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早稲田アカデミー6年生の対策方法
早稲田アカデミーの6年生になると「志望校に合わせた学力」を身に付けるため1年をかけて総復習を行います。
また、NN志望校別コースで志望個別のコースも始まります。
志望校合格に向けて、残された時間の過ごし方などを意識するようになり、大きな不安を感じてしまう時期となるでしょう。
ここでは、早稲田アカデミーの6年生ではどのようなことを行うのか、どのように対策すべきかを徹底解説します。
早稲田アカデミー6年生の特徴
6年生では、5年生までに習ったことの総復習と、入試に向けてより高度な問題に対応できるようにするための演習を行うカリキュラムになっています。
どの科目も、5年生までの知識がある前提で授業が進んでいくので、気になる単元がある場合は、家庭学習でしっかり学習して授業に臨むことが求められます。
また、別カリキュラムで『NN(何がなんでも)志望校別コース』という、他塾から通う生徒がいるようなコースが開設されています。
まずは、6年生の授業内容および1年間のスケジュール、テストの種類をご紹介します。
各教科の授業内容
算数:前期(2月~7月)では、「文章題」、「図形」、「比・割合」、「速さ」など単元ごとで、5年生までで習った入試で必要な内容を一通り総ざらいして復習を行っていきます。後期(9月~1月)では、「文章題」、「図形」・「数・規則・論理」などの分野に分けて入試に向けてより実践的な内容を演習中心に進めていきます。苦手な単元がある場合は、家庭学習でしっかりと復習して授業に臨むようにしましょう。得意な単元は様々な出題に対応できるように、家庭学習でもいろいろな演習問題に触れてみましょう。
国語:前期では、「物語・小説」、「説明文」、「随筆」など入試レベルの文章に触れながら、文章の読み方や的確に対応できる学力が身につくように進めていきます。後期では、「選択肢問題」や「記述問題」、「抜き出し・空欄補充問題」など問題ごとの対処方法や、「自分の考え」などの表現方法を演習中心に進めていきます。色々な文章に触れることが国語攻略においては重要です。漢字や語彙も単体で覚えるよりも文章の中で覚えていく方が定着しやすいので、苦手な文章でもしっかりと読んでいきましょう。
理科:前期・後期ともに5年生までで習った内容を単元・分野ごとに総ざらいする形式で進んでいきます。前期では、単元ごとに知識の確認・問題への対処方法を学んでいきます。後期では、分野ごとに様々な演習問題を交えて、入試問題への実践力を培う内容で進んでいきます。入試では、ただただ知識の暗記だけでなく、色々な実験手法を用いた問題や日常生活で起こる事象などを元にした形式で出題されることがほとんどです。演習を通じていろいろなパターンでも出題に対応できるように慣れていきましょう。
社会:社会のみ6年生でも新しい単元学習があります。前期では、新しい単元として「現代史」、「公民」分野の学習を行います。後期では、「地理」「歴史」分野の総復習を経て、問題演習へと進んでいきます。公民分野では、まさに今の社会で関わる内容の学習になります。教科書知識だけでなく、新聞やニュースの中にも学習機会が潜んでいるのでアンテナを張り巡らせてみましょう。入試では記述問題や資料読解問題なども出てくるため、知識を覚えるだけではなく、「どんなもの」、「どんな出来事・その後の変化」などを理解していくことも大事になっていきます。単純な言葉の暗記だけでなく、テキストや資料集を用いて、イラストや前後の出来事など関連付けて覚えていきましょう。
1年間のスケジュール
2月 | なし |
---|---|
3月 | 春期講習会 組み分けテスト NN志望校別コース 志望校別オープン模試 |
4月 | 春期講習会 NN志望校別コース(前期)開始 組み分けテスト 合不合判定テスト |
5月 | NN志望校別コース 志望校別オープン模試、ラ・サール中公開実戦統一模試 |
6月 | 組み分けテスト 合不合判定テスト |
7月 | 夏期講習会 NN志望校別コース 志望校別オープン模試、ラ・サール中公開実戦統一模試 |
8月 | 夏期講習会 |
9月 | NN志望校別コース(後期)開始 合不合判定テスト、NN志望校別コース 志望校別オープン模試、筑駒中オープン模試、ラ・サール中公開実戦統一模試 |
10月 | 合不合判定テスト、NN志望校別コース 学校別合格判定模試、ラ・サール中公開実戦統一模試 |
11月 | 合不合判定テスト、NN志望校別コース 志望校別オープン模試、NN志望校別コース 学校別合格判定模試、灘中オープン模試、豊島岡女子中オープン模試、ラ・サール中公開実戦統一模試 |
12月 | 冬期講習会 合不合判定テスト、NN志望校別コース 志望校別オープン模試、NN志望校別コース 学校別合格判定模試、筑駒中オープン模試 |
1月 | 冬期講習会、正月特訓 |
※青文字…塾生用テスト
赤文字…公開模試
※組分けテスト・合不合判定テスト実施週を除き、土曜YT講座が開催されます。
これらの各模試対策については、こちらの記事で扱っています。
NN(何がなんでも)志望校別コース について
早稲田アカデミー6年生での最大の目玉コースになります。
校舎が分かれて、志望校別に特化した対策を行うことが特徴です。
講師もその学校の対策に特化した講師が授業を実施するため、他塾からの受講者も少なからずいます。
基本的には日曜ですが、平日コースやオンラインでの受講も可能です。
開催期間
前期(4月~7月)、後期(9月~1月)
設置クラス
開成クラス、麻布クラス、武蔵クラス、駒場東邦クラス、早稲田クラス、早大学院クラス、慶應義塾普通部クラス
桜蔭クラス、女子学院クラス、雙葉クラス
渋谷幕張クラス、早実クラス
参加資格
NN志望校別コースは、志望校別オープン模試で合格基準点以上の成績を納めて合格となります。
※月を重ねるごとに合格基準が高くなります。
☆内部生対象の「NN難関プログレスコース」もあります。
「組み分けテスト」や「合不合テスト」の結果をもとに入会基準点が設定されます。
早稲田アカデミー6年生の学習の進め方
早稲田アカデミーの6年生の学習において最も大事なことは「時間の使い方」を考えていくことです。
夏休みまでの期間を「前期」、夏休み開始以降の期間を「後期」とし、2つの期間に分けて解説します。
前期は、不足を補うための基礎固めを!
6年生の授業では「基礎知識」を理解している前提で授業が進んでいきます。
後半ではクラスによりスピードや難易度は異なりますが、総じて本格的な演習問題での実践対策を行います。
後期でも同一単元に触れることはありますが、前期の間が知識や方法を確認する最後の復習機会と言っても過言ではないので、苦手な単元や苦手な問題がある場合は、しっかりと復習をして基礎固めを行いましょう。
「組み分けテスト」だけでなく、YT講座の中にある「YTテスト」も苦手を発見・対策するためには重要になります。必ず見直して自分の不足をしっかりと補いましょう。
後期は、志望校別にターゲットを絞った実践対策を!
後期では、クラスによりスピードや難易度は異なりますが、総じて本格的な演習問題での実践対策を行います。
知識・技術・表現をどのように使うかを磨いていくため、知識の再確認などは家庭学習の中で進めていくことが必要です。
また、NN志望校別クラスを受講していない場合は志望校に応じて、対策を始めることが重要です。
過去問をしっかりと解いて対策を行っていきましょう。
志望校がNN志望校別クラスにない場合について
目指す志望校のクラスがある場合は、受講することを推奨しますが、志望校以外の学校をとりあえず受けることは一度考えた方がいいと思います。
NNでは、校舎ごとに分かれて、志望校別に特化した対策を行います。通塾時間が普段の通塾以上にお子様・保護者様の負担となり勉強に支障をきたす可能性があります。
また、他に本命校がある場合は、必ずしも出題傾向が似ているとは言えないこともあるため、志望校以外での受講はじっくり考えて決めましょう。
受験直前期にやるべきこと
一般的に、受験の約1か月前からの期間を受験直前期と呼びます。この期間になると、普段の学習に加えて受験本番を見据えた準備を始めなければいけません。具体的には、受験校の最終決定をしたり、本番を意識して勉強方法を工夫したりする必要があります。
受験校を決定する
多くの場合、第一志望校は早めに決定し、NNなどの実践対策に入っているものと思います。
しかし、併願校については、まだ決まっていないことも多いかもしれません。
模試の結果・日能研の面談などを踏まえ、後悔のない受験となるように慎重に決めていきましょう。
近年では、1人あたり平均約5校を受験しており、「挑戦校」「実力相応校」「安全校」「練習校」と、難易度や時期を分けてバランス良く受験するのが一般的です。
また、偏差値だけでなく教育方針や校風も調べておき、入学後にギャップが生まれないようにすることも大切です。インターネットでの情報収集はもちろん、学校説明会なども活用して、お子様が本当に「行きたい」と思える学校を選びましょう。
本番を意識した勉強をする
受験生の中には、「本番に強い子」と「本番に弱い子」がいます。もちろん元々精神的にタフな子は「本番に強い」場合が多いですが、そうでない子でも、できる限り本番を意識した勉強をしておくことで、より強くなっておくことができます。
日特や合格完成テストファイナルなど、試験を通じて場数を踏む機会が多いので、是非試験ごとに本番を意識して受講していきましょう。
また、自身で過去問対策を行う際も試験当日のタイムテーブルに合わせて解いてみるなど、工夫を重ねることも重要な対策です。
しっかりと準備をし、自信をもって入試に臨めるようにしていきましょう。
6年生の学習で注意すべきこと
6年生になると、受験校の決定や試験当日のシミュレーションなど、受験本番に向けて行うべきことが増えてくることがおわかりいただけたと思います。本番が近づき余裕がなくなってくるからこそ、保護者様の接し方には用心が必要です。
6年生の学習で注意すべきことをまとめましたので、参考にしてみてください。
他人の情報に振り回されてしまう
受験勉強をしていると、保護者様はついつい「あの子はクラスが上がったのに、自分の子は上がらなかった…」など、他人と比較して一喜一憂してしまいがちです。早稲田アカデミーではNNコースに受かった、落ちたなども含め、周囲と比べて疲弊したり、様々な情報が飛び交って迷ってしまう場面が多いです。
しかしながら、このように他人の情報に振り回されすぎてしまうのは、基本的に良くありません。
当然ながら受験勉強は自分の学力を上げるものであり、お子様に適した学習方法を見つけるというのが大切なことです。「あの家がこうだからうちも」と、真似をしてお子様に無理をさせる結果になってしまってはいけません。周囲に影響されすぎず、お子様のペースで前に進めるような方法を一緒に考えてあげましょう。
学習環境や生活リズムが乱れてしまう
6年生になると、土曜のYT講座や日曜のNNクラスもあり、塾での学習時間の増加や、普段とは異なる校舎での授業機会なども出てきます。
これまで以上に課題に追われるなど、時間配分がうまくできずに生活リズムが乱れてしまうことも考えられるので、睡眠時間を削ってしまわないように気を付けましょう。
夜中まで勉強し、翌朝眠いような生活が続くと、授業での集中力も下がりますし、受験本番のコンディションにも影響してしまいます。
親子のコミュニケーションが一方的になってしまう
6年生になり受験が近づくと、周囲も受験ムード一色になり、保護者様も焦りを感じながら過ごすことになります。しかし、一番不安なのはお子様本人だということを忘れてはなりません。
保護者様が不安感のあまり厳しく叱責しすぎてしまったり、先走って学習を管理しすぎたりしてしまうと、お子様は余計に辛くなってしまうかもしれません。大変なときこそ、前向きな言葉でお子様を励まし、できていること・これから頑張るべきことを一緒に考えてあげるなどして、一方的ではなく双方向的なコミュニケーションを心がけましょう。
お子様が本番で全力を尽くせるように、保護者様は心の拠り所として、お子様を支えてあげてください。
学研の家庭教師が行う、
早稲田アカデミー6年生の対策方法
早稲田アカデミー6年生の特徴と、6年生での学習の進め方・保護者の注意点をまとめてきました。
このコラムを読んでいただいている保護者様のご家庭では、
きちんと今回の内容を実行したり、注意することができていますか?学研の家庭教師なら、そのためのサポートができます!
- 基礎内容の確認から、理解できていないところを抽出
-
6年生前半には基礎内容の確認に取り組み、理解が不十分なポイントを漏れなく補強した上で問題演習に臨めるようにします。
- 取り組むべき内容の取捨選択
-
6年生後半から更に忙しくなる早稲田アカデミーで効率よく学習を進めるため、取り組むべき課題の優先順位付けや取捨選択ができます。
- 家庭学習内で入試当日を想定した学習の実施
-
家庭学習でも入試当日を想定した学習をしておくことで、自信や心構えができ、「本番に強い」状態になっておくことができます。
もちろん6年生特有の対策に限らず、
学研の家庭教師では
早稲田アカデミーの普段の授業やテスト全般の
フォローが可能です!
学研の家庭教師の
早稲田アカデミー対策
学研の家庭教師の早稲田アカデミー対策が、
全体的にどのようなことを実施していくのかをお伝えいたします。
まず何を行うか?
学習状況を把握し、学習計画を立てます。
生徒の生活や学習のサイクル、次回テストの出題範囲を踏まえ本人の理解度や得意・苦手意識、これまでの偏差値の推移などをチェックします。
その上で、学習計画を立ててどの日・どの時間に何をやるべきかが見えるようにします。宿題に追われるあまり、わからないところを復習する時間がなくならないように注意します。
普段の学習では何を行うか?
その分野の「理解」を目指します。
テストで結果を出すには、その分野をきちんと理解する必要があります。理解とは、各問題の数字や問い方が変わっても解答できたり、第三者にその問題の解説ができたりするレベルです。このレベルに達するため、たくさん類題を解く訓練をしたり、生徒に説明させる対話形式の指導を行ったりします。
「解答・解説を見てもわからない問題」の解消をします。
普段解いている問題は3種類に分かれます。
①普通に解ける問題
②解答・解説を見たらわかる(=次からは解けるようになる)問題
③解答・解説を見てもわからない問題
勉強しているとこの③の問題に時間が取られ、苛立ちが生まれ、苦手意識や抵抗感が生まれてしまいます。これを家庭教師が一つ一つ解消していきます。
テスト前は何を行うか?
基礎内容を総復習します。
テスト1~2週間前を目安に、日々の学習時間の中に「出題範囲の基礎内容の復習を徹底する時間」を設けます。
例えば、範囲分野の例題と基礎問題をパラパラと見直していき、わからないところや不安なところは解説を一緒に確認して解消していくことで、抜け落ちがないようにします。
テスト後は何を行うか?
不足事項を点検し、学習計画に組み込みます。
まずは各教科の点数や偏差値など、数値の変化をチェックします。その上で、問題の正答率と生徒の出来不出来を見比べて、習得しきれていない分野やその原因を考えます。正答率が高いのに間違えていたところは理解度が不足しているので、なぜ解けなかったのか(どのような学習が不足していたのか)よく考え、普段の学習計画に組み込み解消していきます。
受験直前期は何を行うか?
今までの総復習と志望校対策をします。
今まで学んできた知識や解法をいつでも使えるように総復習を促し、受験問題に落ち着いて対応できるようにしておきます。また、過去問などを使って十分な問題演習をさせるとともに、志望校の出題傾向を抑えられるようにサポートします。
もちろん、自信やモチベーションを最後まで保てるような声掛けを行うなど、精神面のケアにも十分配慮して指導をします。
学研の家庭教師では、
早稲田アカデミー生への指導経験豊富な
選りすぐりの講師陣が
お子様の状況に合わせて
最適な指導を行い、
合格へと導きます。
詳しくはぜひお問い合わせ・
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