『春期講習中は自宅でどう過ごしたらいいの?』『講習が終わったら、学習をどう進めればいい?』『講習中にどんなことが問題になる?』
本記事は春期講習に対してそのようなお悩みを抱えている方向けに、春期講習中に悩みやすい問題や自宅での過ごし方、終了後の学習アドバイスを紹介します。
春期講習を検討される際の参考にしてください。
春期講習中に起こりやすい困りごとと打開策
特に塾の春期講習は呼び込みのため、無料で実施されることが多い傾向があります。そのため、無料だからお得だという理由で塾を選ぶと「塾に通ったことへの満足感のみ」に留まってしまい、効果が出ないという困りごとが起きる可能性があります。
打開策としては、以下のような目標をお子さまと共有してから参加するようにしましょう。
・講習内容が方針にあっているのか
・春期講習で何を得たいのか
目標や目的から逆算して計画を立てることで、無駄なく学習を進められます。
春期講習中の自宅での過ごし方
春期講習中は自宅で過ごす時間も大切です。たとえば、講習内容が新学年の予習型なら、講習でやった内容の復習をしっかりと行いましょう。講習内容が前学年までの復習型の場合はノートを一冊作り、受講前にテキストを自分で作るなどの工夫が効果的です。
また、春期講習は差し迫って学校の授業やテストがないため、理解したことを体得する機会がありません。そのため、講習中に得た知識を今後どのような場面で活かすのかを考える必要があります。
家庭教師の場合
家庭教師の場合、春期講習では新学年の最初のテストで得点を取ることを目標とし、そのために必要な学習を行います。具体的には、以下の2点に重点をおいて学習します。
①前学年の復習と新学年の予習
②お子さまの学習定着度により、復習と予習の割合が異なるため、事前に復習診断テスト等を実施し、学習の優先順位を明確にする
家庭教師の場合は、個人に合わせた学習プランで講習を進めることが可能です。
塾と家庭教師を併用する場合
塾と家庭教師を併用して春期講習を受講する場合もあるでしょう。その際は、受講前に春期講習のテキストを事前に確認したうえで、お子さまの学習状況に応じて、ポイントになる部分をあらかじめ伝えることが大事です。
イメージとしては、塾でわからなかった問題の見直しや、宿題のフォローを家庭教師で行うという流れになります。また、春期講習で習った範囲のすべてを完璧にする必要はなく、学習を通じて何を残せるかが本質になります。
そのため、学習で得られた先にどのような効果があるのかをお子さまに伝え、春期講習が実りある時間になるようにサポートしましょう。
春期講習終了後の学習アドバイス
せっかく春期講習を受講したのなら、その後の学校生活で学習した内容を活かせるようにしましょう。具体的には、春期講習終了後は春期講習で習った範囲の復習に使います。たとえば、解けなかった問題の再チャレンジや再確認を行うと効果的です。
また、すでに新学期の教科書が配布されている場合の各科目のポイントもご紹介します。
英語 | 新出英単語や英文法の暗記、教科書のQRコードを用いた発生練習 |
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国語 | 教科書本文の読み込みや新出漢字の暗記、意味調べ等 |
数学 | 復習に自信のあるお子さまの場合は予習、復習が不安なお子さまは前学年の復習 |
そのほか、春期講習終了後の学習方法の選び方は、これまでの成績や学習状況を振り返りながら「成果が出なかった原因」を追求することが大切です。振り返りの内容としては、以下があげられます。
・学校の授業の理解が浅い・学校の課題に時間を要する
・何がわからないかがわからない
・学習時間や演習時間が足りない
・やる気が起こらない
・勉強のやり方がわからない
・部活やクラブチーム、習い事が忙しい
・スマホを触ったり、YouTubeを見たり、ゲームをする時間が長い
これらの内、当てはまる原因があれば新学期が始める前に対策を立てましょう。
春期講習を今後の家庭学習に役立てるポイント
春期講習を今後の家庭学習に役立てるポイントは、得た学習内容や知識を整理することです。たとえば、1学期(前期)の中間テストに向けて準備を整えるなど、いまからできることに時間を使いましょう。
具体的には、テキストの解き直しや、理解が浅い学習内容の復習などを行います。あまり意気込み過ぎると長続きしないため、無理のない範囲で継続的に学習することも大切です。
よくある春期講習の塾や家庭教師選びの失敗例
春期講習を選ぶ際によくある失敗例として、以下のようなケースがあげられます。
・春キャンペーンなどで値段も安く、友達に誘われて塾に通ったが予習型の進学塾でむずかし過ぎてついていけない
・家庭教師に依頼したが、高額の教材を購入しないと入会できないと聞いて驚いた
そもそも塾は集客を目的としているところが多いため、比較的安い金額になっている傾向にあります。その場合は大抵、その後の夏期講習が高い金額設定になってます。そのため、春期講習は料金のみで比較することなく、授業内容や通常授業の料金などトータルで判断しましょう。
これは家庭教師の場合も同じで、春期講習は無料、その後の通常授業は高額となっているケースがあります。春期講習選びで失敗しないためには、長期的な目線で塾や家庭教師を選ぶことをおすすめします。
春期講習を新学年の成果につなげよう
春期講習は新学期を迎えるにあたり、前学年の総復習や新学期の予習を行える有意義な学習方法です。春期講習の間、自宅でどう過ごすかも、良い学習サイクルを作るために必要不可欠な要素です。また、春期講習が終わった後も継続して学習を行うようにしましょう。
春期講習は塾や家庭教師などで受講できます。塾の場合は春期講習で失敗する場合もありますが、家庭教師なら自分にあった方法を選択できるため、結果につながりやすいです。
学研では家庭教師によるマンツーマン春期講習を行っています。最新の教育研修や教育情報に基づいた指導による『学研式』春期講習で、お子さまの考える力を伸ばしていきませんか?
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