早稲田大学商学部の数学は、文系最難関といわれるほどの高難易度を誇っています。そこで念入りな対策が必要となります。 そこでこの記事では、「数学の偏差値を上げて早稲田大学商学部に合格したい」という受験生のために、早稲田大学商学部入試における数学の基本情報、各大問ごとの傾向と対策を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します!
早稲田大学商学部入試における数学の基本情報
ここでは入試における数学の配点と制限時間、出題形式について解説します。入試対策をするにあたって、これらの情報はとても重要です。
配点と試験時間
商学部の数学は「数学型」入試で受験できます。英語・国語・数学の三教科で180点満点となります。中でも数学の配点は60点満点で、全体に占める割合は3分の1です。試験時間は90分です。
出題形式
ここでは数学の出題形式について解説します。
大問は計3つで構成されていて、記述式の問題のみ出題されます。例年1つ目の大問で小問が4つ出題される小問集合の形で出題されて、2つ目、3つ目がそれぞれ独立した問題で、小問が (2) まで出題されます。
傾向と対策について
ここでは傾向と対策について解説します。先述の通り商学部の数学は文系数学最難関といわれているので、対策を始めるにあたって予めこれらの情報を得ることはとても重要です。
傾向
参考書や問題集で掲載されていないレベルの問題が出題されています。思考力を問われるような問題が多く出題されるといわれています。
小問集合では、他の難関大学では単独で出題されるレベルの問題が出題されます。処理速度はあまり求められていないものの、計算力が必須の問題が多いといわれています。
他の問題(大問2と3)については、特長として、数学AやBの範囲が頻出といわれています。また、大問3は実験をする必要があったり、自ら法則や規則性を見いだす必要のある、パズル要素を含んだ問題がよく出題される傾向にあります。
対策
ここでは数学の対策を解説します。
まずは他の大学学部の問題から解答し始めよう
商学部の数学を解答し始める前に、早慶や国公立2次試験でも頻出の問題を対策することによって、そのレベルの問題に確実に解答できるようにしましょう。
思考力を養おう
「傾向」で解説した通り、特に小問集合で思考力を問う問題が頻出なので、難易度の高い参考書や過去問を解答することによって、慣れていきましょう。
「諦める」ことも忘れないようにしよう
商学部の数学は例年平均点が10点前後(約16%程度)を推移していることから、半分正解するだけでも大きなアドバンテージとなる可能性があります。(出典:https://www.waseda.jp/inst/admission/undergraduate/result/ )
そこで「正解する」ことを意識するのではなく、「不正解でもいいから1点でも多く部分点を取る」ことを意識しつつ、どうしても試験時間中に解答できない問題は、勇気を出して諦めて、他の問題の解答に注力しましょう。
まとめ
早大商学部の数学は、配点が60点で、制限時間は90分です。大問は全部で3つあって、1つ目は答えのみを記述する形の小問集合、2つ目と3つ目がそれぞれ独立した問題として出題されます。小問集合は特に計算力が求められるほか、2つ目と3つ目は思考力が問われる問題が出題される傾向にあります。特に2つ目、3つ目の問題について、数学AやBの範囲が頻出することも特徴です。全体的に参考書や問題集で掲載されていないレベルの問題が出題されるので、まずは早慶の他学部や国公立2次試験の数学を解答するところから始めて、そのレベルの問題を確実に解答できるようにする必要があります。また、文系最難関レベルといわれている以上、場合によっては試験時間中に解答できない問題が出題されることもあります。その場合は「平均点以上の点を取れたら十分」であることを思い出して、「不正解でもいいから1点でも多く部分点を取る」ことを意識して、他の問題を解答することに注力しましょう。
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