明治大学の付属校の1つ、中高一貫の男子校である明治大学付属中野中学校。
スポーツ強豪校とも知られており、多くのプロスポーツ選手を輩出しています。
今回は、明治大学付属中野中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてくださいね。
明治大学付属中野中学校の特徴
名称 | 明治大学付属中野中学校 |
旧名称 | 中野中学校 |
所在地 | 東京都中野区東中野3-3-4 |
最寄り駅 | JR中央・総武線 東中野駅から徒歩5分都営地下鉄大江戸線 東中野駅から徒歩5分東京メトロ東西線 落合駅から徒歩10分 |
設立 | 1929年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 有り |
上履き | 有り |
出身有名人 | 手越祐也/タレント |
明大中野では、「質実剛毅・協同自治」の校訓のもと、生徒一人ひとりの知・徳・体を育むべく、教育活動を行っています。勉強面を偏重することなく、部活動をはじめ学校生活全般において、生徒の個性に応じて特性を伸ばし、文武両道を実現することを目指している学校です。中学校の教育課程では、基礎学力の充実を重視しています。そして、自発的・積極的に学んでいける生徒の育成に、力を注いでいます。
また、国際的な舞台で活躍することのできる人材の育成を目指しており、英語の授業数を増やすことに加えて、1・2年次で英会話の時間をカリキュラムに織り込むなど、英語教育には力を入れています。しかし、特定の教科に偏重したカリキュラムは実施していないため、5教科の学力がバランスよく伸びることも特色です。授業では、高校の先取り学習などは行わず、むしろ、基礎をしっかり固めることを目指します。生徒の習熟度による個別フォローも特徴の1つといえるでしょう。
明治大学付属中野中学校の偏差値レベル
明治大学付属明治中学校の偏差値 | |
明治大学付属中野中学校 | 60 |
偏差値が近い学校 | |
城北中学校 | 60 |
法政大学中学校 | 60 |
明治大学付属中野中学校は、毎年約8割の生徒が明治大学へ進学しています。
標準的な問題が多いため、全分野満遍なく基礎事項を習得した上で、確実に正答することが求められます。
明治大学付属中野中学校の入試対策
入学試験は傾向と対策も大事ですが、それ以上に考える力、それを支える幅広い知識と学力が大きな鍵となると言われています。
国語の傾向と対策について
1時限目の実施で、試験時間は50分、100点満点です。
問題構成としては、長文読解問題が6割、言語および知識事項が4割です。
長文読解問題では、記述式の設問も多く、誤字・脱字、答え方が不正確な場合(例えば、理由を問われているのに「~こと」と答える)は減点の対象となります。また、指示語、接続詞、主語、言葉の係り受けの問題などが出題されます。
言語および知識事項については、漢字の読み書きが20点程度出題されます。漢字は、小学校の学習漢字の範囲内ですが、字はていねいに書くことを心がけてください。そのほか四字熟語、慣用句、ことわざ、語句の意味、言葉のきまり(文法)などが出題されます。
算数の傾向と対策について
4時限目の実施で、試験時間は50分、100点満点です。
計算から文章題、平面・立体図形など、小学校で学習する全範囲から出題されます。
問題構成としては、計算・小問集合が8~10問程度、文章題、グラフの読み取り、平面・立体図形などの問題が8~10問程度です。
難問・奇問といわれるような内容は出題されませんので、確実に正解を導けそうな問題から取り組み、早く正確に計算ができるように計算練習を着実に行ってください。
理科の傾向と対策について
3時限目の実施で、試験時間は30分、50点満点です。
物理・化学・生物・地学の4分野から出題されます。
解答形式は「選択肢から選ぶ」「語句を解答する」「計算によって数値を求めて解答する」が多く、10~20字の記述式問題が出題される場合もあります。1問あたりの配点は2~3点です。
問題の内容は「知識を問うもの」「法則を使って論理的な思考力を問うもの」「実験・観察に関するもの」「分野を超えた総合的なもの」などです。
小学校の理科の教科書をしっかり読んでから問題演習を行ってください。学習量に比例して必ず実力がつきます。
社会の傾向と対策について
2時限目の実施で、試験時間は30分、50点満点です。
地理・歴史・公民の3分野から出題されます。
解答形式は「選択肢から選ぶ」「語句を解答する」ものがほとんどですが、「文章で解答する」ものが出題されることもあります。1問あたりの配点は1~3点程度です。
地理は、日本地理を中心に出題されますが、基礎レベルの世界地理も出題されることがあります。また、グラフや統計データを読み取る問題がよく出題されます。地名は、地図帳で位置を確認する習慣をつけてください。歴史は、ことがらを単独で覚えるのではなく、原因から結果までの全体の流れを理解するようにしましょう。年表を活用した学習が効果的です。文章で解答する問題は、歴史で出題されることが多いです。公民は、日本の政治を中心に出題され、世界については基礎レベル程度です。学習内容はそれほど多くないので、もれのないようにしましょう。
過去1年間の時事に関連する出題も想定されます。日頃から新聞に目を通すように心がけると良いでしょう。
用語・地名・人名は、漢字で正しく解答できるようにしておきましょう。
明治大学付属中野中学校の入学後にかかる費用について
・明治大学付属中野中学校の入学後にかかる費用についてご説明いたします。
その他費用
納付金はこれ以上かかりませんが、別途制服代や上履き代が必要なので10万円程度は見込んでおきましょう。
入学金・授業料他
入学手続時 | 入学後(年額3期分納) | |
入学金 | 280,000円 | |
授業料 | 595,000円 | |
施設設備料 | 290,000円 | |
教育充実料 | 10,000円 | |
生徒会入会費 | 3,000円 | |
生徒会費 | 12,000円 | |
PTA入会費 | 5,000円 | |
PTA会費 | 17,000円 | |
計 | 280,000円 | 932,000円 |
※教材費・行事費・学力テスト代などが別途必要です。
公式ページもご参照ください。
明治大学付属中野中学校の良い口コミと悪い口コミ
明治大学付属中野中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
在校生ですが、英語に力を入れていて、講習があります。そのおかげで、僕も英検3級に合格できました。先生達はみんな生徒思いで優しいです。
文武両道の学校で、部活動と学業を両立させるという点で安心出来る学校です。
施設が新しく綺麗なので、非常に恵まれていると思います。
定期テストの見直しも実施してくれるので、学習面でも面倒見がいいと感じています。
このような口コミが多く見られました。特に勉強面に関して、生徒思いで面倒見の良い先生が多いようです。
悪い口コミ
全員が明大を志望している前提になっていて、教科書なども公立と変わらずレベルも低いです。また評価5.5以上と英検3級を持っていないと、高校に進学できません。
成績不振者には指名講習があります。先生の指導レベルも色々あり、指導が上手い先生だとメキメキ伸びる子がいます。ただ、日頃から自分で勉強をやれない子は、これだけでは足りず、塾や家庭教師が必要になります。
このような声がありました。口コミを見て参考にすることは大事ですが、鵜呑みにするのはよくありません。子どもと学校の相性を確かめるには「学校行事を見に行く」「学校見学にいく」など、実際自分の目で見て感じることが大切です。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/7750/
まとめ
いかがだったでしょうか。明治大学付属中野中学校は文武両道で、生徒一人ひとりに寄り添った指導を受けることができる学びの深い学校と言えそうです。受験を希望する際には、中高一貫校という特徴を踏まえた上で総合的に検討されるのが良いかもしれません。