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【復習に使える】英語の関係代名詞とは?(主格・目的格・所有格)

【復習に使える】英語の関係代名詞とは?(主格・目的格・所有格) 英語

英語の関係代名詞には多くの種類があり、どのような時にどの関係代名詞を使ってよいのか悩むことも多いのではないでしょうか。

今回は、「関係代名詞の種類と役割」「関係代名詞の特徴」「関係代名詞の訳し方」について、「主格」「目的格」「所有格」を解説していきます。

英文法の中で関係代名詞の違いや使い方がよくわからなかった人も、この記事を読んで少しでも使えるようになるといいですね。

関係代名詞の種類と役割

関係代名詞の種類は大きく分けて3種類あります。
こちらでは、「関係代名詞の種類について」と「関係代名詞とはどのようなものなのか」をご説明します。

関係代名詞の種類

関係代名詞には、主格、目的格、所有格の3種類があります。
それぞれの格の働きは、主格は主語の働き、目的格は目的語の働き、所有格は所有の働きをします。

・主 格:名詞や代名詞を主語(S)とする形 (He, she, itなど)
・目的格:名詞や代名詞を目的語(O)「~を、~に」として使う形 (him, her, itなど)
・所有格:所有の「~の」を表す形 (his, her, itsなど)

関係代名詞の格は先行詞により変わります。

人が先行詞人以外が先行詞人または人以外
主格whowhichthat
目的格who/whomwhichthat
主格whosewhose


※所有格には「that」がないので注意しましょう。

関係代名詞の役割とは

関係代名詞は、接続詞と代名詞の働きがあり「名詞」と「名詞を説明するための節」を結び付けるために使われます。

「名詞+関係代名詞+関係詞節」*

*「節」とは、SVの形になっている単語の塊を指します。

ポイントのおさらい

・関係代名詞には主格、目的格、所有格がある
・「主格」は名詞や代名詞を主語(S)とする形 (He, she, it)
・「目的格」は名詞や代名詞を目的語(O)として使う形 (him, her, it)
・「所有格」は所有の「~の」を表す形 (his, her, its)
・関係代名詞は接続詞と代名詞の働きで「名詞+関係代名詞+関係詞節」

3つの関係代名詞の特徴

今回は、主格、目的格、所有格の3種類の関係代名詞について、それぞれの関係代名詞の特徴を、使い方と共に順番に見ていきましょう。

主格の関係代名詞の特徴

主格の関係代名詞には、人を表す「who」と、人以外のものを表す「which」があります。

I know the woman who lives in London. (私はロンドンに住むその女性を知っている。)

This is a book which arrived yesterday. (これは昨日届いた本だ。)

主格の関係代名詞は、同じ主語を繰り返すことを避け、先行詞と呼ばれる修飾される名詞と、修飾する名詞部分を繋いで、形容詞節を作る役割があります。
主格の関係代名詞のすぐ後ろには、動詞が続きます。
人を表す「who」と、人以外のものを表す「which」は、「that」で置き換え可能です。

目的格の関係代名詞の特徴

目的格の関係代名詞には、人を表す「whom/who」と、人以外のものを表す「which」があります。目的格の「whom」は、「who」よりも改まった状況で使います。口語では「whom」の代わりに「who」を使うことも多いので覚えておきましょう。

次の文を比べてみましょう。

目的格の関係代名詞whom
(a) The girl is my cousin. (その女の子は私のいとこだ。)
(b)We met her in front the station. (私たちは駅前で彼女に会った。)
→The girl whom we met in front of the station is my cousin. (私たちが駅前で会った女の子は私のいとこだ。)

(b)の例文の「her」は目的格の関係代名詞「whom」です。この例文の「whom」は「who」でも置き換えられます。

目的格の関係代名詞which
(a)The watch is very expensive. (その時計はとても高価だ。)
(b)I bought the watch. (私はその時計を買った。)
→The watch which I bought is very expensive. (私が買った時計はとても高価だ。)

目的格の関係代名詞は、関係代名詞のすぐ後に「S + V」がくるという特徴があります。「whom/who」と「which」は、いずれも省略が可能です。
また、関係代名詞の省略が可能であるのも、目的格の関係代名詞の特徴です。

先行詞が人でも人以外でも「that」は使えます。

所有格の関係代名詞の特徴

所有格の関係代名詞「whose」のみで、人と人以外のものの違いはありません。
「~の」という所有を表します。

(a)I have a friend. (私には友達がいる。)
(b)Her eyes are bleu. (彼女の目は青い。)
→I have a friend whose eyes are bleu. (私は目の青い友達がいる。)

所有格の関係代名詞は、「that」が使えないので注意しましょう。また、所有格の関係代名詞は省略ができません。所有格を省略してしまうと、関係代名詞の前後に2つの文章があるようになり、「whose」に続く主語の意味がわからなくなってしまうからです。

次の2つの文を比べてみましょう。
・関係代名詞あり
I have a friend whose cousin is in London.
(私には、いとこがロンドンにいる友人がいる。)
・関係代名詞なし
I have a friend cousin is in London.
(私には友人がいる、いとこがロンドンにいる。)←誰のいとこかわからない

目的格の「which」は意味が通じるため省略できますが、所有格の「whose」は意味の取り違えが起きる可能性があるため、省略できません。

ポイントのおさらい

・主格の関係代名詞は、人を表す「who」と、人以外のものを表す「which」がある
・目的格の関係代名詞には、人を表す「who/whom」と、人以外を表す「which」がある
・所有格の関係代名詞は「whose」のみで「that」は使えない

主格の訳し方

まず、共通の主語を見つけましょう。
関係代名詞の主格を訳す際には、先行詞に「~は」があることを確認しましょう。

次の例文を見て見ましょう。
I know a girl who lives in Canada. (私はカナダに住んでいる女の子を知っている。)

I know a girl. (女の子を知っている。)
She lives in Canada. (女の子はカナダに住んでいる。)

「a girl」(女の子)と「she」(彼女)が共通なので一度「女の子」と訳せば大丈夫です。
関係代名詞の節がどのような女の子か説明しているので、関係代名詞の後ろから先に訳しましょう。

目的格の訳し方

英語の関係代名詞の目的格を見分ける際には、先行詞に「~に、~を」を見つけましょう。

次の例文を見て見ましょう。
The boy whom we met on the way is my brother. (途中で会った男の子は私の弟だ。)

The boy is my brother. (男の子は私の弟だ。)
We met him on the way. (私たちは彼に途中で会った。)

「The boy」(男の子)と「him」(彼に)が共通点です。
関係代名詞の節がどのような男の子か説明しているので、関係代名詞のすぐ後ろから先に訳しましょう。

所有格の訳し方

所有格では、共通の主語はありません。
所有格は「whose」を使います。英語の関係代名詞の所有格は、先行詞に「~の」があるので見分けられます。

次の例文を見てみましょう。

I know a girl whose father is a famous singer. (私は父親が有名な歌手である女の子を知っている。)

I know a girl. (私は女の子を知っている。)
Her father is a famous singer. (彼女のお父さんは有名な歌手だ。)

ここでの共通点は「a girl」(女の子)と「her」(彼女の)です。
女の子が所有しているもの(例文では「彼女のもの」でなく「彼女の父親」)について説明して、関係代名詞のすぐ後ろから先に訳しましょう。

ポイントのおさらい

・主格の関係代名詞は「~は」
・目的格の関係代名詞は「~に、~を」
・所有格の関係代名詞は「~の」
・関係代名詞のすぐ後ろから訳す

まとめ

今回は「関係代名詞の種類と役割」「関係代名詞の特徴」「関係代名詞の訳し方」について、「主格」「目的格」「所有格」の特徴別にご紹介しました。

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