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【現役早稲田生が解説!】早稲田大学商学部入試 世界史の傾向と対策

【現役早稲田生が解説!】早稲田大学商学部入試 世界史の傾向と対策 大学受験

早稲田大学の世界史は、教科書外の範囲から出題されることもあるため、膨大な暗記量が求められる科目です。その上長文論述問題が出題されることでも有名です。

そこでこの記事では、「世界史の偏差値を上げて早稲田大学商学部に合格したい」という受験生のために早稲田大学商学部の入試における世界史の配点、出題形式、各大問ごとの傾向と対策を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します。

早稲田大学商学部入試における世界史の基本情報

ここでは早稲田大学商学部入試における配点と試験時間、出題形式を解説していきます。

配点と試験時間

商学部の世界史は「地歴・公民型」入試で受験できます。英語、国語、地歴・公民の三教科で200点満点となります。中でも地歴・公民(世界史)の配点は60点満点で、全体に占める割合は30%です。試験時間は60分です。

出題形式

例年大問が4つ出題されます。その内3つは専らマークシート式の問題から構成されていて、残り1つが専ら用語記述・長文論述(100字以内)から構成されている問題が出題されます。

Ⅰ~Ⅲ:マークシート
Ⅳ:用語記述・長文記述

傾向と対策について

ここでは商学部の世界史の傾向と対策について解説します。

傾向

全体的に、癖のない標準的な難易度で、早稲田の中では比較的易しいといわれています。

正誤問題が出題されますが、選択肢の中から「正解を一つ選べ」という問題が専ら出題されます。早稲田の中で世界史が特に難しいといわれている法学部や社会科学部のように、「正解を2つ選べ」という問題や「3文程度の文章の内容正誤を組み合わせで聞く」問題など、比較的難しい出題形式は出題されないところが、「癖がない」といわれる所以でしょう。

範囲ですが、近年は横断・欧米史・アジア史の順に多いです。つまり欧米史が特に重視されているといえます。ただし小問単位でアジア史に関して答えさせる問題も多いことも特徴です。

時代に関しては、近年前近代と通史が半々くらいの割合で出題されていますが、テーマ史として広い範囲から出題する問題もあることから、古代から現代まで幅広く出題されているといえるでしょう。

分野としては主に政治史・外交史が中心ですが、社会経済史や文化史からの出題も少なくありません。

対策

ここでは世界史の対策について解説します。

教科書で基本事項を抑えよう

「傾向」で解説した通り、標準的な問題が多いので、基礎固めを意識しながら教科書や用語集を中心とした対策を心がけましょう。また、幅広い時代から出題されることから、学習の「穴」を作らないようにしましょう。

現代からも出題されるので、ニュースや新聞を見て時事問題に対応できるようにするとより効果的です。

短文記述は流れを意識しよう

「傾向」で解説した通り、短文記述は年度によって出題されないこともありますが、他の受験生よりも一歩リードするために、念入りに対策をしましょう。解答する際は重要事項に関して「原因→経過→結果→影響」を意識するようにしましょう。

試験問題の一番最後の大問で出題されるという性質上、近世以降から出題されることが多いです。中でも戦後を中心として1900年以降の時代から出題されることがほとんどです。2015年のイギリスEU離脱について扱った問題が出題されるなど、年度によっては時事問題に近い内容の問題が出題されることがあるので、ごく近い過去も含めて、世界の情勢を把握しましょう。

高得点を狙おう

「傾向」で解説した通り、商学部の世界史は早稲田のなかでは比較的易しいとされているので、高得点勝負になりがちです。できるだけミスを減らすように心がけて、確実に高得点を狙いましょう。

まとめ

早大商学部の世界史は配点が60点満点で、制限時間は60分です。例年大問が4つあり、そのうち3つが専らマークシート式の問題で構成されており、1つが用語記述・長文論述から構成される問題が出題されます。時代は古代から現代まで幅広く出題されて、分野は政治史や外交史から多く出題されます。また、欧米史が重視されているほか、アジア史も頻出であることから、この2つの範囲を重点的に学習しましょう。

出題される問題は標準的な難易度なので、基礎固めを意識しながら、教科書や用語集を用いて基本的な知識を抜かりなく身につけましょう。

長文論述問題は近世以降からの出題がほとんどで、年度によっては時事問題に近い内容が出題されることもあります。そこで、ニュースや新聞を閲覧することを習慣化して、時事に関する知識も身につけましょう。


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