小学生の夏休みの宿題といえば自由研究。しかし、なかなかテーマが決まらずに苦労しているお子さんや、それを見て心配するご両親も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では少し難しい内容でも頑張ればできる、小学6年生向けの自由研究のテーマをご紹介。テーマの探し方についても解説します。
小学6年生向けにおすすめの自由研究のテーマ
それではまず小学6年生におすすめの自由研究テーマを紹介します。
テーマ① 街のQRコード調査
一つ目のテーマは街のQRコードの調査を行いまとめる実験です。今では様々なお店や施設にQRコードがありますので、読み取ることでどのような情報が表示されるか、どのような行動を促されるかを調べます。
また、インターネットでQRコードの活用事例を調べるのも面白いでしょう。バスや飛行機などでは交通の利便性を高めるために導入されていますし、工場などでは商品在庫の管理に利用されている例もあります。
テーマ② 保護者の仕事について調査
保護者や近親者の仕事内容について調べるのも、良い自由研究のテーマになります。実際に仕事に詳しい親から内容をインタビューしてまとめれば、より具体的な研究結果になるのでおすすめです。
日常業務で良い研究のテーマが見つからない場合には、予定を調整して珍しい業務などを行う時に子供を職場に呼び、見学させるのも良いでしょう。
そして仕事に関してまとめる時には、社会にどのような影響を与えているか、どんな人の役に立っているかも踏まえて調べるのがおすすめです。
また、どのような学校に行って、どんな勉強をすれば就ける仕事なのかも調べまとめられるとより魅力的な調査になります。
テーマ③ ピクトグラムの調査
街中や施設内にある様々な情報、案内などを絵や図形で表した「ピクトグラム」の調査も自由研究におすすめのテーマです。
よくあるお手洗いの人型のピクトグラムをはじめ、海では遊泳禁止のマーク、美術館では撮影禁止のマークなど様々なものがあります。
地域や国によっても特色があり、面白いピクトグラムが沢山ありますので、それぞれの違いを調べてまとめるのも良いでしょう。
テーマ④ 歴史ミステリーの調査
授業で学んだ歴史でさらに興味のある出来事を深掘りし、図書館やインターネット、施設などで調べるのもおすすめです。
「徳川埋蔵金は実在するのか?」や「邪馬台国は本当にあったのか?」など、より探求心が刺激されるような内容にすると、興味を持ちやすいでしょう。
調べる時には図書館だけでなく、郷土資料館や博物館に行くと良いでしょう。また、より深い情報を知りたい場合には、専門で研究している人物や先生などに、インタビュー形式で話を聞くのも効果的です。
テーマ⑤ 昨年あったことの調査
昨年あったニュースや出来事を調べて、自由研究のテーマにするのも良いでしょう。図書館などには過去の新聞がバックナンバーとして残っています。また、インターネットでも過去のニュースが載っている場合があります。
そうした情報を利用して、去年注目されていたニュースを調べ直し、自分の興味のある出来事を学んでまとめるのがおすすめです。
ニュースは様々なものがありますので、オリジナルの年間表などを作り整理して、イラストや写真なども利用しつつ見やすくすると良いでしょう。
テーマ⑥ スーパーの調査
夏休みで田舎などに帰省する場合には、普段行くスーパーと田舎のスーパーでどのような違いがあるか調査する自由研究もあります。
地域ごとに並べられている食品や商品には違いがありますので、生鮮コーナーや特産品コーナーにその地域特有のものがあるか調べてみましょう。
また、普段行くスーパーと同じものがあっても値段が違うケースがあります。そのような値段の差額が、なぜ発生しているのか調べるのも良いでしょう。こちらも特産品や商品の絵や写真を使ってまとめるのがおすすめです。
テーマ⑦ よく飛ぶ紙飛行機の実験
よく飛ぶ紙飛行機の折り方や、どれだけ遠くに飛ばせるかを研究するのもおすすめです。まずは自分が好きな折り方で飛ばしてみて、飛距離などを測定します。測定する時は一回だけでなく複数回飛ばしてみましょう。
その後、インターネットなどでよく飛ぶ紙飛行機の折り方についても調べ、同じように飛んだ距離や高さ、飛び方なども確認します。
先端の折り方や形状、翼の折り方なども変えると飛び方も変わります。また、使用する用紙の材質や投げ方でも飛距離は変わりますので、様々なパターンを検証して表にまとめるのも良いでしょう。
テーマ⑧ ゼリー作りの実験
食べるのが好きなお子さんにはゼリー作りの実験も良いでしょう。ゼリーを固める原料には「寒天」、「ゼラチン」、「アガー」などがありますので、それぞれの原料で作るゼリーに違いがあるのか調べます。
作り方のコツも材料で異なりますので、その点もまとめると良いでしょう。ゼリーを作ったら実際に食べ比べしてみて、色・形、質感や食感なども確認し、違いがあればメモしてみましょう。
その他、食べ物だったら「サイエンススイーツ」と呼ばれる、理科の実験感覚で楽しめるお菓子作りも自由研究におすすめです。
テーマ⑨ お城の調査
歴史や建造物が好きであれば、お城の調査も自由研究に良いでしょう。日本には過去2万以上のお城があり、色々な種類や特徴のお城があったため、自由研究のテーマにはうってつけです。
お城を作った人物や作られた年代、どのような構造でなぜ作られたのか?といったことも調べると面白い研究になります。
住んでいる地域の近くにお城があれば、実際に調査をしに行くのも良いでしょう。門や石垣、天守の形なども写真におさめ、各地にあるお城と比べるのもおすすめです。
テーマ⑩ もし電気が使えなかったら
普段当たり前のように使っている便利な電気が、もし使えなかったらどうなるか?というテーマの自由研究も良いでしょう。まずは普段どのような場所で電気が使われているか調べていきます。
そして電気が使えなくなった時、自分たちの生活や暮らしにどんな影響が出るか、一つ一つ実験して調べてまとめます。
電気が使えず動かなくなったモノの代わりに、どんな代替品があるかなども検証してリストを作成してみても良いでしょう。
探せば実は色々ある!小学6年生の自由研究テーマの探し方!
続いて自由研究のテーマの探し方について説明します。上記のおすすめ以外にも様々なテーマがありますので、オリジナルの自由研究をテーマとしてみるのも良いでしょう。
テーマの探し方や決め方のコツは下記のようなものがあります。
テーマの探し方① 興味のあることを深掘りする
自由研究で何をしていいか分からない時には、好きな事や興味のあることを深掘りするのが良いでしょう。
例えばゲームが好きであれば
・なぜ自分はこのゲームが好きなんだろう?
・映像がキレイだから!
・ゲームの映像ってどんな風に作られているんだろう?
・自由研究のテーマは「ゲームの世界~ゲーム映像の作り方~」にしよう!
といった具合に思考を巡らせることで、テーマを見つけ出す方法もあります。料理や食べ物が好きなら作り方や調理方法について研究をする、動物が好きなら身体の特徴や行動の様子を調べてみるのも良いでしょう。
テーマの探し方② 学校で好きな科目から探す
学校の授業で好きな科目からテーマを探す方法もあります。例えば体育や算数が好きであれば
・体育で走るのが好き!
・もっと早く走る方法ってあるのかな?
・歩幅や歩数を変えて走ったら良くなるかもしれない!
・計算も好きだから、タイムを何回か測って一歩あたりの時間も調べよう!
・自由研究のテーマは「100m走のタイムと歩幅や歩数の関係」にしよう!
といったように深掘りをして、研究テーマにする方法もあります。その他にも、歴史が好きなら当時の文化や慣習を調べてみる、国語が好きなら漢字の成り立ちを調べる、俳句を作るのも良いでしょう。
テーマの探し方③ 工作キットや実験キットから探す
最近では工作キットや実験キットが売られていますので、それを活用して自由研究のテーマにするのも良いでしょう。
例えば「美味しい水について調べる」という研究キットであれば、ガイドブックの他に硬水・軟水判定薬や、カルキ検出薬などがセットで付いてきます。他にも「結晶について調べる」という研究キットであれば、結晶を作るための材料であるミョウバンや尿素も入ったセットがあります。
こうしたキットを活用すれば自由研究も行いやすいでしょう。
また、実験・工作キットは多くの種類がありますので、様々なものを見比べてみて、オリジナルの自由研究テーマの参考にするのも良いでしょう。
まとめ
以上、小学6年生向けのおすすめ自由研究のテーマと、テーマの探し方についてもご紹介しました。なかなかテーマが見つからないと悩むこともありますが、大切なことは子どもが興味のあること、好きなことから探すことです。
そうすれば自主的に調べる意欲も出てきますので、ぜひ本記事を参考に自由研究のテーマを選んでみましょう!
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