子どもの訴えることを聞きましょう。親の考えとは違うかもしれませんが、子どもの立場になって考えたときに、それが許容できる事であれば受け入れましょう。子どもが話している最中に言い返したくなることもあると思いますが、まずは、子供の意見を最後まで聞き、聞き終わった後に肯定できることは肯定し、間違っていることがあれば丁寧な言葉で間違いを指摘することを意識してください。

親が持つべき小学生の反抗期に対する心構え

親が持つべき小学生の反抗期に対する心構え

親なら、子育てができて当然というわけではありません。反抗期の子どもの態度から自分の育児が原因だと思い自分を責めないでください。
反抗期の子どもと接する上で、反抗期の捉えかたを変えてみることをお勧めします。反抗期は親に反抗をしているという考え方ではなく、子どもが自分の意見を伝えてくれているという考え方を持つことも大切かもしれません。
反抗期は親も自分の行動を見つめ直す良い機会です。子どもとして接するのではなく、一人の人間として、意見をしっかり聞き、子どもの変化に合わせて親も変化し一緒に成長をしましょう。

まとめ

今回は、小学生の反抗期はいつから始まるのか、反抗期を持つ子どもの態度の変化、反抗期に男女差はあるのか、反抗期の子どもをもつ親の接し方について紹介をしました。ここで上げたものは、一般的なものなので、個人差もあると思います。ぜひこの記事を参考にお子さんのことを理解し、子どもにあった接し方を実践してみてください。

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