中高生で「自宅学習で集中できない」「自宅学習で集中力が続かない」とお困りの方は多いのではないでしょうか。
集中できない原因は様々ですが、原因を取り除いて自宅学習の集中力が高まれば、勉強の効率が上がって長期的な勉強量が大きく変わります。
さらに集中して勉強する習慣を積み重ねることで、達成感や自己肯定感の増加にもつながり、受験期の不安に負けない精神的な強さが身につきます。
この記事では、自宅学習で集中する6つのコツをご紹介します。この記事を読めば自宅で勉強時間を有意義に使えるようになり、精神的に成長する機会も増えるでしょう。
自宅学習で集中する6つのコツ
学習スペースの誘惑を排除しよう
集中力が勉強の途中で切れないようにするため、まずは学習スペースとその周辺にある誘惑を排除しましょう。
「スマホ」「ゲーム」「テレビ」「マンガ」「ペット」などの誘惑が近くにあると、思考の妨げになり集中できなくなります。対策としては、学習スペースから目の届くところに誘惑となるものを置かないようにしましょう。また、周囲の雑音が集中の妨げになっている場合には、耳栓をつけて勉強するのもおすすめです。
勉強前に勉強モードへと意識の切り替えをしよう
自宅学習で集中するためには、勉強前に勉強モードへと意識の切り替えをしましょう。
人間が集中状態に入るには時間がかかりますが、勉強モードへ意識の切り替えができないと、雑念が邪魔をして集中状態に入るまでの間に挫折してしまいます。
意識の切り替えをする方法は人によって様々ですが、「目を閉じて瞑想する」「よしやるぞ!と声に出す」「集中力向上のために開発されたヒーリング音楽を聴く」などがおすすめです。
自分に合いそうな切り替え方法を見つけたら、何度も使って習慣づけしましょう。
勉強開始直後は適度な小目標を設定しよう
勉強開始直後は急に難問に取り組まず、適度な小目標を設定しましょう。
問題集を開いてみたが難しすぎて進めない、など勉強が思ったように進まないとストレスを感じて集中力を維持できなくなりますよね。これは、適切な目標設定ができていないことが原因です。
集中状態に入るまでの勉強の序盤は、作業としてこなせるドリル系の宿題や、自分の得意な科目の勉強に充てて、まずは短時間で終わらせる小目標を目指しましょう。小目標をクリアする頃には、集中力が発揮され始めているはずです。
タイマーを用意して25分おきに休憩を取ろう
実は集中力を高めるためには、タイマーなどを利用して25分おきに休憩を取ることも重要です。なぜなら人間が集中し続けていられる時間はたった30分が限界と言われているからです。
集中力に自信がない場合はタイマーを用意し、まずは15分間だけ机に向かってみましょう。15分勉強したら5分休憩というサイクルを続け、慣れてきたら20分間、25分間と勉強時間を延ばすことで自然と集中力が伸びているはずです。
なお、25分勉強したら5分休憩というサイクルを続ける方法を「ポモドーロテクニック」と呼びます。生産性を上げるために有効な方法として世界中で使われている手法なのでぜひ試してみてください。
疲労感や眠気に負けないよう生活リズムを整えよう
どれだけモチベーションが高くても、身体的な限界には勝てません。疲労感や眠気に負けないよう生活リズムを整えましょう。
部活が終わった後、寝不足の時など、身体的に万全ではないために集中力が続かないケースもあります。十分な睡眠時間を確保したり、朝学校に行く前に勉強時間を作ったり工夫することで、身体的な疲れからくる原因を排除できます。
誰かに勉強を見てもらおう
最後にご紹介するコツは誰かに勉強を見てもらうことです。
自分一人では集中して勉強できないとき、隣で誰かに勉強を見てもらうのは極めて有効です。たとえば、家庭教師がやって来ると家の中に勉強するムードができますし、その日の目標設定をしたり、わからない問題が出たときにサポートをしてくれたりします。また、生徒の学習環境の中で集中できない原因を考えたり、集中するためのコツを生徒一人ひとりに合うよう考えてくれたりします。
まとめ
自宅学習で集中するための6つのコツをご紹介しました。「誘惑の排除」「生活リズムを整える」「タイマーを利用する」など自分でできるコツもありますが、「オン・オフの切り替え」「適度な勉強目標の設定」などは少しずつ試行錯誤して自分にあった方法を見つけることが必要です。
家庭教師は様々な家庭の環境を見てきた家庭学習のプロなので、生徒一人ひとりに合ったコツを提案してくれるでしょう。家庭教師をつけてアドバイスを仰ぐことで、自宅でも集中できるようになり、自宅学習の癖がつきやすくなります。
冒頭でも触れたように、集中して勉強する習慣は勉強量や精神力の強さを左右し、将来に大きな影響をもたらすものです。早いうちから家庭教師をつけて自宅学習の集中力を高めれば、受験や将来において大きな一歩を踏み出せることでしょう。
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