子どもが不登校になると、「子どもにカウンセリングを受けさせたい」と考える方が多いのではないでしょうか。子どもが悩んでいる様子を見ると、本人の悩みをどうにか軽くしてあげたいと思うのは当然です。しかし、子どもがカウンセリングを受けることは本当に効果があるのでしょうか?
この記事では子どもへのカウンセリングの効果、親がカウンセリングを受けた場合の効果と事例、目的別の相談先の選び方をご紹介します。
子どもがカウンセリングを受ける効果とは?
カウンセリングとは、カウンセラーが相談者の言葉を否定せずに悩みを聞き、”気づき”のキッカケを与えてくれるものです。子どもがカウンセリングを受けると、自分の気持ちを整理出来ることや、第三者に話を聞いてもらえるストレス発散の効果があります。
ただし、気持ちを整理しただけでは不登校の根本的な原因は改善しないことがほとんどです。また、思春期の子どもはカウンセリングに対して抵抗がある場合が多く、親が無理やり受けさせようとすると親子関係の悪化に繋がる可能性もあります。
親がカウンセリングを受ける効果
無理に子どもにカウンセリングを受けさせるよりも、親がカウンセリングを受けることのほうがおすすめです。子どもと日常的に関わる「親のメンタルの安定」は家庭に良い影響を与えます。悩みを抱えこまずに吐き出すことを心がけましょう。また、「子どもの気持ちを正しく理解する」キッカケにもなるでしょう。
ただし、前項でも触れたように、メンタルの安定だけでは不登校の根本的な解決にはなりません。親にとって更に大切なことは「不登校児の正しい関わり方を知ること」です。カウンセリングだけではなく、不登校の解決に詳しい専門機関を選び、相談することが大切です。
親がカウンセリングを受けてよかった事例
親がカウンセリングを受けるべき理由をお伝えしましたが、大人でもカウンセリングを受けるには二の足を踏んでしまうこともあるかと思います。
そこで、実際に専門家に相談して良い方向にむかった保護者の声を紹介します。ぜひ最初の一歩を踏み出すキッカケにしてください。
子どもの荒れた言動を受け入れることは、頭でわかっていてもメンタル的に難しいことがたくさんありました。しんどい気持ちを吐き出せて、並走してくれる人がいてくれて安心しました。
(高1男子母)
子どもの気持ちをわかっているつもりだったけど正しく理解できていませんでした。子どもにとって嫌なアプローチをしていたんだなぁと気づき、対応を変えることができました。
(小5女子母)
子どもが学校を休んだ時に”がっかり”してはいけないことは理解していたけれど、子どもが学校に行った時に”喜んで”はいけないことは盲点でした。子どもは親を喜ばせたいと思って頑張ってしまうみたいなので、フラットな対応に変えました。
(中1女子母)
自分の気持ちの理解のおかげで、子どもが思い通りにならない時にコントロールしようとしていたり、感情的になっていたことに気がつきました。親のエゴが出ないように注意するようになりました。
(高1男子母)
自分のメンタルが安定したからか、子どもから話しかけてくれることが増えました。
(中3女子母)
目的別の相談先の選び方
不登校のカウンセリングは色々な場所で受け付けていますが、自身の目的に合った相談場所が分からず、適切な相談先を見つけるまでに長時間かかった方はたくさんいらっしゃいます。
以下の記事には目的別の相談先一覧と、実際に相談経験がある保護者が最終的な相談先に行きつくまでの事例を記載しています。ぜひ参考にして、適切な相談先を選びましょう。
まとめ
この記事では子どもへのカウンセリング効果、親がカウンセリングを受けた場合の効果と事例、目的別の相談先の選び方を紹介しました。
適切な相談機関を頼ることが親御さんの助けになり、子どもの現状回復に繋がります。ひとりで抱えずに専門機関へ相談してみてください。
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