中学では、副教科のテスト対策も大変重要です。5教科は得意だけれど、副教科が苦手…という人もいます。特に公立の進学校受験を希望する人は、オール5を目指したいですよね。
そこで、この記事では副教科のテスト対策が重要な理由と、実技のテスト対策について解説します。副教科のテストで高得点を取って内申点をアップさせましょう。
副教科のテスト対策も重要な理由
高校入試では、内申点が重視されます。内申点には、当然副教科の成績が含まれています。5教科の成績がどんなに良くても、副教科の成績が伸び悩むと内申点に大きく影響するのです。
そのため、内申点を重視する公立の進学校を目指す人にとって、副教科のテスト対策は欠かせません。ただ、副教科のテストは、ほとんどの学校で年に1,2回しか行われていません。だからこそ、ここで高得点を取る必要があるのです。
しかし、主要5教科に比べてつい後回しになりがちなのが、「音楽・美術・技術家庭・保健体育」の副教科ではないでしょうか。
内申点アップに!科目別の副教科テスト対策
副教科のテスト対策は、他の教科より早めに取り組むことがポイント。実は、副教科の試験は、ほぼ丸暗記で高得点が取れるのです。主要5教科の勉強時間も確保できます。
4教科もあるため、途方に暮れてしまう人もいるかもしれません。しかし計画的に取り組めば、それほど大変ではないのです。
それでは、副教科それぞれの科目についてテスト対策を解説します。
音楽
もともとピアノやギターなど音楽を習っている人は有利な科目です。しかし習っていない人でも大丈夫。音楽の基本を押さえておくと、楽になります。
楽譜の読み方を覚える
ト音記号やヘ音記号、音符や休符などを理解して覚えます。好きな歌で勉強すると、モチベーションが上がるのでお勧めです。インターネットには無料の楽譜がアップされているので、教科書と照らし合わせながら参考にするといいでしょう。
楽器の名前や演奏スタイル
意外と見落としがちな分野です。見慣れない楽器は必ず名称を押さえておきます。その際は、「この楽器は○○の形に似ている」など記憶に定着しやすいように何かに紐づけをするのもいいでしょう。また、オーケストラにはどのような楽器がいるのか、弦楽四重奏とはどういったものかも知っておきましょう。
有名なクラシック音楽の曲名と作曲家
音楽の教科書に出てくる曲名と作曲家は、暗記しておきます。社会科の覚え方にも共通するところですが、バロック、古典派、ロマン派など時代の流れで覚えておくと便利です。
美術
オリジナルの問題が出ることもあるので、授業中は先生の話をよく聞いてください。先生が話していたところを教科書やノートにメモをしておくことがいいでしょう。美術で押さえておきたいポイントは、色、技法、作品と作家です。
色について
色の三要素や三原色、光の三原色は必ず押さえておきたいポイントです。
技法について
マーブリングや破墨、レリーフなど、絵画や彫刻の技法は重要ポイントです。教科書に出ている技法は覚えておきましょう。
作品と作家
最低でも、美術の教科書に出ている作品と作家は覚えておきたいもの。西洋の絵画や彫刻の作品と作家はもちろん、日本の浮世絵や仏像、建造物、建築様式も重要です。縄文土器や玉虫逗子、正倉院についても確認しておきましょう。
美術史
美術史は、歴史問題とも関わるので社会の勉強にも役立ちます。西洋、アジア、日本それぞれを年表で確認しながら覚えるのがコツです。
技術家庭科
授業や実習内容から出題されます。ワークシートやノートプリントを確認しながら復習してください。技術家庭は、普段の生活に役立つ内容が多いのも特徴です。
技術
生物育成は、実習で得た知識を必ず押さえておきます。電気工作は、電圧や電流、抵抗、電力など計算式は一通り理解しておきましょう。回路図の記号は、意味も説明できるようにするのもポイントです。
情報分野では、パソコンの基礎知識やITの知識が問われます。カタカナ用語が多く、混乱しがちなので注意して覚えましょう。
家庭科
栄養素や料理方法など食生活、衣類や住生活に関わる問題が出ます。覚える用語は意外と多いので、早めに整理しておくことをお勧めします。料理の材料の切り方や、縫い方は写真やイラストでしっかり確認してください。
保健体育
スポーツ競技
ルールをまず覚えましょう。反則の名称も大切です。競技のチーム人数や、ハンドボールなどのコートの大きさなど、正確な数字もポイントになります。陸上のクラウチングスタートなど、動作の名称も押さえましょう。
保健
体のつくりや身体機能の成長・発育などをまとめておきます。精神の発達や心の健康についても確認しておきましょう。
環境問題、病気、飲酒喫煙、薬物など
これらは時事問題とも関連する内容です。新聞を読んだり、ニュースを見たりして知識を深めておきましょう。
授業態度にも注意
テストの点数がよくても、授業態度が悪いと内申点に影響することがあります。どんなに苦手な教科でも、積極的に取り組みましょう。
先生のアドバイスや注意事項は、聞き漏らさないことも大切です。先生が大切だと授業中に話した内容はテスト期間に復習できるようにメモをしっかりと取っておくことをお勧めします。たとえ実技がうまくできなくても、まじめに取り組んでいる姿は、高得点に繋がります。
まとめ
内申点アップのためにも、副教科のテスト対策は欠かせません。早めに勉強に取りかかることと主要5科目とのバランスを考えて勉強することがポイントです。テスト勉強前にしっかりと副教科の学習するタイミング・時間を考えスケジュール作成をすることがなによりも大切になってきます。現実的で実現可能な計画を立てて、それをしっかりと遂行できる人が全科目高得点取ることができるのです。しかし、苦手な科目があると勉強も滞ってしまいます。授業や実習だけでは、わからない内容も出てくるはずです。
そのようなときには、家庭教師を利用するのがお勧めです。家庭教師というと、主要5教科を教えるイメージがありますが、副教科も対応しています。
苦手な科目にも集中して取り組めるのが、家庭教師の大きなメリットです。家に来てくれる家庭教師なら、部活などが忙しい人も効率よく勉強に取り組めます。また、先生が中学生時代に実践していた勉強方法や時間の使い方を聞けるのも大きなポイントです。わからない内容を聞いたり、勉強方法を教えてもらいながら副教科のテスト対策を行って、オール5を目指しましょう。
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