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日能研4年生の対策方法
日能研では、4年生に上がると系統学習が始まります。つまり、今までは「点」で覚えていた知識を、点と点を繋いで「線」にしていく学習がスタートします。
4年生から日能研に通い始めた方は、「そもそも点の知識も身に付いていないのでは…」と不安に感じるのではないでしょうか。
そういったお悩みを解決すべく、こちらのページでは日能研の4年生ではどのようなことを行うのか、どのように対策すべきなのかを解説します。
日能研4年生の特徴
日能研の4年生は、「系統学習」・「学習サイクルの確立」がキーワードとなります。
「系統学習」は、今までバラバラだった知識を結びつけ、暗記から理解へステップアップする段階と捉えることができるでしょう。
また、受験に向けた「学習サイクルを確立すること」も4年生の大きなテーマとなります。
各教科の授業内容
算数:まず少数・分数の計算に取り組み、計算力の向上を目指します。その後、「場合の数」「比例」「速さ」「線分図」「つるかめ算」「集合」「立体」と思考力が求められる単元を学習します。色々な単元を通じて、機械的に四則演算に取り組む段階から、計算の意味を考える段階にステップアップすることを目的としています。
国語:指示語、接続語などの文法の学習からスタートし、文章を正確に読むための知識をインプットします。
その後、物語文・説明文の読解を通して、物語の出来事と登場人物の気持ちの関係性や、説明文の具体と抽象のつながりなどを理解することを目的として学習が進みます。
理科:動物や植物の作り、働きから「同じ部分と違う部分を見つける」、表やグラフから「情報を読み取る」学習を通し、思考力を身につけます。近年の入試傾向として、暗記だけでなく思考力・分析力が必要な問題が増えていることを踏まえて、思考することに重点を置いた学習が展開されます。
社会:地図の読み方や地形、日本の産業などについて学びます。
社会は他教科と比較すると暗記の側面が強いですが、そこの地域で発展している産業と人々のつながりや歴史的背景などを考える力を養う授業が行われます。
テストの種類
「学習力育成テスト(旧カリテ)」
塾内では「カリテ」と呼ばれるもので、2週間に一度のペースで実施されます。
このテストは2週間の学習内容から出題され、主に自身の習熟度を確認するためのものです。
また、後述の公開模試と同じく、クラス分けや席順の判断材料となるため、しっかりと準備をして臨む必要があります。
4年生から塾に通い始めた方は、「テストが終わったと思ったらまた2週間後にテストがある…」という気持ちになるかと思いますが、「授業を受ける→家庭学習→カリテを受ける→テストで間違えたところの復習」というサイクルをいち早く習慣化することが鍵です。
学習力育成テスト対策については、こちらの記事で扱っています。
「全国公開模試」
小学4年生では全10回の公開模試が実施されます。
カリテと異なり出題範囲の指定がなく、今まで学習した全範囲からの出題になるため、対策難易度が高いです。
公開模試で高得点を取るためには、日頃から前述の学習サイクルが習慣化できていることが大切です。
つまり、公開模試のために対策をするというよりは、日々の学習をコツコツ続けていくことが点数アップの鍵となります。
学習力育成テスト対策については、こちらの記事で扱っています。
4年生のうちにやるべきこと
4年生は、発展的・応用的な問題に取り組む5・6年生に備えて、基礎学力の習得・思考や分析への慣れ・学習習慣の確立を図る時期となります。
授業、宿題、テストが増えたことによって不安に思っている方も多いのではないでしょうか。
そこで、4年生のうちにやるべきことをまとめましたので、参考にしてみてください。
基礎学力を身につける
4年生は学力の基盤を作る時期です。
算数の「四則演算」、国語の「漢字」「語句」「ことわざ」などは今後問題に取り組む上で非常に重要です。
これらの定着ができていないと、例えば算数の文章題を読んでも式が立てられない、国語で文章を読んでもわからない漢字や語句が多くて内容が読み取れないなど、必ずどこかでつまずくことになります。
また、基礎知識は付け焼き刃で身に付くものではないので、5・6年生で学び直しをしようと思っても受験本番までに間に合わないケースも多々あります。
したがって、計算や語句をはじめとした基礎知識は、毎日決まった分量をコツコツと取り組むようにすることをオススメします。
学習サイクル・学習習慣を確立する
小学4年生の段階から既に学習週間が身に付いているお子様は多くないと思います。特に、4年生から日能研に通い始めたお子様はなおさらではないでしょうか。
前述の通り、日能研では2週間に一度のペースで育成テストが実施されますが、最初のうちは授業進度の速さや、テストの多さに不安を覚える方も多くいらっしゃると思います。
その場合、まずは育テを中心に学習スケジュールを立てることから始めてみましょう。
「授業を受ける→家庭学習→育テを受ける→テストで間違えたところの復習」というサイクルをいち早く習慣化することが成績向上の鍵となります。この流れを継続し、日々積み重ねていくことが将来の受験に向けての大きな一歩です。
系統学習を通し、思考力を養う
近年の中学受験では、昔と比べ「思考力」が必要とされるようになりました。知識やテクニックだけではなく、自らの力で考えないと解けない問題が出題されます。
思考力を養うためには、常に「なぜ?」を考えることや、物事の関連性を捉えることが重要です。
例えば、「お茶の生産量1位は静岡県」とただ暗記するだけではなく、それはなぜなのかを考え、立地や歴史的背景にまで目を向けることができるかが重要になってきます。
4年生の学習で注意すべきこと
4年生は、基礎知識・学習習慣を身につけることが重要な時期であることはおわかりいただけたかと思います。
だからこそ、4年生のうちに間違った勉強方法を取ってしまうと、今後の学習に大きな影響が出てきます。
4年生の学習で注意すべきことをまとめましたので、参考にしてみてください。
スケジュールを立てずに勉強をしてしまう
驚かれるかもしれませんが、スケジュールを立てずに勉強を進めるお子様は意外と少なくありません。
というのも、日能研ではカリキュラムがあるので、親御さんもそれに安心をして、カリキュラムがあるから大丈夫と考える方が多いのです。
しかし、あくまでもカリキュラムは進め方の大枠であって、詳細な学習のスケジュールとは似て非なるものです。
まずは育テ実施日から逆算し、2週間の学習計画を日割りで立てることをお勧めします。最初はお子様1人では難しいと思いますので、作成については親御様にもご協力いただくことを推奨しております。
テストを受けて満足してしまう
テストを受け終わって安心し、そのまま放置してしまうケースは比較的多くみられます。お子様は特に、「テスト=ゴール」と認識されている方が多いのではないでしょうか。
しかし、育テや公開模試はあくまでも「現在の定着度の確認」が目的です。
もちろん、テストの点数を上げることが目的の1つであることに間違いはないのですが、それよりもテストを振り返り、「自分がどの部分は理解できていて、どこは理解できていないのか」を確認して復習をすることが最優先事項になります。
テストが終わった後は放置せず、必ず解き直しと、できなかった問題の類題に取り組むなどして知識を定着させましょう。
学研の家庭教師が行う、
日能研4年生の対策方法
日能研4年生の特徴と、4年生のうちにやるべきこと・注意すべきことをまとめてきました。
このコラムを読んでいただいている保護者様のご家庭では、
きちんと今回の内容を実行したり、注意することができていますか?学研の家庭教師なら、そのためのサポートができます。
- 家庭学習の習慣を作る
-
学習計画を一緒に考えることで「家庭学習の習慣」を作り、日能研の宿題や復習にしっかりと取り組む生活リズムを確立できます。
- 基礎学力を身につける
-
4年生のうちに漢字の読み書きや計算などの基礎学力をしっかり身につけられる、日能研に適したカリキュラムで進められます。
- どの教科にも通じる
文章読解力を身につける -
「思考力」の土台形成のため、「なぜ?」の着眼点を持って読む訓練を一緒に行い、日能研教材を用いてどの教科にも通じる文章読解力を養うことができます。
- 丸暗記を避け、「理解」を促進し「定着」させる
-
解き方を丸暗記するのではなく柔軟に活用できるよう学習し、解法やパターンを組み合わせなければならない難しい問題にも対応できるようになります。
- 主体的な学習姿勢を身につける
-
塾や家庭教師の指導があるとしても、実際に問題を解き、勉強を進めるのはお子様自身です。生徒自身が考え、解き方に気づく過程を大切にし、「自主学習力」を育みます。
もちろん4年生特有の対策に限らず、
学研の家庭教師では
日能研の普段の授業やテスト全般の
フォローも可能です!
学研の家庭教師の
日能研対策
学研の家庭教師の日能研対策が、
全体的にどのようなことを実施していくのかをお伝えいたします。
まず何を行うか?
学習状況を把握し、学習計画を立てます。
生徒の生活や学習のサイクル、次回テストの出題範囲を踏まえ本人の理解度や得意・苦手意識、これまでの偏差値の推移などをチェックします。
その上で、学習計画を立ててどの日・どの時間に何をやるべきかが見えるようにします。宿題に追われるあまり、わからないところを復習する時間がなくならないように注意します。
普段の学習では何を行うか?
その分野の「理解」を目指します。
テストで結果を出すには、その分野をきちんと理解する必要があります。理解とは、各問題の数字や問い方が変わっても解答できたり、第三者にその問題の解説ができたりするレベルです。このレベルに達するため、たくさん類題を解く訓練をしたり、生徒に説明させる対話形式の指導を行ったりします。
「解答・解説を見てもわからない問題」の解消をします。
普段解いている問題は3種類に分かれます。
①普通に解ける問題
②解答・解説を見たらわかる(=次からは解けるようになる)問題
③解答・解説を見てもわからない問題
勉強しているとこの③の問題に時間が取られ、苛立ちが生まれ、苦手意識や抵抗感が生まれてしまいます。これを家庭教師が一つ一つ解消していきます。
テスト前は何を行うか?
基礎内容を総復習します。
テスト1~2週間前を目安に、日々の学習時間の中に「出題範囲の基礎内容の復習を徹底する時間」を設けます。
例えば、範囲分野の例題と基礎問題をパラパラと見直していき、わからないところや不安なところは解説を一緒に確認して解消していくことで、抜け落ちがないようにします。
テスト後は何を行うか?
不足事項を点検し、学習計画に組み込みます。
まずは各教科の点数や偏差値など、数値の変化をチェックします。その上で、問題の正答率と生徒の出来不出来を見比べて、習得しきれていない分野やその原因を考えます。正答率が高いのに間違えていたところは理解度が不足しているので、なぜ解けなかったのか(どのような学習が不足していたのか)よく考え、普段の学習計画に組み込み解消していきます。
学研の家庭教師では、
日能研生への指導経験豊富な
選りすぐりの講師陣が
お子様の状況に合わせて
最適な指導を行い、
合格へと導きます。
詳しくはぜひお問い合わせ・
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第一志望合格が難しいと感じ、日能研と家庭教師を併用!入試まで残り2ヶ月のラストスパートで桐光学園中学校へ合格!
野口 匠 さん
【合格校】
私立桐光学園中学校、私立浦和実業学園中学校 -
日能研のフォローとして入会しましたが、親子ともども励まされ「学研の時間=楽しい時間」となり、本当に個別学習の良さを実感しました。
神谷 大輔 さん
【合格校】
東洋大学附属姫路中学校 -
僕は3校受験してすべての学校に合格出来ました。家庭教師の先生がいなかったら、絶対に合格出来ていなかったと思います。
山下 勇気 さん
【合格校】
海城中学校、栄東中学校、東邦大学付属東邦中学校
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