早稲田大学の世界史は、教科書外の範囲から出題されることもあるため、膨大な暗記量が求められる科目です。
そこでこの記事では、「世界史の偏差値を上げて早稲田大学教育学部に合格したい」という受験生のために早稲田大学教育学部(A方式)の入試における世界史の配点、出題形式・大問ごとの傾向と対策を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します。
早稲田大学教育学部入試(A方式)における世界史の基本情報
教育学部の「A方式」(教育、国語国文、英語英文、社会、複合文化学科)は「外国語(英語、ドイツ語、フランス語から一つ選択)」、「国語」、「地歴(世界史、日本史、地理から一つ選択)」の三教科で150点満点で、中でも「地歴(世界史)」の配点は50点満点です。これは全体の3分の1を占めていることから、高い割合を占めていると言えるでしょう。
試験時間は60分です。
出題形式に関しては、例年大問が4つあります。それぞれ専らマークシート式の問題で構成されているので、他の大学・学部に見られるような用語記述等の記述式の問題は出題されません。
傾向と対策について
ここでは教育学部の世界史の傾向と対策について解説します。
傾向
全体的に基礎的な問題が出題されているとされているので、早稲田の中でも難易度は標準的といえます。
提示された文章に関する内容を問う正誤問題が頻出です。例えば4つ提示された選択肢から正しいものを選択する問題や、「①ー正 ②ー誤」という正誤の組み合わせを選択する問題が出題されます。他にも年代知識を問う問題が出題されることも特徴です。
範囲ですが、近年はヨーロッパ史、東アジア史の他にテーマ史も登場しています。
対策
ここでは世界史の対策について解説します。
教科書で基本事項を抑えよう
「傾向」で解説した通り、基礎的な問題が多いので、基礎固めを意識しながら教科書や用語集を中心とした対策を心がけましょう。
高得点を狙おう
「傾向」で解説した通り、基礎的な問題が多いことから、高得点勝負になることが予想されます。さらに年度によっては「得点調整」の影響で素点よりも大幅に点数が低くなることも予想されるので、より高得点を狙う必要があります。得点調整とは、選択科目の間の難易度の差を是正するために、一定程度点数を増減させることを言います。詳しくは公式HPをご覧ください。
まとめ
今回は早稲田大学教育学部(A方式)の世界史について解説しました。出題される問題のほとんどが基礎的なものだと言われているので、基礎固めを意識して教科書や用語集を中心とした対策を心がけましょう。単に用語に対する知識のみならず、年代に関する知識を問う問題も出題されるので、こちらも抜かりなく対策を行いましょう。
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