早稲田大学教育学部(B方式)の数学は、試験時間に対して問題数が多く、計算量の多い問題がよく出題されるため、念入りな対策が必要となります。
そこでこの記事では、「数学の偏差値を上げて早稲田大学教育学部に合格したい」という受験生のために、早稲田大学教育学部入試(B方式)における数学の基本情報、大問ごとの傾向と対策を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します!
早稲田大学教育学部入試(B方式)における数学の基本情報
ここでは入試における数学の配点と試験時間、出題形式について解説します。入試対策をするにあたって、これらの情報はとても重要です。
配点と試験時間
教育学部の「B方式」(理学科・地球科学専修、数学科、複合文化学科)は「外国語(英語、ドイツ語、フランス語から一つ選択)」、「理科(物理基礎・物理、化学基礎・化学から一つ選択)」、「数学(数ⅠA・数ⅡB・数Ⅲ、「確率分布と統計的な推測」は除く)」の三教科・150点満点で、中でも「数学」の配点は50点満点です。これは全体の3分の1を占めていることから、高い割合を占めていると言えるでしょう。試験時間は120分です。
ここで注意していただきたいのは、「数学科」受験者は、数学の得点が得点調整後に2.0倍されるところです。詳細は早稲田大学公式HPをご覧ください。
出題形式
ここでは数学の出題形式について解説します。
大問は計4つで構成されていて、記述式の問題のみ出題されます。例年1つ目の大問で小問が4つ出題される小問集合の形で出題されて、残り3つがそれぞれ独立した問題で、小問が (2) 〜(3)まで出題されます。
傾向と対策について
ここでは傾向と対策について解説します。前述の通り教育学部の数学は試験時間に対して問題数が多く、計算量の多い問題がよく出題されるので、対策を始めるにあたって予めこれらの情報を得ることはとても重要です。
傾向
数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・Bの全範囲から偏りなく出題されます。
例年「微分・積分」が必ずと言ってよいほど出題され、「数列」「ベクトル」等が頻出です。
対策
ここでは数学の対策を解説します。
解答の書き方に気をつけよう
教育学部の問題は専ら記述式の問題です。式を書きすぎると問題によっては解答用紙に収まりきらない可能性があるので、必要な式とそうでない式を区別しながら書くとコンパクトに書くことができます。
過去問演習を重ねよう
問題ごとの難易度に差があるので、得点を確実に稼ぐためには、難易度を見極める力が重要となります。他にも傾向を掴むという意味でも、過去問対策はとても重要です。少なくとも10年分は解くことを目標にしましょう。
まとめ
今回は早稲田大学教育学部(B方式)の数学について解説しました。例年出題範囲の全範囲から偏りなく出題されるため、幅広く対策をしましょう。また、大問の数が多く、計算量の多い問題がよく出題されるため、計算処理能力を身につけると同時に、解答をコンパクトに収めるために、解答に書く式を取捨選択しましょう。
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