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【現役早稲田生が解説!】早稲田大学教育学部入試(A方式) 国語の傾向と対策

【現役早稲田生が解説!】早稲田大学教育学部入試(A方式) 国語の傾向と対策 大学受験

「国語」は文系科目の中で最も対策のしづらい科目だという人もいます。ですがしっかりと対策をしていけば、得点源になる可能性もあります。

この記事では「国語の偏差値を上げて早稲田大学教育学部に合格したい」という皆さんのために、早稲田大学教育学部の入試(A方式)における国語の基本情報、各大問ごとの傾向と対策、スランプの対処法、そして受験生からよくある質問を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します!

早稲田大学教育学部入試(A方式)における国語の基本情報

ここでは教育学部(A方式)の国語の配点、試験時間、出題形式について解説します。

配点と試験時間

教育学部の「A方式」(教育、国語国文、英語英文、社会、複合文化学科)は「外国語(英語、ドイツ語、フランス語から一つ選択)」、「国語」、「地歴(世界史、日本史、地理から一つ選択)」の三教科で150点満点で、中でも「国語」の配点は50点満点です。これは全体の3分の1を占めていることから、高い割合を占めていると言えるでしょう。試験時間は90分です。

ここで注意して欲しいのは、「国語国文学科」受験者は国語の得点が得点調整後の得点を1.5倍するところです。詳細は早稲田大学公式HPをご覧ください。

出題形式

例年大問が全部で4つ出題されており、現代文が2つ、古文・漢文が1つずつの構成です。

一 現代文
二 現代文
三 古文
四 漢文

現代文の傾向と対策について

ここでは教育学部(A方式)の現代文の傾向と対策について解説します。現代文は国語の中で一番対策が難しいセクションだといわれていますが、念入りに対策をすれば高得点を狙うこともできるので、対策を怠らないようにしましょう。

傾向 

前述の通り現代文は2題出題されます。内容としては例年「評論文」と「随筆文」という組み合わせで出題されることが多いです。

近年は専らマーク式の問題のみで構成されています。

文章の内容は哲学や政治、自然環境などをテーマにしたものが多く出題されていて、抽象度が高くやや難易度が高めな文章であることから、高度な読解力が必要となります。 

対策

ここでは現代文の対策を解決します。

知識・教養を身につけよう 

前述の通り比較的やや難易度の高い文章が出題されることから、意味を知っていなければ内容が理解できないということもあります。その場合、高度な知識・教養が必要です。

対策としては、単語帳で意味を覚えていくか、問題演習や過去問演習、模試を通じて分からない単語があればノートにメモをして、あとから復習することによって知識力を高めることがおすすめです。

高度な文章に耐えうる読解力を身につけよう 

難易度の高い文章を理解するには、高度な論理的思考・読解力が必要です。

対策としては、難易度の高い問題集を使うか過去問演習を重ねることによって、この抽象的な文章に慣れていくことです。

古文の傾向と対策について

古文は国語の中では比較的対策しやすいセクションです。確実に対策して、高得点を狙いましょう。

傾向

教育学部は特に文法問題が多く出題されていることが特徴です。したがって文法知識がとても重要です。他にも内容の理解を問う問題も出題されることから、読解力も求められています。

対策

ここでは古文の対策について解説します。

文法を確実に身につけよう

前述の通り直接的に文法知識を問う問題が例年多く出題されているので、抜かりなく対策をする必要があります。

対策としては文法書を暗記し、それに添付されている文法問題を解いていくことによって、知識を盤石なものにすることです。参考書ですが、筆者は学校で配られた文法書である『<三訂版>完全傍訳 やさしくくわしい古典文法』(尚文出版)を使いました。大学受験で暗記する古典文法は決まっているので、参考書は学校で配られたものか、単語帳の最後に付録としてついている物で十分だと思っています。

単語を確実にしよう

文法のみでは当然文章の内容を理解することは出来ません。

筆者のおすすめは『古文単語ゴロゴ プレミアム+(古文ゴロゴ)』(スタディカンパニー)を使って単語の暗記に対して抵抗をなくしたうえで、『古文単語330三訂版』(いいずな書店)を派生語まで暗記することです。

問題演習を重ねよう

ここまで単語や文法を勉強してしていざ本文を読もうとしても、古文は一般的な受験生はほとんど読まないはずの文章なので、最初から理解できる受験生も少ないそうです。したがって慣れが必要になります。筆者のおすすめは問題演習や過去問演習を重ねることによって、古文読解に慣れることです。

漢文の傾向と対策について

ここでは漢文の傾向と対策について解説します。

傾向としては、文脈から正解を判断する問題が近年増加していることから、読解力が求められています。また、文法の知識を問う問題も多く出題されていることから、「文の構造」や「句法」に関する知識も身につけましょう。

対策としては文法の知識を身につけるところから始めましょう。筆者のおすすめの参考書は「漢文早覚え速答法」(学研プラス)です。ある程度習得できたら問題演習を行って、読解力を身につける練習を行いましょう。

スランプに陥った時は

数カ月、数年単位になる長い受験期間ですので、スランプに陥ることもあります。特に自分のように元々まともに勉強したことのない生徒が実力を底上げするタイプの受験だと、ほとんどの場合スランプに陥ることになります。しかし焦らないでください。必ず対処法があって、本番までに解決できれば何の問題もありません。

基本に立ち戻ろう

まず原点に立ち戻りましょう。自分は国語でスランプに陥ったとき、自分が持っている中で一番簡単な問題集を解きました。「現代文レベル別問題集③」と「古文レベル別問題集①」をもう一回解きなおして、また過去問も志望校のレベル順に挑戦していくと、自然とスランプから解放されます。要するに自分が辿ったルートをもう一回辿り直せばよいのです。

自分は現代文で3回ほど、古文で4,5回ほどスランプに陥りましたが、焦らずにこの方法を繰り返したらどの回でも自然と抜け出せました。

よくある質問

Q
古文常識はどの程度習得しましたか?
A

実はほとんど知らないまま本番に臨むことになりました。ただ社会で日本史選択だったので、背景知識はある程度習得できていました。ですので日本史選択であれば最悪の場合全く習得できていなくても、恐らく何とかなる可能性がありますが、おすすめしません。

Q
和歌の解釈の仕方はかなり複雑ですが、身につけた方がいいですか?
A

身につけるに越したことはありません。和歌は解釈の仕方がかなり複雑ですが、問題文の意味を深く理解するうえで重要なポジションを占めています。そのうえ現代語訳が直接出題される可能性も否定できないので、古文が得意・対策する時間があれば身につけた方が無難でしょう。筆者は前述の通り解釈を知らないまま本番に臨んだので、和歌の解釈は表面上言葉から読み取れる意味と、文脈からある程度読み取れる意味を駆使して少しだけ解釈することで乗り切りました。

Q
古文解釈の参考書を購入するのはアリですか?
A

古文の解釈の仕方は英語みたいなもので、そういう明確な解釈法に頼らない人もいれば、身につけてから論理的に文章を把握する人もいます。もし後者のタイプの方であれば、古文解釈の参考書を購入するのはアリだと思います。

まとめ

今回は早稲田大学教育学部(A方式)の国語について解説しました。現代文は例年評論文と論述文の2つが出題されて、内容自体もやや難しいことから高度な読解力が求められています。古文は文法問題が多く出題されていることから、まずは文法的な知識を身につけましょう。漢文は文法的な知識を問う問題のみならず、文脈から内容を判断する問題も出題されることから、文法的な知識のみならず、読解力も必要です。

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