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【現役早稲田生が解説!】早稲田大学法学部入試 日本史の傾向と対策

大学受験

早稲田大学法学部入試における日本史の基本情報

ここでは早稲田大学法学部入試における配点と制限時間、出題形式を解説していきます。

配点と制限時間

法学部は英語、国語、社会or数学の3教科全体で150点あります。中でも日本史(社会)の配点は40点で、全体に占める割合は36%と、無視できない割合です。そして制限時間は60分です。

出題形式

例年4題、古い時代から順番に出題されています。模試や他大学の問題でもよく出題される形式の問題が3問と、史料問題が1題出題されています。回答数は40問で、16~17問程度が記述となります。設問は一行問題・正誤判定を中心に空欄補充や年代配列も出題されます。

Ⅰ・Ⅱ・Ⅳ:その他
Ⅲ:史料問題

傾向と対策について

ここでは傾向と対策について紹介します。

傾向

問題自体は私大最難関と呼ぶにふさわしい難易度を誇っています。基礎的な知識も問われますが、時々教科書のレベルを超えた問題も出題されます。

分野は政治史が半分を占めていて、外交史は毎回出題されます。受験生が苦手意識を持ちがちな文化史はあまり出題されません。

近世〜現代(江戸時代〜戦後)がほとんどを占めており、特に第4問ではよく昭和史が含まれています。史料問題は教科書の範囲を超えたものがよく出題されるので、受験生にとっては初見であることが多いです。

他に早稲田大学独特の傾向として、島村抱月、北原白秋等の早稲田関係の人物がよく出題されます。

対策

ここでは日本史の対策について解説します。

特に教科書の後半の範囲に力を入れよう

前述の通り、近世~戦後の出題が多く、90年代まで出題されることもあります。そこで教科書の後半の範囲に力を入れましょう。高校の授業だと高3の夏休み明けまで教科書が終わらない学校もあるので、自主学習による先取りが鍵です。

史料問題は古文の読解力で解決しよう

前述の通り、史料問題は教科書の範囲を逸脱しているものも多く出題されるので、初見史料に当たることはほぼ不可避です。

史料は当然古文調で書かれていることが多いので、内容を読み解くには古文の読解力が必要な場面があります。

他にも初見史料の対応に慣れるため、過去問対策も徹底しましょう。

筆者が偏差値40から法学部に逆転合格するために実践した勉強法

ここでは筆者が偏差値40から法学部に逆転合格するために実践した勉強法を紹介します!もし逆転合格を考えている受験生がいれば、参考にしていただければ幸いです。

教科書・資料集を読まない勉強法

実は筆者はほとんど教科書を使って勉強しませんでした。理由は教科書はページ数がかなり多く読むのに時間がかかる上に、登場する用語も基礎的なものが多いので、難関私大対策においては少し不十分であると感じました。加えて資料集もほとんど読みませんでした。記載されている資料は情報量がかなり多くて暗記することが不可能である上、教科書や学校の授業でも写真が載っていることが多くて必要性を感じなかったからです。

その代わり用語集を使って用語を徹底的に暗記することにしました。最初は『山川 一問一答日本史』(山川出版社)で基礎的な用語を暗記し、次に『日本史一問一答【完全版】2nd edition(東進ブックス 大学受験 一問一答シリーズ)』(東進ブックス)で★0の用語まで暗記しました。

資料問題も一問一答で対応することにしました。『日本史史料一問一答【完全版】2nd edition(東進ブックス 大学受験 一問一答シリーズ)』(東進ブックス)を使って、頻出史料は網羅しました。

では初見史料はどうしていたかと言うと、実はほとんど読まなくても対応できます。例えば空欄補充問題の場合、前後の文脈、使われている別の用語からある程度「どの時代の資料で、何がテーマなのか」掴むことで、適切な用語を推測できます。このように最低限の用語の意味をとらえるだけで史料問題は対応できてしまいます。

試験時間を確実に半分余らせる解き方

筆者は記述模試と私立大学に限りますが(いずれも国公立大学とは異なって、ほぼすべて一問一答形式か、記述選択式の問題が出題される)、どの日本史の試験問題でも確実に半分かそれ以上の時間を余らせることに成功しました。もちろん分からなくて空欄だらけだったからではありません。実は長文を殆ど読まなくても答えを導き出せるのです。

一問一答を解いていくうちに気付くのですが、例えば「723年、開墾奨励を目的に施行された法令を何というか」という問題が出題されたとします。答えは勿論「三世一身法」です。この用語を答えさせる問題には必ずと言っていいほど「723年」と「開墾奨励」という用語が登場します。これは設問・長文に関わらず登場します。つまり「この用語を答えさせる問題は、前後に必ずある決まった用語が登場する」という、数学の公式のようなものを導き出せたら、文字をほとんど読まなくても答えを出せるのです。つまり「『723年』+『開墾奨励』=『三世一身法』」という「公式」です。このプロセスを試験中繰り返すことによって、大幅に解答時間を縮小させることができます。

まとめ

早大法学部の日本史は全部で大問が4つ出題されて、そのうち1題が史料問題です。近世〜現代の範囲が多く出題されます。史料問題は教科書の範囲を逸脱した初見史料が多く出題されるので、古文の読解力を有したうえで念入りな過去問対策が重要です。

日本史は地道な努力を積み重ねていけば確実に知識が身につくので、最初はあまり結果が芳しくなくても、諦めずに最後まで努力し続ければ、必ず逆転合格への道は拓けるでしょう。

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