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日能研6年生の対策方法
日能研では、6年生に上がると授業カリキュラムに大きな変化があり、これまでなかった特別講義での通塾機会の増加するだけでなく、本科の内容も応用問題中心の実践的なものに変わっていきます。
志望校合格に向けて、残された時間の過ごし方などを意識するようになり、大きな不安を感じてしまう時期となるでしょう。
ここでは、日能研の6年生ではどのようなことを行うのか、どのように対策すべきなのかを徹底解説します。
日能研6年生の特徴
6年生では、受験に向け毎月のペースでクラス分けを行いながら授業が進んでいきます。
また、本科とは別カリキュラムで、日能研入試問題研究特別講座(以下、日特)という、入試問題の傾向別授業が始まります。
まずは、6年生の授業内容および1年間のスケジュール、テストの種類をご紹介します。
各教科の授業内容
算数:前期(7月中旬)ではこれまで習った単元・新しい単元を含めた単元学習が終了します。授業内容も基礎分野の知識がある前提のもと、実際の入試で出題されたような内容を含めた実践的な応用問題が中心になっていきます。後期(夏休み以降)では、過去問対策が始まり、より志望校レベルに合わせてさまざまな問題に触れ、入試に向けた処理能力を磨いていきます。
国語:前期ではさまざまな文章に触れながら、読解力を高め総仕上げを学習していきます。
また、語句や文法なども復習し受験に対する対策を進めていきます。
後期では過去問対策が始まり、志望校レベルに合わせて対策を行い、入試に向けた総合対策を行っていきます。
理科:前期では生物・地学・化学・物理の4つの分野で、入試に必要な分野を学習します。
特に苦手な人が多い、物理分野は他の3分野に比べてコマ数が多くなっています。
後期では理科も同様に過去問対策がメインとなっていきます。
家庭学習ではメモリーチェックを用いて、知識・技術が自分のものになっているかをしっかり確認することが重要です。
社会:前期では地理・歴史・公民の3つの分野に分けて、入試に必要な分野を一通り学習します。
後期では過去問対策が授業のメインとなり、理科同様メモリーチェックでの、知識・技術の習得確認が重要です。
1年間のスケジュール
2月 | 前期日特開始 学習力育成テスト(2回) 実力判定テスト |
---|---|
3月 | 春期講習 学習力育成テスト(3回) 実力判定テスト |
4月 | 春期講習 学習力育成テスト(3回) 実力判定テスト |
5月 | 学習力育成テスト(3回) 志望校選定テスト |
6月 | 学習力育成テスト(3回) 志望校選定テスト |
7月 | 夏期講習 学習力育成テスト(3回) |
8月 | 夏期講習 |
9月 | 後期日特開始 合格判定テスト、合格力実践テスト(2回) |
10月 | 合格判定テスト、合格力実践テスト |
11月 | 合格判定テスト、合格力実践テスト |
12月 | 合格判定テスト(2回)、合格力実践テスト、合格力完成テストファイナル256 |
1月 | 合格力完成テストファイナル256 |
※青文字…塾生用テスト
赤文字…公開模試
日能研入試問題研究特別講座(以下、日特)について
日特では、様々な学校で出題された入試問題を使いながら学んでいきます。
前期後期ともに志望校・偏差値レベルに合わせて3つのクラスで実施されます。
前期日特 期間:2月~7月
マスター選抜日特・・・4科目平均偏差値65以上
マスター日特・・・4科目平均偏差値58以上
アドバンス日特・・・受講基準ナシ
※偏差値目安校の過去問対策です。
後期日特 期間:9月~1月
難関校日特・・・学校ごとに受講基準あり(主に60~68以上が対象)
上位校日特・・・学校ごとに受講基準あり(主に50~60以上が対象)
合格力完成日特・・・受講基準なし
※志望校別での過去問対策です。
日能研6年生のテストの種類
日能研の6年生で行われるテストの種類を紹介します。
「学習力育成テスト(旧カリテ)」
塾内では「カリテ」と呼ばれるもので、2週間に一度のペースで実施されます。
このテストは2週間の学習内容から出題され、主に自身の習熟度を確認するためのものです。
後述の各公開模試と同じく、クラス分けや席順の判断材料となるため、しっかりと準備をして臨む必要があります。
そのため、「授業を受ける→家庭学習→カリテを受ける→テストで間違えたところの復習」というサイクルを早い段階から習慣化しておきましょう。
学習力育成テスト対策については、こちらの記事で扱っています。
「合格判定テスト(全5回)」
全国2万人以上が受験。精度の高いデータからリアルな合格力を把握。大学・中高会場で実施など、入試本番の緊張感も体感できます。
「合格力実践テスト(全5回)」
どんな問題と出会うかわからない入試本番。そのとき自分が持っている知識・技術を総動員し、状況に合わせて自分で答えを生み出すチカラを使ってその場で深く考えていく、より実践的なテストです。
「合格力育成テスト(全7回)」
本科での授業と連動しながら自分の知識・技術を確認していきます。同時に連動していない内容にもチャレンジ。どんな問題にもその場で対応できるチカラを育てていきます。
「合格力完成テストファイナル256」
志望校に合った問題傾向に慣れること、必要な知識を確認することを目的にしたテストです。
これらの全国公開模試対策については、こちらの記事で扱っています。
日能研6年生の学習の進め方
日能研の6年生の学習において最も大事なことは「時間の使い方」を考えていくことです。
夏休みまでの期間を「前半」、夏休み開始以降の期間を「後半」とし、2つの期間に分けて解説します。
前半は、不足を補うための基礎固めを!
6年生の本科の授業では「基礎知識」を理解している前提で授業が進んでいきます。
後半の時期では、クラス別テキストに分かれ、より実践的な内容に入っていくので、「基礎知識」の不足がある場合は最後の埋め合わせ時間となります。
日能研では本科の授業ではなく、家庭学習の中で埋め合わせていく必要があるので、日々のテストや問題演習の中で、なぜ回答できないのかをしっかり見定めていきましょう。
前期日特は過去問対策の貴重な機会ですが、基本的には別校舎受講となることが多く、志望校別ではなく偏差値別での過去問対策のため、場合によっては受講せずに日曜日を基礎固めの時間にしているご家庭も多いです。
自分の状況に合わせて、貴重な時間を有効活用しましょう。
後半は、志望校別にターゲットを絞った実践対策を!
後半では、クラス別テキストを用いて、志望校のレベルに応じてより実践的な内容の対策に移っていきます。
知識・技術・表現をどのように使うかを磨いていくため、知識の再確認などは家庭学習の中で進めていくことが必要です。
理科・社会の項でも登場した「メモリーチェック」での知識の確認、後期日特での志望校別にターゲットを絞った実践対策で合格力の向上を図りましょう。
受験直前期にやるべきこと
一般的に、受験の約1か月前からの期間を受験直前期と呼びます。この期間になると、普段の学習に加えて受験本番を見据えた準備を始めなければいけません。具体的には、受験校の最終決定をしたり、本番を意識して勉強方法を工夫したりする必要があります。
受験校を決定する
多くの場合、第一志望校は早めに決定し、日特などの実践対策に入っているものと思います。
しかし、併願校については、まだ決まっていないことも多いかもしれません。
模試の結果・日能研の面談などを踏まえ、後悔のない受験となるように慎重に決めていきましょう。
近年では、1人あたり平均約5校を受験しており、「挑戦校」「実力相応校」「安全校」「練習校」と、難易度や時期を分けてバランス良く受験するのが一般的です。
また、偏差値だけでなく教育方針や校風も調べておき、入学後にギャップが生まれないようにすることも大切です。インターネットでの情報収集はもちろん、学校説明会なども活用して、お子様が本当に「行きたい」と思える学校を選びましょう。
本番を意識した勉強をする
受験生の中には、「本番に強い子」と「本番に弱い子」がいます。もちろん元々精神的にタフな子は「本番に強い」場合が多いですが、そうでない子でも、できる限り本番を意識した勉強をしておくことで、より強くなっておくことができます。
日特や合格完成テストファイナルなど、試験を通じて場数を踏む機会が多いので、是非試験ごとに本番を意識して受講していきましょう。
また、自身で過去問対策を行う際も試験当日のタイムテーブルに合わせて解いてみるなど、工夫を重ねることも重要な対策です。
しっかりと準備をし、自信をもって入試に臨めるようにしていきましょう。
6年生の学習で注意すべきこと
6年生になると、受験校の決定や試験当日のシミュレーションなど、受験本番に向けて行うべきことが増えてくることがおわかりいただけたと思います。本番が近づき余裕がなくなってくるからこそ、保護者様の接し方には用心が必要です。
6年生の学習で注意すべきことをまとめましたので、参考にしてみてください。
他人の情報に振り回されてしまう
受験勉強をしていると、保護者様はついつい「あの子はクラスが上がったのに、自分の子は上がらなかった…」など、他人と比較して一喜一憂してしまいがちです。日能研では6年生でクラスの変動を伴うテストが頻繁に行われるようになるため、周囲と比べて疲弊したり、様々な情報が飛び交って迷ってしまう場面が多いです。
しかしながら、このように他人の情報に振り回されすぎてしまうのは、基本的に良くありません。
当然ながら受験勉強は自分の学力を上げるものであり、お子様に適した学習方法を見つけるというのが大切なことです。「あの家がこうだからうちも」と、真似をしてお子様に無理をさせる結果になってしまってはいけません。周囲に影響されすぎず、お子様のペースで前に進めるような方法を一緒に考えてあげましょう。
学習環境や生活リズムが乱れてしまう
6年生になると、本科時間の増加や日特での時間の増加などの影響で、塾での学習時間が一気に増えていきます。
これまで以上に課題に追われるなど、時間配分がうまくできずに生活リズムが乱れてしまうことも考えられるので、睡眠時間を削ってしまわないように気を付けましょう。
夜中まで勉強し、翌朝眠いような生活が続くと、授業での集中力も下がりますし、受験本番のコンディションにも影響してしまいます。
親子のコミュニケーションが一方的になってしまう
6年生になり受験が近づくと、日能研も受験ムード一色になり、保護者様も焦りを感じながら過ごすことになります。しかし、一番不安なのはお子様本人だということを忘れてはなりません。
保護者様が不安感のあまり厳しく叱責しすぎてしまったり、先走って学習を管理しすぎたりしてしまうと、お子様は余計に辛くなってしまうかもしれません。大変なときこそ、前向きな言葉でお子様を励まし、できていること・これから頑張るべきことを一緒に考えてあげるなどして、一方的ではなく双方向的なコミュニケーションを心がけましょう。
お子様が本番で全力を尽くせるように、保護者様は心の拠り所として、お子様を支えてあげてください。
学研の家庭教師が行う、
日能研6年生の対策方法
日能研6年生の特徴と、6年生での学習の進め方・保護者の注意点をまとめてきました。
このコラムを読んでいただいている保護者様のご家庭では、
きちんと今回の内容を実行したり、注意することができていますか?学研の家庭教師なら、そのためのサポートができます!
- 基礎内容の確認から、理解できていないところを抽出
-
6年生前半には基礎内容の確認に取り組み、理解が不十分なポイントを漏れなく補強した上で問題演習に臨めるようにします。
- 取り組むべき内容の取捨選択
-
6年生後半から更に忙しくなる日能研で効率よく学習を進めるため、取り組むべき課題の優先順位付けや取捨選択ができます。
- 家庭学習内で入試当日を想定した学習の実施
-
家庭学習でも入試当日を想定した学習をしておくことで、自信や心構えができ、「本番に強い」状態になっておくことができます。
もちろん6年生特有の対策に限らず、
学研の家庭教師では
日能研の普段の授業やテスト全般の
フォローが可能です!
学研の家庭教師の
日能研対策
学研の家庭教師の日能研対策が、
全体的にどのようなことを実施していくのかをお伝えいたします。
まず何を行うか?
学習状況を把握し、学習計画を立てます。
生徒の生活や学習のサイクル、次回テストの出題範囲を踏まえ本人の理解度や得意・苦手意識、これまでの偏差値の推移などをチェックします。
その上で、学習計画を立ててどの日・どの時間に何をやるべきかが見えるようにします。宿題に追われるあまり、わからないところを復習する時間がなくならないように注意します。
普段の学習では何を行うか?
その分野の「理解」を目指します。
テストで結果を出すには、その分野をきちんと理解する必要があります。理解とは、各問題の数字や問い方が変わっても解答できたり、第三者にその問題の解説ができたりするレベルです。このレベルに達するため、たくさん類題を解く訓練をしたり、生徒に説明させる対話形式の指導を行ったりします。
「解答・解説を見てもわからない問題」の解消をします。
普段解いている問題は3種類に分かれます。
①普通に解ける問題
②解答・解説を見たらわかる(=次からは解けるようになる)問題
③解答・解説を見てもわからない問題
勉強しているとこの③の問題に時間が取られ、苛立ちが生まれ、苦手意識や抵抗感が生まれてしまいます。これを家庭教師が一つ一つ解消していきます。
テスト前は何を行うか?
基礎内容を総復習します。
テスト1~2週間前を目安に、日々の学習時間の中に「出題範囲の基礎内容の復習を徹底する時間」を設けます。
例えば、範囲分野の例題と基礎問題をパラパラと見直していき、わからないところや不安なところは解説を一緒に確認して解消していくことで、抜け落ちがないようにします。
テスト後は何を行うか?
不足事項を点検し、学習計画に組み込みます。
まずは各教科の点数や偏差値など、数値の変化をチェックします。その上で、問題の正答率と生徒の出来不出来を見比べて、習得しきれていない分野やその原因を考えます。正答率が高いのに間違えていたところは理解度が不足しているので、なぜ解けなかったのか(どのような学習が不足していたのか)よく考え、普段の学習計画に組み込み解消していきます。
受験直前期は何を行うか?
今までの総復習と志望校対策をします。
今まで学んできた知識や解法をいつでも使えるように総復習を促し、受験問題に落ち着いて対応できるようにしておきます。また、過去問などを使って十分な問題演習をさせるとともに、志望校の出題傾向を抑えられるようにサポートします。
もちろん、自信やモチベーションを最後まで保てるような声掛けを行うなど、精神面のケアにも十分配慮して指導をします。
学研の家庭教師では、
日能研生への指導経験豊富な
選りすぐりの講師陣が
お子様の状況に合わせて
最適な指導を行い、
合格へと導きます。
詳しくはぜひお問い合わせ・
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第一志望合格が難しいと感じ、日能研と家庭教師を併用!入試まで残り2ヶ月のラストスパートで桐光学園中学校へ合格!
野口 匠 さん
【合格校】
私立桐光学園中学校、私立浦和実業学園中学校 -
日能研のフォローとして入会しましたが、親子ともども励まされ「学研の時間=楽しい時間」となり、本当に個別学習の良さを実感しました。
神谷 大輔 さん
【合格校】
東洋大学附属姫路中学校 -
僕は3校受験してすべての学校に合格出来ました。家庭教師の先生がいなかったら、絶対に合格出来ていなかったと思います。
山下 勇気 さん
【合格校】
海城中学校、栄東中学校、東邦大学付属東邦中学校
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