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【現役早稲田生が解説!】早稲田大学国際教養学部入試 英語の傾向と対策

【現役早稲田生が解説!】早稲田大学国際教養学部入試 英語の傾向と対策 大学受験

英語は多くの大学・学部の入試で一番高い比重を占めており、加えて対策するのに一番時間がかかる科目だとしている人もいます。特に早稲田大学国際教養学部の入試は、個別試験で英語一教科しか課せられないため、より英語に力を入れて対策する必要があります。

この記事では「英語の偏差値を上げて、早稲田大学国際教養学部に受かりたいけれど、何から手をつけていいのか分からない」という受験生の方のために、早稲田大学国際教養学部の入試における英語の基本情報と、各大問ごとの傾向と対策、スランプの対処法、そして実際に受験生からよくある質問を、偏差値40から早稲田大学法学部やその他難関私立大学に逆転合格した現役早大生(法学部・2年)が伝授します。

早稲田大学国際教養学部入試における英語の基本情報について

 国際教養学部の英語の対策を始める前に、まずは英語の配点、試験時間、出題形式を把握するようにしましょう。共通テスト・個別試験の中の英語の比重や、どのくらいの時間で解答すれば良いのか、どのような形式の問題が出題されるのか知ることは、本番のイメージトレーニングにつながるため、非常に重要です。

配点と試験時間

国際教養学部は英語のリーディング (Reading)、ライティング(Writing)併せて80点満点です(内訳は非公表)。ちなみに共通テストで課す科目(国語と地歴 or 数学 or 理科 or 情報)100点満点(1教科50点)と、英語4技能テスト(英検)による加点20点満点を併せて全体で200点満点なので、上記2教科だけで4割も占めています。

制限時間はリーディングが90分、ライティングが60分となっています。

出題形式

ここではリーディング、ライティングそれぞれの出題形式について解説します。

リーディングは例年大問が3つあり、すべて長文読解問題です。
ライティングは近年大問が3つあり、1つ目が提示された問いに対して適切な根拠を示しつつ自分の意見を自由に述べさせる問題で、2つ目がグラフから読み取れる内容を記述させる問題、3つ目に最後に提示された長文を日本語で要約させる問題が出題されています。

リーディングの傾向と対策について

長文問題は、基本的にどの入試問題でも出題されるので、英語の中で一番重要な要素だとみなす人もいます。しかし対策が難しく、英語の中では一番時間がかかるといわれています。

傾向

前述の通り大問が3つあります。それぞれ約1000語程度の長文で、ほぼ同じ出題のされ方をされることが特徴です。主な出題形式としては「段落の要約」と、「内容の正誤識別」、「語句の言い換え」、「語句の挿入」が挙げられます。段落の要約については、近年どの大問でも必ず出題されています。

読解問題のテーマはヨーロッパの企業や歴史などを扱ったものが多く、例えば「Lego社の沿革と展望」や「ヨーロッパの植民地の歴史」があります。

対策

次に対策を紹介します。ただ読解力を身につけるだけでなく、世界史や国際社会の要素を含んだ長文をより深く理解できるように、知識や教養を身につけましょう。

読解力・速読力を身につけよう

国際教養学部の長文読解は理解するのに時間がかかる内容であり、毎年長文が7つも出題されるので、読解力のみならず速読力も必要です。筆者はとにかく問題・過去問演習を積み重ねることによって鍛えることをおすすめします。まずはそこまで高度な読解力を必要とせず、単語数の少ない問題から解いていきましょう。そしてある程度慣れてきたら、国際教養学部のみならず、他の学部や同じくらいの難易度を誇る慶應義塾大学の過去問にも挑戦してみましょう。他の学部の過去問を解くなら、法学部でも段落の要約問題が出題されるのでおすすめです。

語彙力を身につけよう

国際教養学部の長文は語彙のレベルが高いので、高いレベルの語彙力も必要です。まずは「ターゲット1400」(旺文社)で基礎的な単語を身につけましょう。そして「ターゲット1900」・「英検準一級 でる順パス単」(旺文社)で発展的な単語を学習します。最後に「速読英単語 上級編」(Z会)でよりマイナーな英単語を身につけることをおすすめします。英熟語の対策も不可欠で、「ターゲット1000」(旺文社)がおすすめです。

文法の知識を身につけよう

基本的には長文読解問題ですが、語句の言い換えや挿入は文法の知識が不可欠です。オススメの参考書は「Next Stage」(桐原書店)や「英文法ファイナル問題集 難関大学編」(桐原書店)です。

文脈から単語の意味を推測する力を身につけよう

長文読解では、一般的に使われる単語帳には掲載されていないくらい難しい単語が時々登場します。

筆者のおすすめは、前述の「速読英単語 上級編」(Z会)を使用するか、問題演習を通すなどして、とにかく抽象的な内容の文章に触れることによって、身につけることです。「速読英単語 上級編」(Z会)は単語帳ですが、語彙を身につけるよりも、自分の知らない単語の意味を文脈から推測できる力を身につけられるよう意識されているため、うってつけの参考書です。

世界史の知識を身につけよう

先述の通り、文章のテーマとしてヨーロッパを中心とした海外の社会や歴史が多く登場するので、国際社会に対する教養が不可欠です。歴史を取り扱った文章では、世界史の知識が特に役に立つといわれています。

とにかく過去問に触れよう

国際教養学部の出題形式はかなり独特なので、この形式に慣れる必要があります。少なくとも10年分は解きましょう。

ライティングの傾向と対策について

ライティングは文法の知識、語彙力等総合的な知識を問われているので、念入りな対策が不可欠です。

傾向

前述の通り、近年は提示された問いに対して自分の意見を適切な根拠を示しつつ述べさせる問題と、グラフから読み取れる内容を記述させる問題、最後に提示された長文を日本語で要約させる問題が出題されています。

対策

ここでは対策を解説します。まずは過去問レベルの問題ではなく、簡単な問題から回答して、慣れてきたら過去問に挑戦しましょう。

回答のテンプレートを作っておこう

予めテンプレートを考えておくと、本番時にどういう順番で立論しようか迷わずに回答できるので、時間の大幅な節約につながります。おすすめは「主張→理由→具体例→結論」という順番です。この書き方だと、まとまっていて読みやすい構造の文になります。

過去問を活用しよう

ライティングはとにかく「書く」ことで上達するといわれています。そこで問題の傾向を掴むという意味もかねて、過去問をひたすら解くようにしましょう。少なくとも10年分は解くことをお勧めします。自己採点では限界があるので、学校や家庭教師の先生に添削をお願いしましょう。添削が帰ってきたら何がどう間違えているのかを復習して、次につなげましょう。

スランプに陥った時は

数カ月、数年単位になる長い受験生としての期間ですので、スランプに陥ることもあります。特に自分のように元々まともに勉強したことのない生徒が実力を底上げするタイプの受験だと、ほとんどの場合スランプに陥ることがあります。しかし焦らないでください。必ず対処法があって、本番までに解決できれば何の問題もありません。

基本に立ち戻ろう

まず原点に立ち戻りましょう。自分は英語の長文問題でスランプに陥ったとき、自分が持っている中で一番簡単な問題集を解きました。「英語長文レベル別問題集 5 上級編」(東進ブックス)をもう一回解きなおして、また過去問も志望校のレベル順に挑戦していくと、自然とスランプから解放されます。要するに自分が辿ったルートをもう一回辿り直せばよいのです。

まとめ

今回は早稲田大学国際教養学部の英語について解説しました。

早稲田大学国際教養学部の英語はリーディングの試験とライティングの試験を別々に行うため、単なる文法や長文問題の対策だけでなく、自由英作文も入念に対策する必要があります。

試験問題では英語の知識だけでなく、国際社会や歴史に対する素養や、思考力を問う問題も多く出題されるため、英語の知識や国際的な素養を体系的に身につけましょう。

最後に、「第一志望に合格することは簡単なことではない」とよく言われています。筆者も法学部を第一志望に受験勉強をしていた時は、中々上がらない偏差値や過去問の正答率によく頭を悩ませていました。しかし最後まで地道に過去問演習を積み重ねた結果、本番では今までで一番高い正答率で合格することができました。どうか「地道に頑張る」ことを意識しながら、第一志望への合格をつかみ取ってください。筆者は早稲田で待っています。


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