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コラム

【復習に使える】英語の前置詞の種類と意味・使い方・訳し方「in/on/at/from/to」

【復習に使える】 英語の前置詞の種類と意味・使い方・訳し方「in/on/at/from/to」 英語

英語の前置詞には多くの種類があります。そのため、どのような時にどの前置詞を使えばよいのか悩んでいる人も多いのではないでしょうか。前置詞は日本語にないため、正しく使うことはなかなか難しく、苦手意識を持ちがちです。

今回は「前置詞の種類」「前置詞の意味と使い方」「前置詞の訳し方」について、前置詞「in」「on」「at」「from」「to」を中心に、詳しく解説していきます。

前置詞の見分け方や使い方、訳し方で悩んでいる人も、この記事を読んで前置詞とは何かを理解すれば、上手に使いこなせるようになるでしょう。

英語の前置詞「in」「on」「at」「from」「to」とは

英語の前置詞は色々ありますが、今回こちらで説明しているのは「in」「on」「at」「from」「to」です。他にも多くの種類がありますが、まずは使う頻度の多いこの基本の5種類をしっかり覚えましょう。

in:時・場所において限定された範囲の内側
時:in 2021(2021年に)
  in winter(冬に)
場所:in the car(車の中)

on:ある一定の時間の範囲・ある場所の上(面に接している状態)
時:on Monday(月曜日に)
  on May(5月に)
場所:on the table(テーブルの上に)

at:時間・場所のある1点
時:at 9 p.m.(午後9時に)
  at the end of the year(年末に)
場所:at school(学校で)

from:時間・動作の起点
時:from 10(10時から)
場所:from Canada(カナダから)

to:時間・動作の到着点
時:from 9 to 5(9時から5時まで)
場所:go to the station(駅に行く)
人:give to you(あなたにあげる)

ポイントのおさらい

・in:時・場所において限定された範囲の内側
・on:ある一定の時間の範囲・ある場所の上(面に接している状態)
・at:時間・場所のある1点
・from:時間・動作の起点
・to:時間・動作の到着点

前置詞「in」「on」「at」「from」「to」の意味と使い方

英語では、前置詞を使うことにより、2つの名詞の意味や空間の関係性が表せます。
次の例を見てみましょう。

(a) water in the pool (プールの水)
プールという限定された範囲にある水→プールの中に入っている水

(b) the poster on the wall (壁のポスター)
壁という場所に接しているポスター→壁に貼られているポスター

いずれも日本語では「の」と訳せてしまいますが、(a)ではプールという限定された範囲の中に入っている水を差し、(b)では、ポスターが壁という場所に接している状態を表しています。
このように、それぞれの前置詞は、前後の名詞の関係性を明らかにする役割があります。

「on the wall」を見て、「あれ?上じゃないのにonが使えるの?」と思った方もいるでしょう。「on」は「~の上に」と習ったかもしれませんが、壁の表面など横向きの場合でも、物と面が接している状態であれば「on」を使いますので、覚えておきましょう。

前置詞の形容詞句と副詞句の見分け方

前置詞には、形容詞句だけでなく副詞の働きをする場合もあります。では、どのように見分ければよいのでしょうか。
次の2つの例文を比べてみましょう。

(a)She picked up a book on her desk. (彼女は机の上にある本を手に取った。)
(b)She swam in the pool. (彼女はプールで泳いだ。)

(a) では、名詞「a book」が「on her desk(前置詞+名詞)」で修飾、つまり説明されています。
(b) では「in the pool(前置詞+名詞)」の前には動詞「swam」があります。

英語の文法では、名詞を説明する語を「形容詞」、動詞を説明する語を「副詞」と呼びます。そのため、この例文のうち(a)が「形容詞句」、(b)が「副詞句」であると言えます。

一般的に、副詞句は動詞を修飾しますが「形容詞」「他の副詞」「文全体」も修飾できると、覚えておきましょう。

ポイントのおさらい

・英語の前置詞は「前置詞+名詞」
・前置詞句には形容詞句と副詞句がある
・形容詞句→名詞を修飾、副詞句→主に動詞を修飾

前置詞「in」「on」「at」「from」「to」の訳し方のコツ

英語の前置詞を訳す際には、前置詞だけの意味で使える場合と、使えない場合があります。日本語ではわかりにくい関係性を明らかにできるようにするとよいでしょう。
それでは順番に「in」「on」「at」「from」「to」の各前置詞の訳の例を見てみましょう。

・in(~の中に)
場所:He is in his room. (彼は自分の部屋(の中)にいる。)
時:I go skiing in winter. (私は冬スキーをする。)

・on(~の上に)
場所:There is a letter on the table. (テーブルの上に手紙があった。)
時:I went there on Monday. (私は月曜日そこに行って来た。)

・at(~に)
場所:I met him at the station. (私は駅彼に会った。)←「駅にいた時に会った」という意味です。
時:She got up at 6:00. (彼女は6時起きた。)

・from(~から)
場所:He came from New York. (彼はニューヨークから来た。)
時:The office is open from 9:00. (事務所は9時から開いている。)

・to(~に)
場所:I went to Washington last week. (私は先週ワシントン行った。)
時:The restaurant is open from 7 p.m. to 9 p.m. (そのレストランは午後7時から9時まで開いている。)
「from A to B」は「AからBまで」と覚えてしまいましょう。

英語の前置詞を訳す際は、単語だけの意味と変わらない場合と、文脈や用法により訳語を変更する必要のある場合があります。まず基本の意味の訳を当てはめてみて、自然な日本になるかどうかを見極めることが大切です。元の意味から考えれば、自ずと文脈に沿った適切な訳が浮かぶでしょう。

ポイントのおさらい

・in(~の中に)
・on(~の上に)
・at(~に)
・from(~から)
・to(~に)
・英語の前置詞の訳は用法ごとに変わる可能性があるため、用法に合わせて自然な日本語に訳そう

まとめ

今回は前置詞「in」「on」「at」「from」「to」について、また「基本の前置詞の種類」「基本の前置詞の意味と使い方」「基本の前置詞の訳し方」をご紹介しました。

それぞれ使い方や訳し方が異なりますので、一つ一つ例文を見ながら覚えていきましょう。それでもわからないところがあり、つまずいてしまう人は「苦手科目」を作らないためにもわからないところがあったらすぐに質問してみましょう。学校や塾の先生には質問しづらい……という場合は、家庭教師なら、自分のペースでわからないことが聞けるので苦手意識がなくなります。

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