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【現役早稲田生が解説!】早稲田大学文化構想学部入試 英語の傾向と対策

【現役早稲田生が解説!】早稲田大学文化構想学部入試 英語の傾向と対策 大学受験

英語は多くの大学・学部の入試で一番高い比重を占めており、それに加えて対策するのに一番時間がかかる科目だとしている人もいます。中でも早稲田大学文化構想学部の英語は、他の大学と比べてかなり独特な出題傾向であり、且つ高い難易度を誇っているので、一筋縄ではいきません。

この記事では「英語の偏差値を上げて、早稲田大学文化構想学部に受かりたいけれど、何から手をつけていいのか分からない!」という受験生の皆さんのために、早稲田大学文学部の入試における英語の基本情報と、各大問ごとの傾向と対策、スランプの対処法、そして実際に受験生からよくある質問を、現役早大生(法学部・2年)が伝授します!

早稲田大学文化構想学部英語の基本情報について

英語はどの大学学部でも大きな比重を占めていることが多いです。そして、その対策をするにあたって、出題形式を知ることは必須です。ここでは入試における英語の配点と制限時間・出題形式について解説します。

ちなみに文化構想学部の英語は、文学部と傾向がほとんど同じだといわれているので、過去問対策をする際には文学部の過去問も解いてみましょう。

配点と試験時間

文化構想学部は英語、国語、社会の3教科全体で200点満点となります。中でも英語の配点は75点満点です。これは国語と並んで一番高い配点を誇っていて、全体に占める割合は38%です。そして時間は90分と、多くの受験者がかなり少ないと感じる設定です。

出題形式

例年大問が5つ出題されています。Ⅰ~Ⅳまでがマークシート方式で、Ⅴのみ自由英作文です。

Ⅰ~Ⅲ:長文読解
Ⅳ:会話問題
Ⅴ:自由英作文

長文読解の傾向と対策について

まず初めに長文読解の解説をします。長文読解は、基本的にどの入試問題でも出題されるので、英語の中で一番重要な要素だとみなす人もいます。ですが、同時に対策が難しいセクションでもあります。英語の中では一番対策に時間がかかるものです。

傾向

文化構想学部の長文読解は例年大問Ⅰ~Ⅲまで3題出題されています。

Ⅰは更に2つのセクションに分けられていて、どちらも出題形式は同じです。長文中の空欄に適切な語句を選択しマークさせる問題が出題されています。

Ⅱは更に3つのセクションに分けられていて、いずれも出題形式は同じです。オーソドックスな長文読解問題となっていて、問いに対して適切な回答を選択しマークさせる問題が出題されます。

Ⅲは空欄補充問題です。長文中の空欄に、適切な内容の1文を選択肢の中からマークさせる問題が出題されます。

出題される主題は文化論や社会論、物語などが中心です。

対策

ここでは対策を紹介します。文化構想学部の長文読解は前述のとおり、オーソドックスな出題のされ方をしているので、基礎を徹底して対策しましょう。

速読力を身につけよう

文化構想学部の長文読解は理解するのに時間がかかる内容で、毎年長文が7つも出題されるので、読解力のみならず速読力も必要です。筆者はとにかく問題・過去問演習を積み重ねることによって鍛えました。まずはそこまで高度な読解力を必要とせず、単語数の少ない問題から解いていきましょう。そしてある程度慣れてきたら、文学部のみならず、他の学部や同じくらいの難易度を誇る慶應義塾大学の過去問にも挑戦してみましょう。

語彙力を身につけよう

文化構想学部の長文は語彙のレベルが高いので、語彙力もかなり高いレベルが求められます。「ターゲット1400」(旺文社)で基礎的な単語を身につけた後、「ターゲット1900」・「英検準一級 でる順パス単」(旺文社)で発展的な単語を身につけてから、「速読英単語 上級編」(Z会)でよりマイナーな英単語を身につけることがおすすめです。英熟語の対策も不可欠で、「ターゲット1000」(旺文社)がおすすめです。

とにかく過去問に触れよう

文化構想学部の出題形式はかなり独特なので、この形式に慣れる必要があります。少なくとも10年分は解きましょう。

文脈から単語の意味を推測する力を身につけよう

長文読解や会話問題で時々一般的に使われる単語帳には掲載されていないくらい難しい単語が登場することもあります。そういう場合は文脈から意味を推測できる力が不可欠ですので、先述の「速読英単語 上級編」(Z会)を使用するか、問題演習を通して身につけていきましょう。

会話問題の傾向と対策について

会話問題は特に文法・語法の知識を問うていることが多いので、正確な知識を得てしっかりと対策する必要があります。ですので確実に得点できるようにしましょう。

傾向と対策

例年1対1の会話形式で出題されます。会話文中に空欄があって、適切な語句を選択してマークさせる問題が出題されます。イディオムや文法、語法の知識を問う問題が出題されるので、文法問題に近い印象です。中には普段見られない口語表現が登場することもあるので、文脈から語彙の意味を推測する力も求められます。

対策

ここでは対策を解説します。

文法問題集を確実にこなそう

会話問題を対策するのに、文法・語法・イディオムの知識は必須です。筆者は「ネクステージ」(桐原書店)を10周くらいして丸暗記したうえで、更に難易度の高い「英文法ファイナル問題集難関大学編」(桐原書店)を使って対策しました。

過去問や模試を利用しよう

文法問題集でカバーされていない問題は、過去問や模試で間違えた都度ノートにメモをして、「自分だけの文法問題集」を作成しましょう。筆者のお勧めの過去問は同志社大学です。同志社大学は会話問題を毎年どの学部でも大問一つ分出題するので、会話問題になれるためにはうってつけの大学です。

自由英作文の傾向と対策について

自由英作文は恐らく文化構想学部の英語の問題の中で一番対策しづらい問題です。しかし確実に対策すれば十分に得点できるはずなので、難しいからと言って諦めてはいけません。

傾向

例年長文が登場して、それを要約させる問題が出題されます。ただ書き出しの文章は与えられているので、それに沿う形で解答を考えたら得点できるような問題になっています。

対策

明確な解答のない英作文は自分で答え合わせをするのには限界があります。そこで不安な人は学校の先生か家庭教師の先生に添削をしてもらいましょう。

スランプに陥った時は

数カ月、数年単位になる長い受験生としての期間ですので、スランプに陥ることもあります。特に自分のように元々まともに勉強したことのない生徒が実力を底上げするタイプの受験だと、ほとんどの場合スランプに陥ることになります。しかし焦らないでください。必ず対処法があって、本番までに解決できれば何の問題もありません。

基本に立ち戻ろう

まず原点に立ち戻りましょう。自分は英語の長文問題でスランプに陥ったとき、自分が持っている中で一番簡単な問題集を解きました。「英語長文レベル別問題集 5 上級編」(東進ブックス)をもう一回解きなおして、また過去問も志望校のレベル順に挑戦していくと、自然とスランプから解放されます。要するに自分が辿ったルートをもう一回辿り直せばよいのです。

よくある質問

Q
英文解釈の勉強はした方がいいですか?
A

筆者は英文解釈の勉強をせずに本番に臨みました。そもそも英文解釈の勉強が必要な人 は、英語の文をSVOCに分けてそれから文意を掴むという、論理的に文章を理解しようとする受験生だと思うからです。筆者は文章をあまり論理的に解釈せず、使われている単語、文法、文章の流れから大まかな意味を特定する読み方だったので、問題演習で経験を積むことによって慣れていく勉強法にこだわりました。

Q
文化構想学部以外の過去問を解くのにオススメの学部はありますか?
A

まず早稲田の英文に慣れるために商学部の過去問がおすすめです。商学部は早稲田の中で問題自体の難易度が比較的低い方だといわれている(その代わり高得点勝負になるそうですが…)ので、まずはここから攻略することをお勧めします。前述の通り、文化構想学部に似た出題傾向の学部を解くなら、文学部がおすすめです。出題形式が全くと言っていいほど同じなので対策にはうってつけの学部です。

Q
1日どのくらい単語帳で英単語を見ましたか?
A

一番単語帳を見ていた時期は、300単語ずつ3冊の単語帳を使いました。つまり900語ですね。最初はかなり時間がかかるかもしれませんが、周回するごとに定着度は上がっていくので、最後の方はそれほど時間は掛かりませんでした。

Q
単語帳はどこまで暗記するのがおすすめですか?
A

『ターゲット1900』ですと、見出しの英単語以外に3つ目、4つ目まで(以下「黒字の意味」)の意味が書かれており、更に派生語まで書かれているのでかなりボリューミーです。ところがこの「黒字の意味」は文章中でそこまで登場することはないので、あまり暗記する必要はないのではないかと考えます。そこで筆者は「赤字の意味」と派生語までを暗記しました。

Q
どの順番で問題を解いていけばいいですか?
A

会話問題から解答することがおすすめです。長文ほど読解力を必要としないし、自由英作文ほど解答に困らないので、時間をかけずに回答することができるからです。会話問題の次は長文読解を解いて、最後の余った時間で自由英作文を解きましょう。

Q
本番時のメンタル調整はどうしていましたか?
A

自分は「期待しない」を徹底しました。むしろ結果に関してはかなり否定的に考えていました。変に期待してしまうと「その期待を実現しなければ」と変な方向に気張ってしまうので、いらない緊張を引き起こしてしまうと考えていたからです。いらない緊張をなくすことによって程よい緊張感を持って試験に臨むことができました。ちなみに人間は適切な緊張感を持っていると、普段よりも良い結果を残せるそうです。

まとめ

早大文化構想学部の英語は配点が75点満点で、試験時間は90分と、問題の量に対して制限時間は短めといってよいでしょう。例年大問が5つ出題されていて、Ⅰ~Ⅲまでは長文読解、Ⅳが会話問題、Ⅴが自由英作文です。長文読解は読解力、速読力、語彙力を身につけましょう。会話問題は文法、語法、イディオムの知識を身につけたうえで、口語表現の意味を文脈から推測する力も身につけましょう。自由英作文は例年長文を要約させる問題が出題されています。不安な人は学校の先生や家庭教師の先生に解答の添削をお願いしましょう。

最後に、「第一志望に合格することは簡単なことではない」とよく言われています。筆者も法学部を第一志望に受験勉強をしていた時は、中々上がらない偏差値や過去問の正答率によく頭を悩ませていました。しかし最後まで地道に過去問演習を積み重ねた結果、本番では今までで一番高い正答率で合格することができました。どうか「地道に頑張る」ことを意識しながら、第一志望への合格をつかみ取ってください。筆者は早稲田で待っています。

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