難関校への進学実績と全国レベルのスポーツ強豪校としての顔を併せ持つ大阪桐蔭中学校。
今回は、大阪桐蔭中学校の校風、偏差レベル、入試情報、進学実績など詳しく解説していきます。
志望校選定の参考にしてみてください。
大阪桐蔭中学校の特徴
名称 | 大阪桐蔭中学校 |
所在地 | 〒574-0013 大阪府大東市中垣内3丁目1番1号 |
最寄り駅 | JR学研都市線「野崎駅」より徒歩13〜18分JR学研都市線「住道駅」より自転車10〜13分、シャトルバス10分近鉄けいはんな線「新石切駅」より路線バス14分 |
設立 | 1983年 |
課程 | 全日制 |
プール設置 | 無し |
上履き | 有り(スリッパ) |
出身有名人 | 松村沙友理(アイドル(乃木坂46))、藤浪晋太郎(プロ野球選手)、中田翔(プロ野球選手)、森友哉(プロ野球選手)、岡副麻希(アナウンサー) |
大阪桐蔭中学校は、「偉大なる平凡人たれ」という建学の精神のもと、進学校としての側面と強豪スポーツ校としての側面を併せ持つ特徴的な学校です。全学年対象の学習合宿や中高合同の探究学習「プロジェクトワーク」など、独自の教育プログラムを展開しています。
授業では、生徒の主体性を重視し、幅広い分野での探究活動を通じて、考える力や行動力、プレゼンテーション能力の育成に力を入れています。また、野球部やラグビー部をはじめとする運動部の活躍が著しく、多くのクラブが全国大会で優勝を果たしています。
大阪桐蔭中学校は、学習面でもクラブ活動でも高い目標を掲げ、生徒同士が切磋琢磨できる環境を提供しています。進学と部活動の両立を図りつつ、生徒一人ひとりの個性と才能を伸ばす教育を実践しており、多様な分野で活躍できる人材の育成を目指しているといえるでしょう。
大阪桐蔭中学校の偏差値レベル
大阪桐蔭中学校の偏差値 | |
---|---|
大阪桐蔭中学校 | 61 |
偏差値が近い学校 | |
関西学院中学部 | 61 |
大阪教育大学附属池田中学校 | 61 |
大阪桐蔭中学校は、大阪府内でも高水準の偏差値を誇る進学校で、大阪教育大学附属池田中学校などと同程度の難易度となっています。幅広い偏差値帯を持つことで、多様な学力レベルの生徒を受け入れつつ、高いレベルの教育を提供しています。特に上位コースでは、難関大学への進学を視野に入れた高度な学習が求められます。受験を考える際は自身の学力と志望コースの偏差値を照らし合わせ、適切な対策を立てることが重要です。
大阪桐蔭中学校の入試対策
大阪桐蔭中学校の入試概要は以下のとおりです。詳細は公式の入試情報をご参照ください。
入試科目と配点
入試形式 | 試験科目 | 配点(満点) | 備考 |
4教科型 | 国語・算数・理科・社会 | 国語:120点、算数:120点、理科:60点、社会:60点 | 合計点、または国算理・国算社の合計点を1.2倍して判定 |
3教科型 | 国語・算数・理科 または 国語・算数・社会 | 国語:120点、算数:120点、理社:60点 | 国算理または国算社の1.2倍を使用 |
S特別入試 | 算数・理科 | 算数:120点、理科:120点 | 合計点を2倍にして判定 |
L特別入試 | 国語・算数 または 算数・英語 | 国語:120点、算数:120点 または 算数・英語それぞれ120点 | 国算合計の1.5倍、または算英の2倍を使用 |
試験時間
国語・算数:各60分
理科・社会:各40分
英語(L特別入試):約10分(インタビューテストを含む)
各科目の対策
算数の傾向と対策について
算数では、基礎から標準レベルの問題が中心となるため、教科書を中心に学習し、基礎知識を確実に身につけることが大切です。また、問題を解き終えたら必ず見直しを行い、ケアレスミスを防ぐ習慣をつけましょう。
国語の傾向と対策について
読解問題と漢字の書き取り問題が出題されます。特に読解問題の難易度が高いため、分からない問題は飛ばし、知識問題から解答を進める戦略が有効です。過去問演習を行う際は、時間を計って実施し、ペース配分を掴むことが重要です。
理科・社会の傾向と対策について
両科目とも試験時間は40分です。教科書範囲の基礎知識をしっかりと身につけることが求められます。社会では苦手分野を作らないよう、まんべんなく学習することが大切です。過去問対策を活用して、出題傾向に慣れておくと効果的です。
英語(L特別入試のみ)の傾向と対策について
特別入試ではインタビューテストが実施されるため、スピーキング力を強化し、簡単な質問に英語で答えられるよう準備しましょう。
全体的な対策
過去問演習を重視し、時間配分を意識した練習を行うことが重要です。また、自学自習の習慣を身につけ、定期テストで高得点を目指すことで内申点の向上にもつながります。大阪桐蔭中学校の入試は、基礎をしっかり固めつつ、各科目の特性に応じた対策を行えば、十分に合格を狙えるレベルです。計画的な学習と効果的な受験対策を行い、目標達成に向けて取り組みましょう。
大阪桐蔭中学校の入学後にかかる費用について
入学後にかかる見込み費用は以下の通りです。詳細は公式ページをご参照ください。
年間の主な費用(初年度)
項目 | 費用(円) |
入学金 | 200,000 |
授業料(年間) | 660,000 |
積立金 | 206,000 |
生徒会会費 | 6,000 |
桐友会会費(保護者会) | 40,000 |
合計(初年度納入額) | 1,112,000 |
別途必要な経費 [2024年度実績]
制服・体操服・鞄等の指定用品代:約132,000円~(合格者登校日)
副教材費:約4,500円(合格者登校日)、約40,000円(入学後)
海外語学研修旅行費:約500,000円(入学後)
大阪桐蔭中学校の良い口コミと悪い口コミ
大阪桐蔭中学校の口コミについて、良い口コミと悪い口コミをそれぞれ紹介いたします。
良い口コミ
まずは、良い口コミを紹介いたします。
望めば勉強の面談や、質問に応じてくれます。話しかけやすい先生がほとんどで質問しやすく、先生によっては他教科でも質問を受付けて下さいます。
とにかく先生たちが若くて熱心。自らも桐蔭を卒業して京大に合格した実話を元に指導してくれ説得力がある。この先生たちに任せて言われた通りの事をやっていれば確実に学力が伸びると感じる。
学校へのアクセスは良くないが、全国1位のクラブ活動が多く、そのおかげで全国でも名が知れた学校。
熱心な先生の指導と充実した学習環境、さらに強豪クラブ活動との両立により、生徒の成長を促す環境が整っているという評価が目立ちました。
悪い口コミ
続いて、悪い口コミの紹介です。なお、口コミを参考にすることは大切ですが、信用しすぎることは避けましょう。学校との相性を確かめるには、実際に学校行事を見に行ったり、学校見学に参加したりするなど、自分の目で見て感じることが重要です。
友達は面白くて最高ですが、先生は爪を噛むし、清潔感がないです。生徒によって差別する先生がいます。
髪の毛の校則と男女交際禁止、面倒くさいー!もっと校則かるくしてほしいです。
月曜日のクラブとかほとんどなし、クラブの意味あるのかなと思うばかり。
厳しい校則や一部の教員の態度、クラブ活動の制限など、学校生活の一部の側面に不満を感じる声も見られました。
引用:https://www.minkou.jp/junior/school/review/12544/
まとめ
いかがでしたでしょうか。大阪桐蔭中学校は、高い進学実績と全国レベルの部活動の両立を実現する教育プログラムが特徴的です。「偉大なる平凡人たれ」という建学の精神のもと、地道な努力を重視しながら生徒の多様な才能を伸ばす教育環境を提供しています。学習面でもクラブ活動でも高い目標に挑戦したい方は、志望校選びの際に検討されてみてはいかがでしょうか。